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座頭市血煙り街道

邦画メモ、NO,100、BS民法
1967年、大映、シネスコ、カラー、87分
監督: 三隅研次、 撮影: 牧浦地志、 音楽: 伊福部昭
出演: 勝新太郎、近衛十四郎、高田美和、朝丘雪路、坪内ミキ子、伊藤孝雄、中尾ミエ、小池朝雄、小沢栄太郎、なべおさみ
 
↑顔にあたる照明がすばらしい。
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 タイトルにある「血煙り」という表現がスゴイ。こういう言い方は過去にあったのだろうか。
当時の大映の時代劇には、おそらく東宝「用心棒」「椿三十郎」から始まった血糊ブシューのシーンは無く、殺陣では切っても血は吹き出ないので血煙りは見えないのだが。
 
 その血煙が見えたようなこの映画の名シーンが最近の海外のネットで話題になっていた。観れば外国人も納得の迫力シーンですな。編者後付けの音楽は余計だけれど。
 
 近衛十四郎の殺陣は、まったくもって素晴らしい。ネットで評判だった座頭市との雪の決闘もすごいが、映画の前半で見せる湖畔での峰打ち五人斬りも一瞬の刀さばきが光っていた。時代劇名殺陣シーンの一つとして数えられると思う。
 三船敏郎の殺陣は、叩きつけるような迫力とスピード感を持ったものだが、近衛十四郎はスピード感に華麗さを伴ったもので、この二人はまさに双璧だと思う。
 
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↑そのシーンでは一コマだけ本当に刀がライトセーバーのように光っていた。
 
 近衛十四郎は当時、テレビの時代劇でアル中の素浪人を演じていて、そこでは普段はあまり強そうに見えないコミカルな一面のある武士だったが、この映画ではテレビのキャラなど吹っ飛ばしてしまう、クールで強い武士を見せつけてくれる。「これが本当のオレだ」と言わんばかり。
 
 
 
 

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