« 君の名は。 | トップページ | 糸守町に彗星落ちた »

ショパン、マズルカOP33-2

2017年10月、この曲を弾き憶えた。
 
Pa100003_convert_20171010101319_2
 
 ショパンの音楽の中でも底抜けに明るい曲で、マルクジンスキーの円盤にて覚えた19歳ごろ、さして難しい技術は要らないように聴こえるので、よし弾いてやろうではないかと楽譜を開いて指を鍵盤に当てていくと、どしょっぱなから意外と難曲であることが分かった。
 
 右手が奏でるメロディーには親指を使った四分音符の同時打ちが仕込んであり、つまり右手の演奏は2声だったのだ。これはどういう難しさがあるかというと、親指は2拍、3拍のタン・タンというリズムを打つために控えていなければならず、メロディーは残りの指で弾かざるをえないということである。結局、ショパン特有のフィンガーテクニックである、4指が5指を跨いで黒鍵を弾くというアクションが必要になり、しかもその時、1指と4指でオクターブを弾かなければならないという肉体的困難さも発生する。ピアノビギナーには結構シビアな要素を含んでいた。
 
 若いころはここで挫折してしまい、一生弾くこともないだろうと捨て置いていたが、最近チャレンジしてみると、弾けてしまった。毎日、「幻想即興曲」を指ならしの練習曲代わりに弾いていて、右手が鍛えられたおかげかもしれない。ただし、親指を意識して弾かないとここを外すことがあり、今でも難しい曲であることには変わりない。
 この終盤の右手もやっかいで難しい。
Pa100004_convert_20171010101404
 
 また、マズルカのリズムやペダリングも難しい。自分は教師に就いていないので、ここはピアニストの模範演奏で学習するしかない。鑑賞にあたって、マズルカの演奏者は本場ポーランドと、その周辺の東ヨーロッパやスラブ地方出身者のものが参考になる。イタリア出身のポリーニの演奏など、相変わらず心に響かない。自分が好きな演奏はルービンシュタインとホロヴィッツのもので、この二人の演奏はよく比較される。
 本場ポーランドのマルクジンスキーの演奏は少しアクが強く感じるが、あれが土着マズルカに最も近いものなのかもしれない。彼の演奏は大変勉強になる。フランソワの演奏も魅力的だが、彼独特の天才が成せるもので、マネしないほうがよいようですな・・・。
 
 
 
 
↓ゼンオンの楽譜にミスプリがあった。それともこれが原典版なの?。
Pa100002_convert_20171010101437
 

|

« 君の名は。 | トップページ | 糸守町に彗星落ちた »

ピアノ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/412224/71931116

この記事へのトラックバック一覧です: ショパン、マズルカOP33-2:

« 君の名は。 | トップページ | 糸守町に彗星落ちた »