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野いちご

洋画メモ、NO,124、NHKBS
1957年、スウェーデン、91分
監督: イングマール・ベルイマン、 撮影: グンナール・フィッツジェル、 音楽: エリク・ルドグレン
出演: ヴィクトル・シェストレム、ビビ・アンデショーン、イングリット・チューリン
 
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 久しぶりに良い映画、名画を観させてもらった。ベルイマンの映画としては大変分かりやすいものだと思う。
 
 スウェーデン語は分からないが、エンドクレジットで2011年にデジタルリマスターされたものだと推測で分かった。
 
 素晴らしい画質の良さ。モノクロ画像の美しさを堪能した。特にラストのイサクの夢のシーンは色なしでも色彩を感じて、著名画家による風景画のようだ。
 
 イサクの夢のシーンでは、自分の遺体が入った棺桶を見たり、森の中での妻の不貞を覗くカットなどに黒澤映画の影響があると思う。
 
 音楽は流れていたのだろうか。ただ一つ、ピアノとチェロによるバッハのWTCの中の一曲だけ記憶にある。それもほんのサワリだけだったが。
 
 イサク役といい、ホームヘルパーの婆ちゃんといい、みんな芝居がうまい。
 
 撮影はロケから、そのままの立ち位置でスタジオ撮影に移るシーンが多く、不思議だったが、どうやらイサク役のシェストレムの体調を慮ってのことだったらしい。高齢の役者に長時間、現場でセリフを喋らせるのは酷というわけか。そういえばセリフの多い映画だ。そのカットのつながりは自然で違和感はない。
 
 後味のいいラスト。自分も歳をとってから、あのような夢を見つつ眠りたい。

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