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2016年2月

機銃掃射はイヤどす

 再編集です・・・ココログは過去の記事を大きく変更すると最新記事となって化けてしまう。ヘンなのー。

 ネット動画に、今までの中でもっとも鮮明な画像だと思われる第二次大戦時の戦闘機によるガンカメラ映像があったので、ここに記録Up。

 ユーチューブでのこの手のガンカメラ映像というのは、たいていコピーを繰り返したような劣化したボケボケ映像ばかりだったが、この映像だけは原版フィルムに近く鮮明で見易い。もっとも、自分にとっては観た映像ばかりですが。

 ガンカメラ映像では、飛行場で待機している戦闘機への攻撃のみならず、機関車へのものも多い。やはり、物流を絶つ兵糧攻め作戦の一部なのだろう。SLの動力車に弾丸が命中すると、たちまちボイラが破裂したとみられるような、煙突から煙が勢いよく噴き出る現象が興味深い。

 ただし、動力車だけでなく、客車までバラバラと撃ち続けるのは見ていて嫌なものですな。あれは当然、民間人が乗っている訳でして、客として乗ってる間に亡くなった人のことや、負傷したりした人の悲惨な経験談を聞いたことがあります。

 米軍の戦闘機の弾丸はブローニング機関銃の50口径、つまり、ほぼ直径13ミリの弾で、これは人を撃つ弾ではなく、・・・狙撃用50口径ライフルというのもありますが・・・ 機械や兵器をぶっ壊す弾なので、これが人に命中すると威力があり過ぎて悲惨な状況となってしまう。(ロッキードP-38は20ミリ弾も発射)

 まず、太ももに当たると、そこから先飛んでしまいます。腹に当たると内臓・脊髄などほぼ全体が手当のしようもないダメージを受け、場合によっては上半身と下半身はかろうじて皮一枚で繫がっているような状態となります。

 日本の戦争映画では、機銃掃射シーンは30口径の豆砲玉でも飛んできたかのようなパンパンとしたカンシャク球並みの弾着描写となりますが、実際の米軍機の攻撃はそんな生易しいものではないのです。監督さんや特殊効果の方々、もっとリアリズムで表現してみてください。

 ガンカメラ映像で見える飛んでいく弾は、狙いを定める曳光弾で、実際は見えない弾が曳光弾の後から・・・徹甲弾、炸裂弾、焼夷弾・・・と順番に並んで飛んでいて、つまり、あの4倍の弾が飛び交っているわけです。これは機銃6連装の戦闘機だと、1秒間辺り約50発撃っているわけで、発射数は、あの回転するガトリングガンの発砲と変わらんのです。恐ろしい。

 客車を機銃掃射しているパイロットの心理はいかがなものですかな。

 たぶん、・・・・ 「軍人も乗っているんだからカマヤシネー」と自分に言い聞かせているんでしょうな。

 ユーチューブのガンカメラ映像の中には、明らかに日本の学校を機銃掃射しているものもありますが、これも「校舎内で兵器を製造しているそうだからカマヤシネー」という理屈だと思います。

追記------------------------------

こちらは鮮明なカラーフィルム版映像。

 

 日本軍機はワンショット・ライターと米軍パイロットに揶揄されたとおり、被弾するとすぐ火を噴くのがよく分かる。

 変電所の攻撃では破壊されたガイシかトランスから大きな高圧スパークが飛んでいるのが確認できる。発電・変電施設の攻撃は広範囲で停電をひきおこし、軍需工場の操業を長期停止させるので、これも一つの兵糧攻め作戦ということだろう。

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中華アンプAV-2030買うたった

 2016年2月24日、新聞の広告から注文した中国製の真空管ステレオ・アンプが届いたので設置してみた。そのレポートです。

 それはAV-2030「Wine」。スピーカー付でお値段は大枚2つちょっとのシロモノ。

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 品物が着た後で調べると、アマゾンではスピーカー無しで1.6万円で販売しておりました。

 まず、注文する前からカタログデータを見て疑った。

 このチッコイ真空管アンプの出力が15W+15Wだというのだ。これは今だラジオ少年の自分としてはアリエナイことである。片チャンネルで、あのチッコイ真空管(MT管)2本ばかしで15ワットなんて出るわけがない。このパワーを引き出すには、もっとドデカイ真空管(ST管かGT管)を1本使ってギリギリ、2本使えば余裕という構成になるはすだ。しかも、電源や出力トランスも巨大なものが必要になる。この仕様は中国人特有の大ぼら吹きだと思ったほうが良い。

 でも、まあ、そのホラにはどんな仕掛けがあるのだろうと興味深々、騙されたつもりでパチンコ2回分スッたと思って取り寄せたのでした。

 セットして電源オン。バネルのランプとVUメーターの青色LEDの光はなかなか雰囲気がよろしい。ネットでは明るすぎるという指摘もあるが自分は気にしない。作りはしっかりしていて、ガタツキなどありません。適度な重量感もいい。(7.5Kg)

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↑小さい真空管が6F1というヤツで双三極管。かわいいヒーターがちゃんと2つ点火しておりました。真空管の紅い仄かな灯っていいものですな。大きいのが6P15、たぶん5極管。こんなんで15ワットも出るわけありまへんがな。
 

 真空管物特有のスピーカーからのブーンというハム音は、20センチほど離れれば気になりません。合格。

 さて、肝心のサウンド。CDから引っ張った入力で、デジタル音源のピュアでクリアなピアノ曲、グールドのゴールドベルグ変奏曲の再生音はというと・・・・最初の静かなアリアから片チャンネルのスピーカーは看過できないジャミ音を発生しました。これはスピーカーボックス内のゴミのせいかなとボックスを揺さぶったり叩いても変わらず、ダメでありました。そらみたことか。

 アンブ側の問題か、だとしたらヤバイなと思い片方と交換してみると、やはりスピーカーのトラブルと判明。

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↑問題のスピーカー。返品するべきであるが、気が短い私としては即座にアマゾンで評判のスピーカーを取り寄せました。注文して16時間で到着。↓

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↑オンキョーのやつ。バスレフ型6オーム。

 さて、どうでしょうか。低音から高音までの音域が広いバッハのトッカータとフーガ・ニ短調を再生すると、低音部の「ドーン」から高音部の「ピー」まで歪み無くいい感じでちゃんと聞こえます。なかなかどうして結構な迫力。重低音ではスピーカーのバスレフ穴に手をかざすとワサワサと空気振動を感じる。このオンキョーのスピーカーもなかなかヨロスイ。パワーはちゃんと片方10Wくらいは出ている感じがする。

 スピーカの高さはグッドポジションの頭の位置で、2つの間隔は1メートル。自分との距離は1.7メートル。この三角形くらいが15W+15Wのパワーに丁度よろしいようです。

 ただし、4オーム出力を6オームのスピーカーに繋いだので、音圧は3割ほどダウンしております。したがって鑑賞するにはボリュームの位置を12時以上に回さなければ十分な音量が得られません。アクマデモ私的にはです。なにせ衰えた中高年の耳ですから。

 バス・トレブルもちゃんと機能しています。問題なし。

 さて、結論を言うとスピーカーだけがポカでしたが、なかなかのコストパフォーマンスでした。今後、アンプとスピーカーをエイジングしていけば、もっといいサウンドになると思います。ただ故障だけが心配。

 なお、このアンプの素性について検索すると、やっぱりスピーカーを駆動する電力増幅部はICアンプを使っているとのこと。半導体を使えばデッカイ出力トランスも要りません。4本の真空管部分はプリアンプでした。思っていた通り。

 つまり真空管と半導体を使ったハイブリットアンプということなんですな。

 しかし、広告にも付属の取説にもICが使ってあるなんて一言も書かれていない。(アマゾンのには書いてありました) 

 製造元も輸入元も隠さず正直にやってよ。悪い物じゃないんだから。

※レコード盤を聴くターンテーブル用入力端子もありますが、イコライザーアンプが要ります。

追記 --------------------------------------------

 もう45年も愛聴しているレコード録音をCD版で鑑賞すると、子供の頃、親父が買った日立の真空管式一体ステレオ・・・・上ぶたがついたもので、偉そうに足が4本生えているやつ ・・・・ 出力4W+4W、球は6GW8Aシングルを聴いていた当時の記憶が蘇ってきた。

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↑ほぼこれに近いやつが昭和42年から50年ごろまで我が家にありました。それにルービンシュタインのチャイコフスキー・ピアノ協奏曲のLPを掛けて聴いておりました。当時小学校6年生の私は。・・・・

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 このアンプで同じ録音のCDを再生すると、ピアノの低音部と高音部、オーケストラのコントラバス音などは、ほぼ当時の音に近い感覚を体験できる。もちろんCDの再現性はLPレコードとは格段に差があるけれど、なにか真空管を通したアナログ信号の音は数十年経った今でも脳細胞の中に潜在していて、微妙に違いを聴き分けられるようですな。今後はLPプレーヤーにも繋いでかけてみてオール・アナログで視聴してみたい。

 尚、このアンプのボリュームのツマミは装着が少しズレていて、最大では6時の位置まで回せます↓。したがって迫力あるサウンドを楽しむには、2時から3時の位置が適当と思われる。(スピーカーにもよりますが)

 パネル面の印字ではMAXが3時の位置となっています。

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第七の封印

洋画メモ、NO,120、NHKBS

1957年、スウェーデン、白黒スタンダード、96分、デジタルリマスター版

監督: イングマール・ベルイマン、 撮影: グンナール・フィッツエル、 音楽: エリク・ノルドグレン、

出演: マックス・フォン・シドー、ベント・エケロート(死神)、ビビ・アンデショーン

 ベルイマン作品だから、また煙に包まれたような気分で観終えるかと予想したけれど、案外、観るのが面倒くさくなって再生を止めることなく、お終いまで観れた。96分というダレない尺の長さで娯楽的場面もあり、硬くならず観れる作品になっているためだと思う。

 神の存在をテーマにするのはキリスト教徒でもない自分にとっては、依然小難しいことだけど、別にベルイマンは信者だけに観てもらいたいつもりで制作したのではないだろう。分からなくても無理に理解しようとする必要はないと思う。

 まず、リマスターされた映像の美しさ、レンズの描写力に目を見張る。荒れた海、曇り空、森の木々、衣裳の織り目など、最近撮影したように感じる再現性のすばらしさ。

 中世・北欧の自然、風俗、空気感をしっかりと描写してくれる。この当時からスウェーデン映画の撮影レンズはいいものを使っていたようだ。

 それにひきかえ、いつも自分は指摘するけれど、1950年代の東宝のスタンダードサイズのミッチェル・カメラレンズ(望遠)ときたら、これでベルイマンが好んで撮影する森の中を撮ると、樹木の枝や葉はワームホールでも現れたごとく、グルグルと渦を巻いて空間が歪んでいるように見えてしまうだろう。あんなレンズでは、とてもベルイマン作品の撮影には使えるものではなかった。

 旅芸人たちとそのシーンはフェリーニ「道」のザンパノ一座をモデルにしたか。彼らの生活でも舞台でも、なかなか面白く魅力ある小芝居を見せてくれて、固いテーマ内容の映画をほぐしてくれる。

 深い森の中のシーンというのは、黒澤「羅生門」の影響だと思われる。後の作品「処女の泉」ではベルイマン自身が「羅生門」に感化されたと語っている。

 マックス・フォン・シドーは最初から馬面・長首・シカメっ面で、相棒と共に常にブツクサと不平をたらしていて、観ているこちらも滅入ってしまうが、旅芸人一座の美人妻と可愛い赤ん坊の出会いでは幸福感を現す。ホッとするシーンもちゃんと用意してあり均衡がとれている。

 意外とお笑いシーンも結構あるが、傑作なのは一人のオチャラケた旅芸人の命を死神が奪うところはツッコミどころ満載。 そのシーンの最後のカットでは、ベルイマンが「すんまへんな」とペロッと舌でも出したかのようにホンモノの可愛い栗鼠が「ジャン・ジャン」という感じで画面に現れる。だいたい、顔パンパン中年オヤジで白オシロイ顔の死神だってちょっとコミカルに見えるのだが。

 ラストシーン前では皆、やってきた死神を涙を流して憧憬の眼差しで迎える。これから死の世界へと連れていかれるのにどういうことなのか。ここがまた考えさせるところ。

 街の通りで旅芸人が楽しい音楽とともに面白舞台を演じていると、それを遮るように虐げられたキリスト像を抱えた「死の行進」一行が現れる。流れる音楽は例のテーマ。

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・グレゴリオ聖歌「怒りの日」

 これはクラシック音楽でも古くからさんざん使われていて、「またこれか」と思ったが、映画では「第七の封印」が最初ではないだろうか。以後、死神や悪魔が現れるオカルト物、終末物には定番のテーマ・モチーフとなってしまった。

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エアコン換えたら電気代が劇的に下がった

 ほぼ25年前、グランドピアノ購入とともに湿気対策として洋間に新設したエアコン。

東芝のツインロータリー、最大消費電力は1.7キロワット。

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↑を暖房に使っていた昨年度・冬期1月・2月〆の電気代はというと・・・・

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1月分で18,000円を超えておりました。

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さて、今年度、新しく交換した日立のシロクマくん。

最大消費電力は東芝の半分以下、800ワット

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↑を使った今年度1月分は・・・

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1万円ちょっと。8,000円も安くなっておりました。2月も6,000円安い。

 暖房能力は体験的には、ほぼ変わらず、同じ温風噴射能力で、使用時間もほぼ同じ条件でした。

 ただし、シロクマくんの方は室外機の霜取を2時間に1回ほどしか行わず、ほぼフル運転で温風を出してくれますが、旧型は30分に1回は霜取りで10分ほど暖房を停止していたので、旧型の方が暖房能力は低いと言わざるを得ない。

 いかに最近のエアコンの能力がアップしたか、まざまざと実感させてくれました。

古いエアコンをまだご使用の方々。新しいの換えれば数年で元がとれまっせ。

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