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座頭市 地獄旅

邦画メモ、NO、99、BS民放

1965年、大映、87分、シネスコ、カラー

監督: 三隅研次、 撮影: 牧浦地志、 音楽: 伊福部昭

出演: 勝新太郎、成田三樹夫、岩崎加根子、山本学・・

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 まさか、勝新の大映作品「座頭市」が再びテレビジョンで観られるとは思ってもみなかった。自分がテレビで観たのは、かれこれ40年も前の高校時代で、それも深夜放送であったが。

 この放送禁止用語満載の映画が今日テレビで放送出来るわけがない。この固定観念が崩れた。

 現在の公共放送の規制では、例えば農業従事者を「百○」・・・これを差別用語だとは自分は思わないのだけれど・・・ というのも過去の作品のセリフにあると音声を消してしまうものだが、「座頭市」の映画に頻繁に登場するセリフ「メク○」・「カタ○」問題も、こういうテロップを入れればなんとか放送できてしまうのがNHKも含めて現在の放送界の流れになっている。 

 これは昔の映画・テレビドラマファンにとっては有難いこと。こうしないと「座頭市」シリーズは全滅である。

 「どメク○と三度言ってみな、命ゃねーよ」が「ど(無音)と三度言ってみな」では勝新の迫力もあったものではない。

 規制をはずした完全版「座頭市」を提供する放送企画者の英断に座頭市ファンとして感謝するしかない。

 BSの番組や映画放送というのは再放送を5回も6回も流して放送業務はサボリのイメージしかないが、今回の放送は「BSもなかなかヤルな」と感じた。

 BS映画放送で有難いのは、画質が青円盤なみに良く、DVDソフトよりずっと良い映像で観られるということだ。

 ただし、BS放送サンよ、残りの座頭市シリーズも順次放送してよ。この映画だけを5回も6回も放送するんじゃないよ。そんなことしたらオメーさんたちの命ゃねーよ。

 映画の冒頭、市が乗り込む渡廻船の船頭に「身体障碍者には船賃の割引は無いのかい」というようなセリフを発する。アレ?、座頭市シリーズもとうとうこの映画から三文字言葉を自主規制したのか、身体障碍者という呼び方が江戸時代にあったのかと、まずここで笑わしてくれる。

 勝新の相手、浪人の成田三樹夫さんがカッコいい。劇の中で将棋を指すが、実際に彼の将棋の腕はプロ級。かつて、彼がNHK教育「将棋の時間」にマジメな顔してゲスト出演していたのを憶えている。

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