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だいじょぶかいな、ファルコン・ヘビーロケット

スペースX社の大型ロケット、ファルコン・ヘビーが2018年2月初旬に打ち上げ成功した。
 ロケット開発史上、成功したものではサターン5型の次に匹敵する打ち上げ能力ということで、ロケットはまた新たなステージに入った。
 このロケットのスゴイところは、リフトオフではシンプルなロケットエンジンを同時に27個も点火していることで、これと同じ多エンジンクラスター型としてはエンジンを30個点火させた旧ソ連のN-1が該当する。
N1
 このように沢山のロケットエンジンを束ねると、エンジンの一つ二つが故障して停止する確率も高くなり、その対策が必要となる。
 その方法は一つが万一停止すると、その対角線上のエンジンも自動で停止させ、ロケット全体の推力バランスを保つというもので、N-1でその方式が採用された。
 たぶんファルコン・ヘビーもこのようにプログラムされていると思う。
 
↓ファルコン・ヘビーのエンジン配置Photo_2
Aのエンジンが故障停止したら、Bのエンジンも自動で停止させる。
 
 少なくともエンジンを二つ停止させるので、全体の推力はかなり余裕を持たせなければならない。
 ただし、ロケットがガントリーで上昇し始めた数秒でエンジンが4ペアの八つも停止したら、全推力が不足してミッションアボートとなり、なんとか海上上空まで横移動させてから自爆というシーケンスになるだろう。ガントリーの上空で落として地上爆発を起こすと施設がエライ損害を被るからだ。
 と、自分みたいなド素人がエラそうに述べたけれど、世界のロケット工学者も、よく27エンジンクラスターを試したものだなと驚いているのではないか。
 

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