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幻想即興曲を楽に?弾く法

 これは私のやり方であって、はたして他の方に通用するかどうかわからないのだけれど、中高年になられて指が固くなってしまった状態でピアノを始めた方、あるいは昔、チェルニー30番あたりでピアノを止めてしまって、今、何十年ぶりかでピアノを再開し、ショパンのこの名曲をぜひ弾きたい方にお勧めの、一つの方法を記させていただく。
 
 そのような方々がこの曲を弾き始めると、右手2指と3指をトリラーのように弾くところが何度も現れ、また、分散和音でも2.3の指を多用し、そのため人差し指と中指が結構疲労して、演奏表現が崩れることにお気づきになるでしょう。こう言っては失礼ですが、上記のような中高年のピアノ愛好家・カムバック組には、恐らくここはツライ部分だと思われます。
 
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 自分も一通り弾けるようになっても、冒頭のイントロ後の小節3拍めから以後続く、32,32という運指でリズムが乱れてしまう・・・ 少しアップテンポになってしまう ・・・傾向が続いた。
 もともと、自分の場合、黒鍵二つのトリラーは白鍵のより弾きにくいのです。
 
 しかも、人差し指と中指は分散和音で酷使された後、次の半音階大滑降の手前の盛り上がりでも32,32の運指が都合6回も繰り返され、ここでスタミナ尽き、ヘロヘロ状態となって、再びテンポが乱れたり、音を外してしまう。これは上記で指摘したとおりです。
 
 この原因は幼少のころからピアノを習わず、指が鍛錬されていないということが挙げられるでしょう。自分がピアノのを始めたのは18歳からで、指を育てるのが少し遅かった訳です。
 
 そこで、この疲れやすい指によるリズム崩れの解決方法として、自分はこのようにしたところ、安定して弾けるようになりました。
 
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42、42で弾く
 
 つまり、この曲に登場する2黒鍵部分のC#-D#F#-G# トリルもどきを、42,42の指使いで弾くのです。
 
 なぜこれで楽に安定したリズムで弾けるのか考えてみると、2.3という指の筋が隣通しの指ではなく、中指を一つ飛ばした二つの離れた筋を使うので、指だけの力だけでなく、手の捻りの力が加わるためだと思う。それで、鍵盤を強く確実に押し込められるのです。
 さらに、この奏法だと、一つ手前のE音・5指からD#音・4指へのつながりがスムーズで、ノン・ペダル奏法でもレガート演奏しやすくなるというメリットもあります。
 
 これで、黒鍵以外の32,32部分での演奏負担が減って2.3指の疲労度も下がります。
 
この奏法、お試しください。(こんなのピアノ教師は先刻ご承知かもしれませんが。)
  もう一つ、半音階大滑降のパッセージについて。
 
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 ショパンの自筆楽譜ではどうなっているのか知らないけれど、全音の楽譜ではこの半音階部分を321、4321で弾くように記されていますが、 これも極めて弾きにくい運指法で、自分は黒鍵-白鍵の下りは慣れた21,21という弾き方でやっています。
 ユーチューブでこの曲のプロのビアニストの弾き方を見ると、どうやら31,31とやっている方が多いようで、これはハノン教則本でのやり方です。だから、あえて、全音楽譜の運指にこだわる必要はないでしょう。
 ただし、全音の運指も鍛錬のしがいがあるので、練習して悪いわけではないです。(追記: ハノンにもレガート奏法として記載されていました。)
 
 

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