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ショパン、ワルツ、イ短調・遺作

2019年、1月6日
 ショパンの遺作のイ短調ワルツを弾き憶えた。
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 演奏しやすく可愛らしい曲で、私は10代ころの作品だと思っていたが、亡くなる1、2年前のものだという。
ワルツというよりはマズルカといってもいいのではないだろうか。
 ショパンのワルツ入門曲としては、同じく遺作のロ短調ワルツが有名であるが、この曲のほうがよりやさしく、オススメである。
↑アシュケナージの演奏が素晴らしい。バートン先生のは情感を込めすぎ。
 
 ホロヴィッツの伝記によると、彼の弟子がショパンの新しいワルツが発見されたことをホロヴィッツに知らせると、彼は不機嫌に「ルービンシュタインのところに持って行けよ」と、けんもほろろだったという。このワルツのことだろう。しかし、ルービンシュタインがイタリアで録音した最終版にはこのワルツの演奏は無い。
 1955年に発見されたということだが、1960年代の全音のワルツ集にはこの曲は入っていない。版権の問題があったかもしれない。自分が使った楽譜は1978年に編纂されたドイツの原典版集である。
 

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