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「ナニコレ珍百景」でビックリしたこと

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テレビ朝日の番組、「ナニコレ珍百景」の2009年6月24日放送のもので、イスから転げ落ちるほどビックリしたのは、・・・・

(・・・・たいへん大げさな表現ですが、そもそもこの番組が、たいしてビックリするほどでもない視聴者の投稿内容を、不和雷同というか、「ナニコレ!」と呆れるほど大それた事のように紹介するので、私もそれに習ったまでです。・・・)

・・・ その中のエピソード、他島で開催される運動会のため、島の人々が居なくなるという内容の取材で、バックミュージックにTBSのスポーツテーマが流れていたことです。

TBSのスポーツテーマというのは、ボクシング中継や、プロ野球中継の冒頭にかかるものです。こういうヤツです。

♪ 「タッ、 タッ、 タッ、 タッ、 タータカタッタ、 ター 」

なんと、こいつがテレビ朝日の番組に流れていたんですな。

オイオイ、ディレクターさんよ。ライバル局の専売音楽だよ。いくら12小節まで著作権に問題ないとはいえ、それはないだろう。たぶんアナタは若いんだろうね。そんなことも知らないんだろうね。そして、プロデューサーさんよ。アナタもいい歳して知識が浅いんだネー。社長に怒られるよ。

流すとすれば自分の局のテーマを流してください。

テレビ朝日のスポーツテーマというのは、昔やっていたプロレス中継(たしかジャイアント馬場所属のもの)の時の音楽で、こういうのだったはずだ。

♪ 「ターーンタ、ターーンタ、タンタ、タンタタ、」

・・・・ これを使わなければマズイでしょうよ。

ちなみに他の局のスポーツテーマというと、日本テレビのはちょっと難しいのですが。

♪ 「タッタターーン、タララタッタ、ターーン、タタッタ、ターーン、タタタタッタ、ターーン」です。

さらにNHKのは、これも書くのは難しいのですが、

♪ 「タッ、タリラッ、タリラッ、タ、タタタ、」「タッ、タリラッ、タリラッ、タ、タタタ」「ターター、タッタ、タッタ、ターン」です。

お分かりですかな。みんな今はお亡くなりになった著名な方による作曲です。フジテレビのはどうだったか、私は知りません。

ところで「ナニコレ珍百景」ではムソルグスキーの『展覧会の絵』の「キエフの大門」とチャイコフスキー、ピアノコンチェルト一番の大三楽章フィナーレ部分が「スイッチオン」の部分で毎回使われていますが、たまには違う曲にしてくれませんかね。両曲とも私の大好きな曲なのですが、こうシツコク耳に入るとイヤになります。なにか二人の作曲家にも私自身も侮辱されているような感覚に陥ります。

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大河ドラマはどうしてデジタルシネマカメラを使わないのか

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   ↑ デジタルシネマカメラで撮影された篠田監督の映画。

先日、NHKで白州次郎氏の生涯を扱ったドラマがあった。

私は白州氏という人物にさして興味もなく、親からもらったDNAと財産で自由奔放に生きたエートコのボンボンという評価しかできない。

ということで、ドラマは観なかったが、ほんの1カットだけチャンネル切り替えの途中で目に入ってしまった。

さて、ちょっと観たところ、このドラマ、撮影にデジタルシネマカメラが使われているように見えた。画質はまったくフィルムライクで、深みのある映像であった。そして画面サイズはビスタサイズに近い。これは今の横長テレビではピッタリのサイズということになる。

このデジタルシネマカメラは現代のほとんどの時代劇の撮影に使われている。理由は光と色と影、そして奥行きの調子が、ほぼフィルム撮影に近い効果に仕上げることができるからだ。それが時代劇にマッチしているにほかならない。

たとえば、TBSの「水戸黄門」にはスポンサーの関係からか、パナソニックのVARICAMというデジタルシネマカメラが使われ収録されている。 

このドラマを観ると、VTR収録なのか、フィルム撮影なのか判断しにくい微妙な画質となっていて面白いが、どういう意図でそうしているのか不明だ。これは調整すればもっとフィルム調の画質にできるはずだ。

10年ほど前だったろうか。この「水戸黄門」を観ていて驚いた。なんと永年観てきたフィルム撮影の映像が、いきなりVTR収録になっていたからだ。

いや、酷い番組になっていた。今までの味のある画質の時代劇がまるで、ロケ現場か、撮影所で見学しているようなウスッペラな画面になってしまっていた。

VTR映像の、ほとんど肉眼に近い生映像では、チャンチャンという刀の効果音やバサッという人が切られる効果音がものすごくウソクサク、シラケテ聞こえた。

おまけにセットがひどくチープに見えることはなはだしかった。(つまり太秦撮影所を歩いて、セットを見学しているようなときの「なーんだこんな簡単なものだったの」という感じに近い)

私はよっぽど、この番組のプロデューサーに抗議しようかと思ったが、ほどなくして番組はVTR収録を止め、デジタルシネマカメラで収録されるようになり、画質はフィルム撮影とはいかないまでも、ある程度改善された。たぶん、私と同じ思いの人がいて、だいぶ抗議が来たからに違いない。

ということで、私は時代劇をVTRで収録することには以前から反対しているし、そういう番組は嫌悪しているが、NHKはなぜか、頑なに大河ドラマでは生のVTR映像を使い続けている。

これはたぶん、NHK内部で制作される番組であるか、下請けの制作会社で作られるかの違いによるものだろう。そして大河ドラマはNHK局内での制作なのではないだろうか。

つまりデジタルシネマカメラという高価なシステムは、シブチンのNHK内部ではまだ導入できないのかもしれない。

もちろん、VTR映像嫌いの私は、大河ドラマなど、中学生時代に「勝海舟」を観たきり、今まで一回たりとも、まともに観たことが無い。

もしデジタルシネマカメラで収録され、かつ、昔の「市川昆劇場」や「木下恵介劇場」のように著名監督が替わりばんこで演出するのであれば観てもよいと思っている。

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パイロテクニック

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↑ (サンダース軍曹のトミーガン)

日本の映画のパイロテクニシャンのお宅で火災が発生し、ご本人は大怪我、そして家族の方も命を落とされたことには誠にお悔やみ申し上げます。

この被害に遭われたパイロテクニシャン氏のことを言っているのではないが、私の過去の経験では、日本国内で撮影された映画の中でのパイロテクニックでは、欧米、香港・韓国映画より優れている、迫力があると感じたことは一度も無い。

例えば銃にしても、使用している撮影用ガンは本モノではない。つまり、俳優さんが手に持ってもズシッとした重さを映像から感じられない。発砲シーンでは発射の反動を感じられない。銃口から発射されるガスの衝撃波は感じられない。それら物理的迫力を一切感じたことはない。

ヤクザ映画では、チンピラがヘッピリ越しで拳銃を構え、引き金を引くと大げさに発砲の反動アクションを芝居で表現して、逆に失笑したものである。

また、黒澤の「影武者」でも、映像的には魅力のある火縄銃の一斉射撃の望遠ショットでも、銃口の火炎ガスが威力が無く、大変残念なシーンとなった。

結局、それらの三つの物理的要素のうち、ズシッとした重さと発射の反動だけは俳優さんの演技に任せられてしまうのだが、どうあがいても、絶対に本モノに見えない。ウソくさいのだ。 

つまり日本国内の撮影においては、法律の制限により、いかなる優れたパイロテクニシャンがどのように工夫しても、本モノのガンで空砲を使ったものには及ばないということだ。

と、偉そうなことを書いてしまったが、撮影用のガン、ステージガンと言うのだろうか、本場のアメリカではどういう仕掛けになっているのだろうか。

かって、北野タケシがアメリカで映画の撮影をした現場映像を観たことがあるが、拳銃発砲の撮影では、厳重に施錠された武器保管庫から本モノを取り出し、空砲をつめ、パイロテクニシャン(ガンテクニシャン?)が撮影寸前に空砲であることを再確認した後、テークが行われた。つまりやっぱり本モノの銃が使われている。 タケシはテーク終了後、その反動と迫力にビビッていた。

しかし、ある戦争映画の撮影風景では、恐らく7.7ミリ機銃は何かガスの火炎を使ったようなフェイクのガンが使われていた。それでも音と反動はかなりのものだった。 つまり本場アメリカ映画でもニセモノのガンはあるのだ。それでも日本の映画のものよりは迫力があった。

ところで、テレビ「コンバット」を観ていて、前から気が付いていたのだが、良く見ると、使われているガンの銃口の中にさらに細いノズルと小さな穴がある。絶対に戦場で使われている銃と同じではない。

つまり、あれが撮影用のステージガンなのではないだろうか。

私の推測するのに、本モノの銃に空砲を使うと、銃口から放射される火炎がフィルムに良く映らないのかもしれない。また発射される弾丸が無いので、反動が少なくアクションが地味になるのかもしれない。

追記: 空砲だと反動が少なく、弾の自動装填が作動しないという理由による。

そのため、この「コンバット」撮影用ガンは、ガス噴射のノズルを銃口より小さくさせることにより、空砲のガスを勢い良く噴射させ、発光させ、さらに反動を大きくさせるという工夫がしてあるのではないだろうか。

もしそうだとしたら、改めてアチラの撮影テクニックの表現とパイロテクニックの技法に感嘆してしまう。

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「へんな体験記」のなぞ

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テックス・エィブリーのことを古くは「カフカを読んだディズニー」といい、近年は「笑いのテロリスト」というらしい。

フレッド・クインビー制作・エィブリー監督のアニメは私の子供のころテレビ放映が始まり、「トムとジェリー」とともにあらゆる世代でお馴染みである。

その作品の一つに1951年制作の「へんな体験記」・原題「SYMPHONY IN SLANG」がある。

これが永年、ナゾの作品であった。当時のアメリカのスラングをそのまま鵜呑みにして映像にしているのだが、そもそも無理な日本語吹き替えのため言語のニュアンスが分からない。

かねてから英語の字幕スーパーがあれば、あるいは原語で観ることができればと願っていたが、検索するとすぐ見つかった。以下が原語の映像。

http://www.dailymotion.com/video/x45xby_mgm-cartoon-symphony-in-slang-1951_shortfilms

この中のスラングでひとつだけ分かっていたのは、ドシャ降りの雨の表現を犬と猫が降ってくるというもので、以前職場にいたアメリカ人に聞いたものだ。

その時、もっとこのアニメのスラングについて映像を見せながら教えてもらえば良かったと悔やんでいる。

そして、この原語のスラングを詳細に分析したサイトを見つけた。

http://homepage3.nifty.com/elevator/cartoon/symphony-t.html

これには感服いたします。永年のナゾがこれ分かりました。

英語の表現でも日本語と共通のものがあるのは、やっぱり言葉は違っても同じ人間、同じ人情ということか。

「彼女に背中を向けられた」、「金を湯水のように使った」、「体が燃えた」「真っ青になり目の前が真っ暗になった」などは日本語と同じだ。

「猫にベロを取られた」・・・しゃべれなくなったというのがあるのは、アメリカでも猫を使った表現が多いのだろう。日本では猫がついたものは「どろぼう猫」などロクな言葉ではないが、アメリカでも同様らしい。

なお、以下は日本語版の映像。台本作家の苦悩がよく分かる。

http://jp.youtube.com/watch?v=C0FN3oE9bw0

私も生まれつき「せこいガキ」だった。

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「素晴らしき日曜日」のナゾ

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黒澤監督の「素晴らしき日曜日」は1947年、昭和22年6月封切の映画である。

35円という予算で、日曜日に恋人同士がデートする話であるが、前々から疑問に感じていたことがあるので、ちょっと調べて推理してみた。

その疑問とは、35円という価値と二人の移動距離である。

35円という価値がサッパリ見当がつかないので、当時の物価、収入で推測すると。

・労働者の平均月収・・・1950円、教員の初任給・・・2000円、

・山手線初乗り・・・50銭、米10キロ・・・150円

・駅弁・・・5円、 銭湯・・・2円から3円に値上げ

これを考慮すると35円というのは、現在の3500円くらいと単純に計算する。

中北千枝子(昌子)と沼崎勲(雄造)・・・・二人の役名は、映画の中では一瞬しか語られてなく、観客には分かりにくい。・・・・は、ある駅で落ち合うが、その駅名がよく分からない。ホームでのアナウンスを聞くと、ボンヤりと「オワトミナミ」と私には聞こえるが、こんな雰囲気に聞こえる駅名が東京にはあるだろうか。

これは多分、出発点をわざとアヤフヤにしたものと思う。駅のホームでの撮影は、いろいろ制限があり、撮影しにくいので、たまたまフイルムライブラリーにあるものを使ったのではないだろうか。そしてその駅がどこか分からなかった可能性がある。そこで駅名をボカシタのだ。

さて、二人はまず最初、振興住宅のモデルハウスに行く。10万円という価格の住宅は新宿1丁目に建つらしいのだが、このモデルハウスの場所は分からない。

10万円の家も、とうてい望み薄いと思い、次ぎに二人は6畳一間の間借りを見に行くが、ここで二人合わせた月収が明らかになる。

それは1200円だ。今だと12万円、ずいぶんと安い。

この間借り(日光が当たらず、窓を開けると隣の工場の便所が見え、発疹チフスが発生しそうな部屋)の賃貸料は月600円で、権利金2000円必要となる。

この費用すら二人には捻出できない。

次ぎのシーン。子供たちと野球をして、ファウルボールが中村是好演ずる饅頭屋に飛び込み、饅頭三つを弁償するハメとなるが、饅頭一個オマケしてもらい、ここで10円支出となる。

この饅頭がベラボーに高い。今なら一個500円というところか。当時は砂糖が統制されており、入手は困難だと思われ、代用のサッカリンなどが一般に使われていた。甘いものに飢えていた時代であるが、この饅頭はほんとうの砂糖を使っていたのでこの値段なのかもしれない。同年封切の小津作品「長屋紳士録」には、どら焼きを食べるシーンがあり、砂糖を使った本モノであると思わせるセリフを発している。

---- ここまではナゾの駅「オワトミナミ」での話し ----

さて、二人は西銀座(友人の名刺で場所が判明)のキャバレー「ドラム」に行く。当然電車に乗ったであろう。電車賃2円くらいは使ったと思う。

残り23円。

その後、空き地でオムスビとタクアンの昼食をとり、子供(フロージ・・・漢字変換できないので、既に死語になっているか)にもオムスビを一個与えるのだが、なんとこの子供は10円札を何枚か持っている。

----- ここまでは西銀座での話し -----

子供の存在に打ちひしがれた二人は気分改め、動物園へと向うがそこは上野だろうか。そうすると銀座から電車賃を2円ほど使う。そして入園料二人で2円。

残り19円。

----- ここまでは上野動物での話し -----

動物園の後、二人は東京公会堂での「未完成」(黒川今朝夫指揮、帝都交響楽団)演奏会に行く。ここは日比谷公会堂のことと仮定すると、そこまでの電車賃が2円。 入場料はB席10円。今なら1000円というところか。大変良心的な値段。もっともヨーロッパでは学生用にこれくらいの入場料のところがある。

ここで演奏会のポスターを見ると、日付が昭和22年2月16日となっていて、暦では確かに日曜日である。脚本にウソはない。

しかし、堺左千夫のダフ屋にキップを握られ、入場を断念。

ところが残り17円のままでは10円の入場料2枚は買えない。もう赤字になっている。

そこで、昌子の言った言葉を思い出す。「私、20円ちょっとあるわ」・・・そのちょっとを5円と仮定しプラスすると・・・

残り22円。

------ ここまでは日比谷の話 ----

どん底の気分となった二人は雄造の下宿に行く。ここがどこか分からない。仮に品川あたりとすると、ここまで、電車賃2円。そして近所のミルクホールで5円と思って注文したコーヒーが薄いミルクコーヒー10円になっていて、お菓子の5円と合わせ、二人で30円になっていた。

この値段は高すぎる。今なら3000円である。あのウエハースのようなお菓子が5円というのもひどい。ここでは有り金のすべて20円払う。残金は翌日の払いとして、ここで10円の赤字発生。

これで今日の残りゼロ。

------- ここまでは雄造の下宿、品川の話 ----

ここで予算がつきた。雄造の下宿には多少、ヘソクリがあるかもしれない。

その後、焼け跡で、空想喫茶店ごっこ、どこかの公園でブランコ遊びをするのだが、いつまのにか野外音楽堂に来ている。ここはやはり日比谷ということだとすると、品川から有楽町まで、電車賃2円

雄造は「未完成」を指揮し、駅で二人は解散。帰りの電車賃は二人で3円はいるだろう。雄造は昌子をホームで見送った後、別方向の電車で帰宅するのかもしれない。

つまりこの日のデートは合計15円の赤字ということになる。

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好きなCM・「スズキパレット」

スズキ・パレットのホームページ

http://www.suzuki.co.jp/dom4/senden/index.htm

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視聴者のテレビコマーシャルの好感度ナンバー1・2に、トミー・リー・ジョーンズのBOSSとソフトバンクのホワイト犬編が選ばれたそうですが、私の好きなコマーシャルはスズキ・バレットのチャップリン編です。

なぜ好きかというと、チャップリン演ずる人物(映画の中での彼の役名はなんだったか記憶にない)を観ると心理的に落ち着くからです。

彼は少なくともスクリーン上では、絶対悪い人ではない。

しかし、トミー・リー・ジョーンズの宇宙人は地球人を調査しに来ているのだが、ひょっとして侵略の準備をしているかもしれない。イイヤツという保障はないのです。

またソフトバンクのワンちゃんも、以前は星一徹の声、加藤精三氏が吹き替えていて、あの声で、犬なんぞにガンコ親父の声で怒鳴られているのは、あまりいい気分ではなかったですね。

だからやっぱりチャップリンのほうが安心なのです。

それにしても日本ほどチャップリンを愛している国はないのではないか。これはひとえに淀川長治さんの名解説の影響だと思います。 淀川さん本人が、およそ日本人に嫌われていないということもあり、結局、彼の話術によりチャップリンにも好感をもってしまうのです。淀川さんに洗脳されているのです。

しかし、彼は外国では結構嫌われているところもあるのではないでしょうか。また、あの押し売りのペーソスがイヤだという人は日本人にもいるかもしれません。プライベートでは女性関係など、ちょっとエキセントリックな人だったので。

とはいえ、あのスズギのコマーシャルは一番好きです。

でも、またチャップリンをコマーシャルに引っ張り出してきたと、逆に不快に感ずる方もいるでしょうね。

あのCMの音楽は、「そりすべり」や「トランペット吹きの休日」、「タイプライター」のルロイ・アンダーソンで、弦楽器をつかったライトでリズムカルな曲は明るいですね、しかもノイジーではありません。音量も控えめに感じます。

それに、このCMは、その高感度のベスト20にも入っておらず、ヘソ曲がりのアマノジャクである私は、ますます気に入っているのです。

反対に嫌いなコマーシャルというと、某結婚式場のCMで、「ただ・ただ大好き抱きしめたい」と歌を繰り返し、エレキをぞんざいにジャンジャンと弾いている女性のもので、画面の構図も不安定で、下手な歌を繰り返すことが耳障りでウルサク、大変私のカンに障ります。 

このコマーシャルだけは、いつもリモコンのミュートのボタンを押してしまいます。

・・・ただし、中部地方のみのCMかもしれません。

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CMまたぎ撃退法、3倍モードの使い方

10年くらい前からであろうか、民放テレビでは、バラエティ番組などの、合間のコマーシャルの後に、その前の同じシーンをクドクドと流すようになった。

どこかの放送局が始めると、右へ習えでサルまね癖が始まる。民放各局が、この「CMまたぎ」とやらをするようになった。

1時間の番組なら、コマーシャルを抜いた本編は40分程度の尺であろうが、このCMまたぎを入れるようになってから、重複部分をカットすれば、さらに5分は短く出来ているだろう。 それだけ経費削減でヨカッタヨカッタということだろうが、観ているコチラは実にジレッタイ。悔しい。

民放局の姑息な手段はこればかりではない。

「このあとスグ」。と面白そうな次のコーナーの予告をしながら、別のニュース、天気予報や占いをはさみ、さらにコマーシャルを入れ、ジラシにジラシ、チャンネル替えを阻止しようとする。

民放の言う「スグ」というのは、およそ10分後のことだと思えばよい。

人生の残りの時間も少なくなってきて、こんなことで時間のムダをすることは避けたい。

そこで、それに対抗すべく、番組をすべて3倍モードで録画(いまだにVHS使用)してから観ることにしている。

3倍モードにすると、画質、音質は確実に落ちるが、どうせ今の民放の番組は、たいてい、それにこだわるほど良質のプログラムはない。まあ、観てみるか、というものばかりだ。(それも時間のムダ使いかもしれないが)

その録画した番組は、当然コマーシャルは早送りする。

これが実に気持ちがいい。サーッと飛ばせる。面白いコマーシャルがあれば再生して観ればよい。

3倍モードであるから、速い。 やがて、CMまたぎの部分にさしかかる。

そこで、再生のボタンを押すのだが、人間には知覚してから行動を起こすのに時間がかかるという、如何ともしがたい生理現象がある。 これは、丁度、自動車の急ブレーキを踏む時の状況と似ている。ブレーキがかかるまで、空走距離が発生する。

ビデオのリモコン操作でも同様で、「ここだ」と判断し、ボタンを押しても、3倍のテープ速度では、操作に空走時間が発生して、再生がかなり遅れるのだ。

すると、丁度、このCMまたぎの部分も飛ばされ、再生画面になる頃には、次の新しいシーンから見ることができるのだ。

これで、同じシーンをクドクド観なくてすむ。

1時間の番組なら、およそ35分で観られる。

民放の担当者のみなさん。どうだ。ザマーミヤガレ。

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「悪名」の田中監督逝く

悪名 悪名
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田中徳三監督が亡くなった。87歳であった。

昭和30年代から40年代にかけて、大映のプログラムの3本に1本は、田中監督が演出したのではないだろうか。

私も、およそ20年くらい前から、レンタルビデオにて、氏の映画を楽しませて頂いた。

主に、「座頭市」、「悪名」、「兵隊やくざ」の勝新ものである。

「眠狂四郎」は観ていないが、食わず嫌いというか、侍のエリートみたいで、なんとなく気に食わないからである。

今回、「悪名」、「続・悪名」を改めて観た。

田中監督の演出にケチをつけるところが見当らない。

あるとすれば、朝吉が、着物の下からピストルに偽せた格好をする場面で、あんなことで、騙せる訳がないことだが、これは脚本の甘さであろう。

撮影は二本とも宮川一夫で、いつも斬新なテクニックを披露してくれる。

改めて気がついたのは、画面の中に黒枠を用い、意識的なズーム効果を揚げていることだ。それは、窓枠の影であったり、襖の裏側であったりする。画面の50パーセントは真っ黒な影である。

モートルの貞が刺客に襲われる雨のシーンは有名だが、上から真下にカメラを向けて撮影し、すばらしい効果を出している。 

あれはロケーションに行く暇とセットを組む予算が無く、大映の撮影所内の通路で撮影されたもの。 そのため、町並みのセットは無く、景観を省く必要があり、真上から撮ったのだ。 

人間、せっぱつまった時ほど、いいアイデアが出る。

田宮二郎のパンチのある芝居にはいつも関心する。

また、ゲスト陣の大物俳優、浪速千栄子や雁次郎の芝居も見ものだ。

今、お元気なのは、中村玉緒、水谷良重と須賀不二男さんくらいだろうか。

追記:須賀不二男さんは98年に亡くなられていた。合掌

藤原礼子さんは、好きな女優さんであったが、数年前に亡くなった。

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「コンバット」のことなど

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アメリカのテレビ番組「コンバット」が日本で放映されたのは、私の6歳ごろであった。

水曜の夜8時だったと記憶している。スポンサーは大正製薬である。コマーシャルには乙羽信子のパブロンや王選手のリポビタンDがあった。

オヤジ(もちろん従軍経験者)が好きだったので、自然に私も観ていたのである。

子供にはバトルシーンが面白くて、夢中になった。

特にサンダース軍曹のトミーガン(トンプソンサブマシンガン)にはあこがれた。

サンダース自身も、怖いおじさんだけど、頼りになる人だなと感じていた。

また、時々使われる電話の受話器のような無線機もかっこよかった。

(コールサインの「ホワイトロック」はホワイトルークの言い間違い。)

トミーガンが不思議だった。 なぜサンダースだけ機関銃を持っているのだろうか。 ヘンリー少尉だって小銃(M1カービン)ではないか。 みんな持っていれば、銃撃戦は圧倒的に有利ではないか。

あれは、たぶん演出上のもので、襲撃シーンをハデに見せるための道具だと、長い間思っていた。

ところが、最近「プライベートライアン」を観ていると、トム・ハンクスも使っているではないか。 調べたところ、当時アメリカ軍はトミーガンも兵士に支給していたということである。 つまり、実際に戦場で使われていたのだ。

ただし、数は少なく、所持する兵は僅かだった。 ということだったらしいが、それにしてはサンダースはトミーガンを失くしたり、壊したしたりする話が幾つかある。 始末書ものだろう。

ところで、トミーガンというのは、ライフル(自動小銃)と違い、弾は拳銃のものを使う。従って、殺傷能力、射程距離はライフルの比ではない。

リトルジョン、ケイリー(ケイジ)の持っているガーラント自動小銃は、弾倉は8発しか入らないが、射程距離は1000メートル近いし、1発当たれば反撃不可能なダメージを与えることができる。

しかし、トミーガンは弾倉に20発(30発入りもある。)入るが、威力のない拳銃弾では、射程距離はせいぜい50メートルであり、敵に2.3発当たっても反撃されることがあるのだ。

だから、必ずしもサンダースだけが、戦場で有利とは言えないのである。

さて、カービーの持っている銃が問題だ。 これも長い間不思議であった。

どうやら1発ずつ撃つ自動小銃とは違うらしい。明らかに弾は、ダン・ダン・ダンと連続に発射されている。

これも調べてみるとブローニング・オートマチックライフルというやつだった。

つまり完全な機関銃である。 自動小銃と同じ弾を連続発射できるものだ。

弾倉には20発入っている。 なんでも1小隊に一丁支給されたということだ。

カービーの台詞に「このブローニングを扱えるのはオレしかいねー」というのがあった。 重量は8キロもあり、屈強な兵士だけに与えられたそうである。

当時、自動小銃を全兵士が所持しているのは、アメリカ軍だけであり、さらに、このオートマチックライフルの存在は、たとえ一丁でも小隊にとっては鬼に金棒だった。

尚、ドイツ軍もサブマシンガンは所持しているが、歩兵の小銃は、基本的にボルトアクションのもので、日本軍と変わりが無い。つまり一発撃つごとに薬莢をガチャンコと出さなければならないものだった。しかもカートリッジには5発しか弾が入らない。

アメリカ軍がいかにゼイタクな軍隊だったかが分かる。

「コンバット」には、今ではアット驚くゲストが出演している。

私の記憶では、 リー・マービン、

ジェームズ・コバーン、 ロバート・デュバル、

テリー・サバラス、 チャールズ・ブロンソン、

がいた。

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巨泉・前武ゲバゲバ90分 の頃

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テレビ東京の番組、「ポチタマ・・・」のダイスケ君コーナーで流れる音楽は、1969年ごろ放送していた、日本テレビ「巨泉・前武ゲバゲバ90分」で使われていた音楽である。

また、グッさんの出る、発泡酒のコマーシャルにも、この番組のテーマが流れている。

この番組はあの当時の売れっ子の放送作家、コント作家たちのアイデアを総動員して作られた、ショート・ショート的ギャグ番組である。

あのころ私は小学生5.6年であって、どちらかというと、大人向けの、この番組を親の目を盗んで観ていた。

もちろん楽しかったからである。スポンサーはたしかホンダがあったと記憶している。

コントは短く、数分で終わるのだが、同じテーマで違ったギャグを繰り返し、しかも時間をずらしてフェイントを掛けて流されるので、飽きず、おもしろかった。

コントの内容はギャグの定石に従ったもので、例えば

もしも・・・・だったら。 とか、一定のテーマをつけたもの、星新一的なもの、筒井康隆的なものであった。ちょっとSFっぽかったのである。

そのショートコントの数々を、今の「だいすけ君」で流れる、楽しく軽やかで、リズムカルなミュージックで、延々と見せてくれた。 パーカッションや金などの打楽器の音が面白さを強調した。

出演者は、 司会の巨泉と前田武彦、

それに、宍戸錠、小松方正、萩本欽一、坂上二郎、大辻司郎、谷隼人、それに左ト全なども飄々とスタジオにいた。

女性では、ジュディ・オング、小川知子、松岡きっこ、伊丹十三の奥さん(名前忘れた)などであった。

極め付けはハナ肇で、コントの合間や、コマーシャルの合間に突如現れ、今はなつかしいヒッピーの格好で、ソニーの10インチのポータブルテレビを観ながら、

「あっと驚くタメゴ~ローー、何?」と言って出てきたことである。

また、この番組には、虫プロが協力していて、ケッサクなショートアニメを合成させて見せてくれた。

当時、斬新な手法としては、放送時間が終了し、スポンサーのエンドクレジットが出て、そのラストコマーシャルが流れた後にもコントが一本あり、さらに「あっと驚く・・・」があることで、最後の最後まで、視聴者を引きつける、心にくいテクニックを使っていたことである。

今や、映画ではお馴染みの方法だが、テレビではおそらく初ではないだろうか。

この番組は、私だけでなく、クラスメートも大勢観ていて、翌日の休み時間には、よく友達と、昨夜のコントの復習をしては、楽しんでいた。

この番組の製作者・スタッフは番組終了後も、「カリキュラマシーン」など子供番組でも活躍していた。

「ひらけポンキッキ」などでも、その片鱗が伺える。

私にとって、アポロ11号の月着陸と、大げさであるが、「ケバゲバ90分」は大阪万博前の忘れられない出来事である。

グッさんのコマーシャルや「ポチタマ」の大介君コーナーは、あのころにタイムスリップする、ドアの鍵である。

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キャプテン・ウルトラ

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アーティスト:オムニバス
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先日、NHKBSの「お宝テレビ」で1967年放送の「キャプテン・ウルトラ」をとりあげ、大変懐かしく当時を思い出させてくれた。

番組には監督の佐藤氏、特撮の矢島氏が出演し、当時の苦労話やエピソードを紹介してくれた。

当時の私は、今振り返ると、生意気な少年で、こういう100%子供向けの特撮物(「高速エスパー」なども)は、完全にバカにしていた。したがって、夜の本放送は観ておらず、後の夕方の再放送で時々様子を見る程度であった。

まず出てくる宇宙人やセットの造形がプアーで、ミニチュア撮影もハイスピード撮影でなく論外である。特に宇宙船からでるロケット噴射の煙、爆発の煙が上昇し、おまけに破片が落下したりして、笑ったものだ。

さらに真空状態なのに、ヘルメットが隙間だらけで変だと思った。また、ロボットは「宇宙家族ロビンソン」のフライディ(この名は日本で公募してつけたもの)と比べたら、ムチャクチャ情けなくて見ていられなかった。(ずっとファンだった方、ゴメンナサイ)

これらの感想は、今の私の心情ではなく、本当に小学校3年生当時の偽らざるものだったのである。

それに、どうも円谷プロが係っている様子でもなく、「ウルトラ」とついているのは、二番煎じでケシカンランとも思っていた。 

しかし、今はもういいお爺さんとなってしまった当事者の話を聴くと、少々私は誤解していたようだ。

この番組の放送のいきさつは、ウルトラシリーズのピンチヒッターとして制作されたということだ。 つまり、ウルトラマンが終了し、スポンサーからの要望があっても、もう放送にかけるフィルムが無く、繋ぎとしてTBSが東映に依頼して制作されたものなのだ。 だから円谷プロダクションはこの期間、ウルトラセブンの企画を進めることが出来たのである。

だから、円谷のウルトラシリーズと競合していたわけではなく、決して「二匹目のドジョウ」ではないのだ。 それに、そもそもウルトラシリーズはTBSが企画したものである。だから「キャプテン・ウルトラ」もシリーズの中に含まれるということになる。

またシュピーゲル号(ドイツ語で鏡のこと?)についても誤解していた。

あの宇宙船は、3つの部分に分離・合体するが、これも私はウルトラセブンのα・β・γ号のマネだと永く思っていたが、制作順ではセブンが後になる。

つまり、「キャプテン・・」のほうが先で、日本特撮史上初めての合体メカだったわけだ。

(1966年劇場用「サンダーバード」には3つに分離・合体するゼロエックス号という宇宙船が登場する。おそらくこれが世界初の合体メカではないか)

番組では、矢島氏がシュピーゲル号のこの分離場面の撮影に3日かかったと言っていた。

本編演出でも、ウルトラマンのように巨大ヒーローでなく、等身大としたのは、東映が得意とする人物アクションを取り入るユニークなもので、場面を思い浮かべると、決して円谷プロの演出のマネではない。

佐藤監督と矢島氏は、制作にあたって、子供たちに宇宙のすばらしさを感じ、宇宙に行きたくなるように工夫したという。

最終回はキャプテン・ウルトラが宇宙の無限の彼方に到達している。花が沢山咲いており、天国のようだが、それもスタッフの子供たちへの想いの表れであろう。

東映では、「キャプテン・ウルトラ」の制作は赤字であったという。

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「怪奇大作戦」の再放送

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販売元:ビクターエンタテインメント
発売日:2003/12/19
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 NHKBSにて、もう30何年か前に放送されたこの番組の再放送が何本かあり、懐かしく拝見した。 子供のころ(小学校4.5年生)は、この番組、怖かったですね。 でも改めて、純真な心が喪失した中年おやじが観ると、バカバカしいところが多々あります。

 気になったのは、サイエンス・リサーチ・~というメンバーなのに、話の内容はチットモ科学的説明がないことで、その方はほとんど省略したまま番組が終わってしまうことです。 これは思うに、おそらく脚本家が文科系であったためではないか。まあたいていあの人たちは文系であるが。 

 たとえば人工的に真空状況を発生して、カマイタチを起こす方法やテレビを使って遠隔地から殺人する仕込みを、逃げないでちゃんと説明してください。 いったいどうやったらブラウン管から殺人光線が出るのですか。 制作には都筑卓司氏や石原藤夫氏などの科学顧問を置くべきです。

 とはいえ、監督・俳優陣や撮影スタッフに凝り性がいるようで、映像は大人の鑑賞に堪えられます。 岸田森さんはやっぱり芝居うまいですね。

 特に実相寺監督が演出した「京都買います」は、見ごたえありました。 あの人、撮影に凄い手間とテクニック使いますね。 演出も即興のように見えるのに、しつこい感じ。 

 どのエピソードだったか忘れてしまったが、これもたしか実相寺監督演出の一話に、お寺が炎上するミニチュア特撮がありました。 これが日本特撮史上、稀有の名場面でした。 これぞ特撮です。 番組の終わりに、実際に存在するこの寺の炎上をテレビで見た檀家の人が、寺がどうなったのか大いに心配したエピソードを紹介していました。

 私は、少年のころから、日本のミニチュア特撮というのは、「これは見てのとおり模型ですけど、本物と思ってみてくださいね」という見せ方だと思っています。この評価は今でも変わりありません。 ところが、アメリカの映画ではミニチュア特撮と感じない、特撮とは気づかない見せ方が多いのです。 あちらのSFXマンは観客が特撮と気づかないことに、誇りを感じて映像作りをしているのです。

 私が日本の特撮に対して、どうしても辛口になるのはこの点です。

 ところが、このお寺の炎上シーンはまるで実写そのもので、合成も目立たず、ハリウッドのSFXマンにも大いに自慢できる映像となっています。 ぜひともDVDで再確認したいですね。

 

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スタートレック リニューアル

スター・トレック・コレクション  NHKBSで旧作TVスタトレが始まりました。 カーク船長のアレです。 画質がすこしいいから、リマスターしてあるのかな、なつかしいな、また観れてありがたいな。 と観ていくうちにすこし変なのに気づきました。 宇宙空間での描写や、エンタープライズ号のミニチュア(CG)の造りや動きが、旧作より明らかに良くなっているのです。 またフェイザー砲の発射や合成も旧作と違います。 つまり作り直してハメ込んであるのです。 ただし、あくまでも旧作のライブ部分と違和感がないよう、極端なCG映像ではなく、ほどほどのSFXにしてあるのです。

 私は旧作の画面のままでもいいんですがね。 賛否の分かれるところですね。

 それと、ノーカット版のようで、旧作で日本語吹き替えの無い部分は、今の声優さんが吹き替えています。 時々、出番の多いスポックの声(久松保夫さん・・・故人?)が変わるので分かりました。

 ただしカーク船長の矢島正明さんは、引き続き担当していました。 すこし老けた声ですが、40年たっていますからね。 たぶんウフーラ中尉も松島みのりさんが担当すると思います。 TV「世界まるみえ」などで、今だ現役ですからね。

 松島みのりさんは、我々の世代では「宇宙家族ロビンソン」のペニー(アンジェラカートライト)や「スーパージェッター」のかおるさん、「ハリスのかぜ」のおちゃら、でおなじみです。 ちょっと勝気な女の子のかわいい声でした。

 ということで、今度の放送では、昔の声優さんと、まだがんばっている声優さんと、今の声優さんの声が三つ聞けるという楽しみもあります。

 あ でもトレッキーの方は既に、このリニューアルスタトレのことはご存知かもしれないですね。

 長寿と繁栄を。 Engage

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月影兵庫

 テレビ朝日で「素浪人月影兵庫」がスタートした。 50年つづいた時代劇ドラマはこれで一旦終了するとのこと。 残念ですがごくろうさまでした。 

 撮影はフィルムを使っていて、やはり色合いがいいですね。それから、VTRカメラよりこちらのほうがレンズがいいのではないか。 特に望遠で味がある写真でした。 映画だと、日本でも30年位前からパナビションのカメラですが、テレビ映画でもそうであろうか。 

 やっぱり時代劇はフィルム撮影ですよ。 アメリカだとTV「スタートレック」でもパナビジョンのフィルム撮影ですから。 テレビ朝日さん。いつか時代劇をスタートしても、まちがってもVTR収録はやめてね。

 40年前、半次役の品川隆二さんはナレーション担当で、本編にもカメオ出演していました。なつかしい。 やっぱりいいおじいさんになっていましたね。 ボンカレーのCMに出ていたころはまだ若いお父さんという感じでしたが。

 松方弘樹さんは、お父さんよりは、まだまだ貫禄負けしていますな。 確かにそっくりだけど。 近衛十四郎さんは、日本一殺陣のうまい人だと聞きましたが、「座頭市」に出ているのを観ると、確かに華麗な立ち回りですね。

 40年前のこのドラマでは、兵庫は猫ぎらいで、半次は蜘蛛嫌いだったようですが、ちょっと変えてありますな。 なにもかも昔と同じでなく、ある程度イメチェンを図ったのでしょう。

 私の記憶では、兵庫はアル中でもあったようですが、あれは花山大吉のほうでしょうか。セリフのしゃべり方も、いかにも酒好きのような舌がもつれた感じでしたが、あれは地のしゃべり方か。 「このバカタレが」というのを覚えています。 

 なにせ私の小学生3年頃のことです。 私はたしか午後4時代の再放送で観ていたと思います。 宿題なんかしたるかい。

 必殺シリーズもテレ朝さんでしたでしょうか。 くどいようですが、光と影の時代劇は、絶対フィルム撮影です。 東映撮影所とIMAGICAのみなさん、これからもいい写真みせてね。

 

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Driving Miss Daisy

ドライビングMissデイジー デラックス版 DVD ドライビングMissデイジー デラックス版

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2006/12/22
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 CGや鉄砲のドンパチを使ったハデな映画全盛のこのごろ、 こういう映画を観るとホットする。  森の中を散歩しているような、血圧が下がり気分が落ち着く。 とても、興行収入を稼ぐようなプログラムではないが、アメリカ映画もまだこういうものを作る良心が残っているか。 といっても、ほぼ20年前の作品ではあるが。

 多少リッチで、ユダヤ教徒のおばあちゃんの70代から90代(あるいは100歳超?)までの人生と、その黒人の運転手さんの物語であるが、ドラマチックな展開があるわけではない。 またアメリカ南部が舞台となると、黒人差別問題をからめるのが、物語の常套手段であるが、そんなことは出尽くしたかのように、小さく扱うだけである。 

 ジェシカタンディは当時80歳で、90代のシーンでは老けた特殊メークをしているようだ。 うまい女優さんで、これでアカデミー賞をもらった。 私の記憶ではヒチコックの「鳥」、と、だんなさんと共演の「ニューヨーク東8番街の奇跡」、「コクーン」、に出演している。 若いときの作品を観てみたいものだ。

 モーガンフリーマンはいつから映画にでていたのか知らないが、この映画でアカデミー賞をもらったのではないのですね。 くわしくないので断定できないが、彼のしゃべっている英語はアメリカ南部ナマリではないか。あるいは当時の南部の教育を受けていない黒人のしゃべり方。 

 もしこの映画を日本語吹き替え版にすると、凡庸な翻訳家と演出家は彼のセリフをこんなふうにしてしまうはずだ。 「そうでゴゼーマスご主人様」。

 フリーマンは囚人から大統領までこなし、それがみんなうまいとくるから、ひっぱりだこの俳優さんだ。 遅咲きの役者だが、長生きして活躍してほしいものだ。

 ダンアクロイドは、どうも「ゴーストバスターズ」いらい、お笑い関係のイメージがあるが、好演してますね。しだいに老けていくメークがすごい。 この映画、アカデミー特殊メーク賞も受賞してます。

 アメリカ映画を観ると関心するのだけれども、よくもまあ年代別の自動車がたくさんそろいますね。しかもみんな新車同様。 これは映画会社所有でなく、専門のレンタル会社からのものです。 あ 日本でもそうですか。 

 墓参りのシーン。いいですね。 墓地の丘を下から仰いだ構図が好きです。

 老いというのは、悲しいことですが、この映画のリズム感のある明るい音楽を聞きながら、二人を見ていくと、そうでもないな。 と思ってきます。

 キング牧師の演説をチラット聞けたのは、メッケモノでした。内容忘れたけど。

 ちょっと小津的シーンがありましたね。 主人がいなくなった家の描写。 部屋や廊下、階段を写すだけ。 アメリカ人もワビサビが分かってきましたね。

 大事件が起こるのでもない、アメリカの一家庭の出来事を淡々と描写しているだけで、そのあたり、小津映画に似てなくも無い。

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The cat concert 「トムとジェリー」

トムとジェリー アカデミー・コレクション(UMD Video) トムとジェリー アカデミー・コレクション(UMD Video)

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 トムとジェリーにもいろいろなバージョンがありますが、ハンナとバーベラの物しか、私は眼中にない。 1940年代の日本とドンパチやっていた頃から1950年代中期のマッカーサー時代が、もっとも油の乗った時期で、傑作が続きます。

 「キャットコンサート」はアカデミー賞受賞で、印象のある作品です。リストの曲に乗せ、2匹の攻防戦が展開されます。が、決して大爆笑のシーンはなく、むしろピアノのメカニカルな面白さと、2匹の無言劇で見せてくれます。 思うに、同じ音楽物のディズニーの「ファンタジア」を横目で意識して造られたのではないか。要するに音楽プログラムでのアカデミー賞ねらいである。

 音楽物では、後の「The Maestro」?で、トムがシュトラウスを指揮していますが、出来はキャットコンサートの方がはるかに良い。 これもバカデミー、いやアカデミー賞をもらっていたはずですが。 

 が、これほど才人が集まって出来たアニメは、めったに出てこないのではないか。 匹敵するのは、今のジブリ作品か。 

 Fクインビー、Wハンナ、Jバーベラ、Sブラッドリー(音楽)、Tアヴェリー(ドルーピー等の演出)、たちが8分間を目いっぱい使いきっています。 当時1ヶ月で1本が制作スケジュールだったそうです。 その中身のタイミング度、シンクロした音楽(小オーケストラ編成)と楽器を使った効果音。 フルアニメなのかリミッテドアニメなのか分からない、絶妙な動きと次のカットでの省略。 才人が手間暇かけたものはやっぱり何度みても面白いですな。

 クインビー制作、アヴェリー(エィブリー)演出ものでは、ポケットに手をつっこんで、南北戦争の曲を口笛で吹いてるオオカミ(名は何と言うのだ。小林清志さん吹き替え)シリーズが最もすきです。 「なんでもウメー」や「西部開拓史」?など。

 他では、「ウルトラ子鴨」、「善人エドさん」、「こんな車はいかが」、「ぼくはスポーツカー」、「ジェット機ぼうや」、「こんな家はいかが」、金馬師匠の熊のバーニーシリーズ、玉川良三のドルーピーシリーズ。・・・ みんなも好きですよね。 ちょっとシュールな「月へ行った猫」もいいね。  眠りたいブルを鶏が妨害するのもありましたな。イビキかきながら目が開いてたりして。 脱獄するのにスプーンでコツコツ掘るやつとか。 (邦題は30年前までの記憶によるもので実際と合致しません。みんな原題を確認したいのですが、DVDありますかね)

 極めつけは、「へんてこなオペラ」。 ジエンドマーク出す時間が惜しいほどのギャグの連発。 もうギャグの機関銃なんて表現を超えて、ギャグの30mmガトリング砲的である。 子供の頃、夕食しながら観て、何度メシ粒を口からふきだしそうになったかわからない。

 ちょっと脳細胞がエィブリーになってきたので、このへんで止めときますね。

 ところで、トムが弾いてるクランドピアノ。ちょっと変なんですよ。ハンマーが上から下に降りて弦を叩いているのです。 映画のウソってやつです。

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The Pianist 「戦場のピアニスト」

「戦場のピアニスト」オリジナル・サウンドトラック 「戦場のピアニスト」オリジナル・サウンドトラック

アーティスト:サントラ
販売元:ソニーミュージックエンタテインメント
発売日:2006/03/24
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 塀の下に挟まった子供が助けられないのがせつない。

 地面に伏させて拳銃で頭を撃ちぬくところ。ドイツ兵にとっては、普段のなにげない行為なんですね。「シンドラー」でもありましたが、拳銃の弾切れも、撃鉄の故障も生活の一部で、ユダヤ人が死のうが助かろうが、彼らにはどうでもいいことなんです。またユダヤ人にとっても、隣に立っている人が撃ち殺されるのは、普通のことなんです。 

 「シンドラー」もそうですが、むこうの脇役の役者さんに、無理になまったを英語をしゃべらせることはない。現地の言葉でいいでしょう。 主人公もむこうの俳優さんでよい。「戦場からの手紙」がいい例。 あ これも「シンドラー」のスピルバーグ制作でしたね。 でもそれは、制作者サイド、配給サイド側には無理な要求かもしれないが。

 窓から見おろす市街戦の描写は、我々小市民の目。ポランスキー少年の目。ただそっとのぞくだけ。助けにも行けない。 

 撃たれて、まるで雑巾のように崩れる描写は実際に近い。 撃たれて後ろに吹っ飛ぶのはハリウッドのウソです。

 ショパンのバラードを弾きますね。ピアノ好きにはうれしいのです。はしょらないで全部聴かせてほしいところ。でもそれは無理か。私が監督だったらやっぱり一部カットしますね。

 ところであの曲を弾くには、大変な集中力と精神力と体力が必要なのです。あんな腹ペコで、あんな寒いところで、指のウォーミングアップ無しで、ドイツ兵の見ているところで、絶対に弾けないです。 ま 映画のウソってやつです。

 アダージョ風、嬰ハ短調の小曲。私好きです。みんなも好きですね。 この曲は遺作のノクターンと呼ばれていますが、ショパンは単なるスケッチ程度に作曲したもので、出版する意志もなく、ましてノクターンと呼んでいたわけではないのです。念のため。 

 私、嬰ハ短調という調性が好きです。センチメンタルでノスタルジックで。

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The Terminal 「ターミナル」

旅客機・航空会社の謎と不思議 Book 旅客機・航空会社の謎と不思議

著者:谷川 一巳
販売元:東京堂出版
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 セットのすばらしいこと。いや空港内がセットと気づかない人もいるのでは。脱帽です。

 トムハンクスさん。ロシア語なまりうまい。 インドの俳優さん、本職マジシャンの技を披露する演出は日本人からみると、いやメタボリック年代の私から見ると、やりすぎの感あり。 

 ケータリング職員と、入国審査員(どちらも役者名を私は知らぬ。ゴメンネ)が婚約するのはいいけれど、次のカットでもう結婚式になるのは唐突である。少なくともワイプでつなぐべき。

 Shall We Danceで竹中役をやったハゲの役者さん。これも名前忘れたが、私より年齢若い。ちょっとショック。でも芝居はうまいです。

 ながーーーいクレーン?を使った引きのショットはちょっとビックリでした。ステディカムを使ったグルリ一周の撮影も平凡だけど私好きです。私はこれをサテライト撮影と名づける。私、ステディカム好きなんです。 ついでにジャイロカムを使ったエアリアル撮影も好きです。

 インドの俳優さんがモップをもって飛行機を停めるのは、素人目にもありえぬこと。あの空港にはグランドスタッフがいないの?

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