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ショパン、マズルカOP30-3

2018年、2月、ショパンのマズルカOP30-3を弾き憶えた。
 短い曲なのに、かなり弾きごたえのある曲で、ショパンのマズルカの中でも名曲に数えられると思う。ピアニストもリサイタル、録音でマズルカを弾くとなると、たいていプログラムに入れる1曲。
 聴いても、弾いても何が魅力があるのかというと、まず、ff(フォルテッシモ)とpp(ピアニッシモ)の極端な弾き替えが面白いというのがある。まさに現代のグランドピアノの魅力を引き出せる曲なのだ。ピアニストがこの曲を好んで演奏するのもそういう魅力があるからだ。
 ショパンの時代のピアノはダイナミックレンジも狭く、残響時間も短いので、ショパンがタイムスリップして今のこの曲のコンサートグランドピアノによる演奏を耳にしたら、ホール全体に轟くff音と、ホールの隅にも届く繊細なpp音の表現力に驚愕するのではないか。そんなことを想像するのもまた面白い。ショパンは強弱記号にpppやfffを使うことは極めてまれだが、もし現代のグランドピアノで作曲したら、ロシア後期ロマン派のようにffff、ppppなんて記号を楽譜に表記するかもしれない。(ただし、鍵盤の重さに閉口するだろうな)
 中間部の微妙に転調して変化するフレーズもマズルカらしく楽しい。自分はこのフレーズの左手の和声変化も好きだ。
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再現部手前の共鳴効果をねらった押さえっぱなしのF音・・・・この部分はホロヴィッツの演奏が記憶に残る・・・・は手の小さい人泣かせのところで、自分は小指で弾くバス音の届かないところは右手を交差させ人差し指を使う。(ただし、右手の最後の6度の和音が途切れるので一瞬だけペダルで音を保持させる)↓
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↑バスの♭Eと10度音程のB音に指が届かない。
 ここは残念ながらソステヌートペダルは使えないが、ユーチューブを見ると、右手の指と交代して弾いている人もいた。
 何度弾いても楽しい曲で、また三度や六度の練習曲としても、チェルニーのつまらない練習曲を嫌々繰り返すよりよっぽと身になる。
 
ホロヴィッツの名演奏
 

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