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幻想即興曲のことなど

 ショパンの幻想即興曲の練習を2016年8月から始めて、9月終わりごろには通しでお終いまで弾けるようになった。
 ただし、弾ける速度はポーコ・アレグロという感じて、だいたいピアニストの弾く70パーセントくらいのテンポ。速く弾こうとするとヘロヘロになります。
 
 特に弾き難いところがこの箇所。ときどき、つっかえます。右手の2-4というハードな指使いに加えて左手の赤字で記入した手の小さい人向けの指使い法が影響してしまう。しかし、ここはフレーズ的にはオシャベリが一息するところなので、ルバートして遅く弾くという手があります。
 
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 今回、この曲を練習するにあたり、ネットのユーチューブにて、いろいろな演奏、楽譜解釈の勉強ができた。スラーやペダリングも私が使ったゼンオン楽譜で確定しているものではないんですな。
 
 ↓まずはバレンチナお姉さまの演奏。なんと中間の部分を半分カットして演奏しています。私が長くて少しクドイと感じていた部分だけれど、省略するのなんてアリかよ、と思いました。
 
 でも、親父が蔵書していた音楽の友社の楽譜を引っ張り出して見ると、この部分から後半を省略することもありと書いてあるではありませんか。↓
 
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・・・・ほんで、私もカットして弾くことがあります。発表会でこれをやると、「あ、上がって頭の中が真っ白になったかな」と思われるのがオチなので、やらないほうが無難ですが。(プログラムに短縮版と書きましょう)
 それにしてもバレンチナ・イゴシナの長い指とスパンの広いアシダカクモみたいな大きな手、うらやましいですな。
 
 カットといえば、ルービンシュタインが演奏している、おそらく彼が発見した楽譜のバージョンによると、最後のコーダ部分では1小節カットされていて、これも聴衆は「オヤ!?」と思うはず。↓(楽譜はルービンシュタイン版ではありません)
 
↓、こちらはラン・ランの爆奏とユンディ・リーの端正な演奏との聴き比べ。これも解釈が二人で極端に違う。
 ラン・ランは、聴衆の間では好き嫌いが分かれ、時々演奏スタイルがキ○ガイじみて見える天才型ピアニストだが、彼の演奏では右手分散和音のパッセージにおいて、楽譜で指示されているアクセント記号を無視して弾いているのが分かる。それに中間部は響きが美しいがルバートが多く、少し歌わせ過ぎ。
 ユンディは楽譜通り弾いていて、やはりショパンコンクール優勝者だけに万人受けしたガッチリと安定した演奏。中間部もセンチメンタル過ぎず、私はこちらのほうが好みです。
 
 
 この曲を毎日練習して、指がかなり強くなり、他曲の難しい箇所も楽に弾けるようになりました。また、最初は練習後、肩がパンパンに凝りましたが、今は凝らなくなった。鍛えられたんですな。
 気合いの要る曲で、2.3回弾くだけで指と手と体がポカポカ暖かくなってくる。ほんとに練習曲としても有用です。
 この曲に憧れているピアノ愛好家のみなさん。ハノンの1番から5番をさらった後、遅いテンポでいいので、さっそく練習しましょう。レベル的には自分と同じようにチェルニー30番卒業程度でチャレンジできるはずです。決してあきらめず、指のトレーニングのつもりでもいいので弾いてみてください。
 
 
 

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