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オブリビオン

洋画メモ、NO,127、NHKBS
2013年、ユニバーサル、124分
原題: OBLIVION.
監督: ジョセフ・コシンスキー、撮影: クラウディオ・ミランダ、音楽: M83
出演: トム・クルーズ、モーガン・フリーマン、オルガ・キュリレンコ、アンドレア・ライズボロー、メリッサ・レオ
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 オブリビオンの意味が分からず、字引をひくと「忘却」とあった。赤尾の豆単にも載っていなかった。ひとつ難しい単語を覚える。
 
 最初、雲上に浮かぶスカイタワー内の清潔で透明感のある素敵なセットに目を見張り、背景の大気の流れの実写同然の違和感のない描写と、セット内の床などにその背景が反射して映り込む自然な映像に感心した。これを見るだけでも価値がある。   
 メーキングを観ると背景はブルースクリーンを使った合成ではなく、セットを囲む湾曲したワイドなスクリーンを用いたフロントプロジェクション方式による投影画像だった。雲など大気の映像はハワイのマウナケアなどで撮影したもの。安直にブルースクリーン合成に頼らない監督のこだわりを感じる。コシンスキー監督は工学・建築の理系出身で納得。
 
 
 ラストシーンでトム・クルーズの乗るNASAの宇宙船内セットもリアルな造形で素晴らしい。これがちょっとしか映らないのでモッタイナイ話だ。
 
 どういう展開になっていくのか期待して観ていくと、中間でグラサンを掛けた釜爺みたいな悪党ヅラのモーガン・フリーマンが出てきて、ここからちょっとしたドンデンガエシが始まる。
 意外な展開は幾つもあって、あまり語るとネタバレになるので、この映画も「サイコ」のように中途鑑賞を禁止したり、人に喋らないようにピーアールしたほうがヨロスイ。
 
 ここ数年で一番面白かった洋画。
 
 ただし、エイリアンの地球侵略動機が納得しがたい。地球まではるばる宇宙を飛んで来れるような高度な文明を持つ知的生命体の目的がH2Oとは・・・あんな宇宙にいっぱいある水素と酸素がくっついたものを、わざわざ地球で採取せんでも。
 
 トム・クルーズの操るエアクラフトやドローンは、明らかに燃焼ガスによる推力で飛行したりホバリングしたりするのだが、機体やエンジンの上部にエア・インテークが一切無いという可笑しなデザイン。航空工学出身のスタッフは制作に参加しなかったようだ。
 ヴィカ役のアンドレア・ライズボローという涼しい顔したカワイコちゃんの女優を覚えた。

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