« 座頭市血煙り街道 | トップページ | すみません、オリンピック観ないす »

H3ロケットが楽しみ

 ポストH2-Aロケット、H3の基本設計が決まり、2020年度打ち上げを目指して開発が始まった。
 第一段のメインエンジンは新しくLE-9という液酸・液水型のものを製造し、今年中には燃焼試験を行うという。ロケットの開発はエンジンが要で、なにかトラブッて延期は十分考えられるけれど、順調に進んでほしいものだ。
 LE-9のメカはH2-AのLE-7型のシビアな2段燃焼方式を採用せず、製造コストの低いエキスパンダーブリード方式で、これはこれで推力150トンの大型エンジンとするには技術的に難しいそうだ。うまくいくことをお祈りする。
 
H3
 
 自分がH3の打ち上げで楽しみにしているのは、イラスト中央の30S型で、シングルスティックと呼ばれるSRBが全く付かないタイプの発射上昇を見ること。
 
 これがなんと、日本で初めての液体燃料ロケットエンジン使用だけでの打ち上げになる。
 
 つまり、今までの日本が打ち上げ続けてきたロケットは、東大の固体燃料ロケット時代から、現在のJAXAのロケットに至るまで、どのロケットも本体や付属した固体燃料ロケットエンジンによる、発射台周辺に白い煙を大量にまき散らすケムリ・モクモクの発射・上昇であったが、H3・30Sより、日本ロケット史上初めて、煙に遮られない、液酸・液水燃料による純粋で透明な美しい炎だけを噴射しながら、ゆっくりと堂々と昇っていくロケットが見られるようになるのだ。
 
 ケムリというのは、発射台ガス抜き口から噴き出るウォーターカーテンによる水が蒸発した水蒸気だけで、これもまた今までどおり、見ものだろう。
 
 また、三つのLE-9から噴射される燃焼ガスの炎にはスペースシャトルのように美しいショックコーン(ダイアモンドコーン)が見られるはずだ。これがH2タイプの打ち上げでは、これらがすべて本体両脇のSRBからの煙とまぶしい炎のせいで見られなくて、はがゆかったものだが。
 
 H3の打ち上げは、私のようなロケット少年やロケットファンには、こういう楽しみが待っているのです。
 
 ところで、JAXA広報部さん。以前にも指摘したけれど、ロケットの発射中継映像は、もっといいカメラアングルで撮ってください。もっとたくさんのカメラを設置してください。今の撮り方だけではロケットがちっとも巨大に見えないの・・・。
 ↓ミニチュア特撮でもこの迫力が出せるです。これを見習ってね。

|

« 座頭市血煙り街道 | トップページ | すみません、オリンピック観ないす »

巴里よ! これが翼端灯だ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/412224/66673931

この記事へのトラックバック一覧です: H3ロケットが楽しみ:

« 座頭市血煙り街道 | トップページ | すみません、オリンピック観ないす »