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中華アンプAV-2030買うたった

 2016年2月24日、新聞の広告から注文した中国製の真空管ステレオ・アンプが届いたので設置してみた。そのレポートです。

 それはAV-2030「Wine」。スピーカー付でお値段は大枚2つちょっとのシロモノ。

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 品物が着た後で調べると、アマゾンではスピーカー無しで1.6万円で販売しておりました。

 まず、注文する前からカタログデータを見て疑った。

 このチッコイ真空管アンプの出力が15W+15Wだというのだ。これは今だラジオ少年の自分としてはアリエナイことである。片チャンネルで、あのチッコイ真空管(MT管)2本ばかしで15ワットなんて出るわけがない。このパワーを引き出すには、もっとドデカイ真空管(ST管かGT管)を1本使ってギリギリ、2本使えば余裕という構成になるはすだ。しかも、電源や出力トランスも巨大なものが必要になる。この仕様は中国人特有の大ぼら吹きだと思ったほうが良い。

 でも、まあ、そのホラにはどんな仕掛けがあるのだろうと興味深々、騙されたつもりでパチンコ2回分スッたと思って取り寄せたのでした。

 セットして電源オン。バネルのランプとVUメーターの青色LEDの光はなかなか雰囲気がよろしい。ネットでは明るすぎるという指摘もあるが自分は気にしない。作りはしっかりしていて、ガタツキなどありません。適度な重量感もいい。(7.5Kg)

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↑小さい真空管が6F1というヤツで双三極管。かわいいヒーターがちゃんと2つ点火しておりました。真空管の紅い仄かな灯っていいものですな。大きいのが6P15、たぶん5極管。こんなんで15ワットも出るわけありまへんがな。
 

 真空管物特有のスピーカーからのブーンというハム音は、20センチほど離れれば気になりません。合格。

 さて、肝心のサウンド。CDから引っ張った入力で、デジタル音源のピュアでクリアなピアノ曲、グールドのゴールドベルグ変奏曲の再生音はというと・・・・最初の静かなアリアから片チャンネルのスピーカーは看過できないジャミ音を発生しました。これはスピーカーボックス内のゴミのせいかなとボックスを揺さぶったり叩いても変わらず、ダメでありました。そらみたことか。

 アンブ側の問題か、だとしたらヤバイなと思い片方と交換してみると、やはりスピーカーのトラブルと判明。

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↑問題のスピーカー。返品するべきであるが、気が短い私としては即座にアマゾンで評判のスピーカーを取り寄せました。注文して16時間で到着。↓

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↑オンキョーのやつ。バスレフ型6オーム。

 さて、どうでしょうか。低音から高音までの音域が広いバッハのトッカータとフーガ・ニ短調を再生すると、低音部の「ドーン」から高音部の「ピー」まで歪み無くいい感じでちゃんと聞こえます。なかなかどうして結構な迫力。重低音ではスピーカーのバスレフ穴に手をかざすとワサワサと空気振動を感じる。このオンキョーのスピーカーもなかなかヨロスイ。パワーはちゃんと片方10Wくらいは出ている感じがする。

 スピーカの高さはグッドポジションの頭の位置で、2つの間隔は1メートル。自分との距離は1.7メートル。この三角形くらいが15W+15Wのパワーに丁度よろしいようです。

 ただし、4オーム出力を6オームのスピーカーに繋いだので、音圧は3割ほどダウンしております。したがって鑑賞するにはボリュームの位置を12時以上に回さなければ十分な音量が得られません。アクマデモ私的にはです。なにせ衰えた中高年の耳ですから。

 バス・トレブルもちゃんと機能しています。問題なし。

 さて、結論を言うとスピーカーだけがポカでしたが、なかなかのコストパフォーマンスでした。今後、アンプとスピーカーをエイジングしていけば、もっといいサウンドになると思います。ただ故障だけが心配。

 なお、このアンプの素性について検索すると、やっぱりスピーカーを駆動する電力増幅部はICアンプを使っているとのこと。半導体を使えばデッカイ出力トランスも要りません。4本の真空管部分はプリアンプでした。思っていた通り。

 つまり真空管と半導体を使ったハイブリットアンプということなんですな。

 しかし、広告にも付属の取説にもICが使ってあるなんて一言も書かれていない。(アマゾンのには書いてありました) 

 製造元も輸入元も隠さず正直にやってよ。悪い物じゃないんだから。

※レコード盤を聴くターンテーブル用入力端子もありますが、イコライザーアンプが要ります。

追記 --------------------------------------------

 もう45年も愛聴しているレコード録音をCD版で鑑賞すると、子供の頃、親父が買った日立の真空管式一体ステレオ・・・・上ぶたがついたもので、偉そうに足が4本生えているやつ ・・・・ 出力4W+4W、球は6GW8Aシングルを聴いていた当時の記憶が蘇ってきた。

Photo

↑ほぼこれに近いやつが昭和42年から50年ごろまで我が家にありました。それにルービンシュタインのチャイコフスキー・ピアノ協奏曲のLPを掛けて聴いておりました。当時小学校6年生の私は。・・・・

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 このアンプで同じ録音のCDを再生すると、ピアノの低音部と高音部、オーケストラのコントラバス音などは、ほぼ当時の音に近い感覚を体験できる。もちろんCDの再現性はLPレコードとは格段に差があるけれど、なにか真空管を通したアナログ信号の音は数十年経った今でも脳細胞の中に潜在していて、微妙に違いを聴き分けられるようですな。今後はLPプレーヤーにも繋いでかけてみてオール・アナログで視聴してみたい。

 尚、このアンプのボリュームのツマミは装着が少しズレていて、最大では6時の位置まで回せます↓。したがって迫力あるサウンドを楽しむには、2時から3時の位置が適当と思われる。(スピーカーにもよりますが)

 パネル面の印字ではMAXが3時の位置となっています。

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