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2016年1月

八つ墓村

邦画メモ、NO、98、民放BS

1977年、松竹、151分

監督: 野村芳太郎、 撮影: 川又昴、 音楽: 芥川也寸志

出演: 渥美清、萩原健一、小川眞由美、山崎勉、山本陽子、中野良子、加藤嘉、市原悦子、花沢徳衛、下條親子・・・その他私の好きな俳優さんばかり

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 冒頭、落武者たちが村に逃げ落ちるシーンから旅客機の着陸カットと空港のシーンへと飛ぶ。ここで、原作の昭和20年代初期の話を捨て、現代劇に換えたと分かり、ちょっとガッカリした。

 金田一さんが事件を推理する環境は、百合の花を逆さにした三つ笠の裸電球で照らされ、手回し式の電話が壁に掛かっている薄暗い廊下のある家の時代でなければならない。(映画に使われた屋敷にはこれに近い間取りもある)

 と、自分のように思われた方々もおられようが、映画的に面白いシーンが一杯あるので、これはこれで許してしまう。寅さんの下駄顔・金田一に違和感を感じるが、元々原作には金田一さんの出番が少ないと作者自らぼやいていて、この映画でも金田一が主役とは言い難いので、これでいいかと許してしまう。

 が、農村とはいえ、ニッサン・スカイラインも走っているこの現代の道路の往来に、「祟りじゃー」の日本昔話に出るようなあんな格好した山姥オババが飛び出してきたのにはズッコケた。

 自分は1970年代に流行った横溝小説の独特の文体・・・「おお、恐ろしい、なんと恐ろしいことが起こったのでしょう」・・・という雰囲気には当時ついていけず、推理物は松本清張にハマッタ。しかし最近、推理小説と探偵小説はジャンルが違うのではないかと思うようになったので、今、横溝小説を再読したら、どういう印象を持つか試してみたい。

 それでも、まあ、あれですわ。自分は実際には存在しそうもない私立探偵・金田一さんの話・・・・ 私立探偵と警察が合同に事件を捜査するということが実際にあるのだろうか ・・・・より、うちに帰ったらチャブ台で御茶漬け喰ってる安月給の県警・鳥飼刑事のほうが好きだな。

 例えば、ショーケンが小川眞由美の指の傷を発見するシーン。ここで、ショーケンが「お前が犯人だったのか」というアクションで興奮状態となるので、小川眞由美もバレてしまったと気付きお互い大乱闘・大追跡となる。これが、鳥飼刑事の登場する清張の小説・映画だとすると、傷に気が付いても黙っていて犯人を泳がし、後の証拠固めとし犯人追求シーンにつなげるだろう。

 こういう現実的展開のほうが後々面白くなるんじゃないのと観ていて考えてしまう。

 洞窟で男女が営むのも、鍾乳石や岩石をベット替わりにして、背中は傷だらけになるんじゃないの。と、観ていて考えてしまう。

 全国の横溝ファンの方々。リアリズム好きで、間違い探し好きヒネクレ者の戯言と思って許してください。

 落武者の八人の俳優は大物役者ぞろいだが、その中には私の好きな俳優・丹古母鬼馬二もいて、・・・最初、太った佐藤蛾次郎さんかと思った・・・・ 結構セリフもあるのだけれど、エンドクレジットではその他出演者扱いであった。ケシカラン。

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ウルトラQのことなど

「子供たちはこれを観てないと、

  翌日、学校で友達との会話に入れなかった。」 

   -- 西條康彦 --

 テレビで「ウルトラQ」の放映が始まったのは50年前の1966年1月2日のお正月で、自分は小学校1年生だった。

 雪国であるこちらの学校の冬休みは期間が長いため、1話「ゴメスを倒せ!」と1月9日放映の2話「ゴローと五郎」の放送は冬休み中だったことになる。12日ごろ冬休みが終わり学校が始まると教室内のクラメートたちの集まりでは「ウルトラQ」の話で持ちきりだった。

 しかし、自分は彼らの話の集まりに参加できず、机に座ってじっと彼らの興奮している話し声を聞いているだけだった。なぜなら「ウルトラQ」を観ていなかったから。いや、観せてもらえなかったからである。

 そのわけは、以前にも書いたけど、絶対君主である父親がNHKの7時のニュースを観るためテレビを独占していたからだ。もし、「ウルトラQ」が7時半の放送だったらリアルタイムで観れたかもしれない。

 が、しかし・・・・うちのオヤジが怪獣ものは毛嫌いしていたので、これまたチャンネルを切り換えくれず、観れなかった可能性が高い。

 親父はテレビで観るSF・特撮物は大好きで、円谷作品でも特に毎年お正月に放送される映画「宇宙大戦争」は好んで何度も観ていたが、同じSF作品でも、不意に画面にカイジュウが現れると・・・・「妖星ゴラス」でトドラが現れるシーンなど・・・「ヘヘヘー」と小馬鹿にしたような笑い声を発し、即座にチャンネルを換えることが常だった。オヤジの頭にはキグルミ怪獣イコール子供だましという式が成りたっていたようで、したがって息子である自分にも見せるべきマジメなものではないという信念だったのだろう。

 ということで、オヤジは「ウルトラQ」も子供といっしょに観て、大人の鑑賞にも耐えられるSF特撮作品だという判断には至らなかったみたいだ。オヤジよ、怪獣の全く出ないエピソードもあったんだけどな、アレには。

 親父には生前、1954年「ゴジラ」をどのように評価していたか訊いてみたかったものだ。

 さて、「ウルトラQ」は放送開始の半年?ほど前からテレビで予告編のCMを流していた。これははっきりと覚えている。それには「宇宙からの贈り物」の1シーンを使っていて、ナメゴンが洞窟内に現れ、二つの伸びた目ん玉から点線のような光線を発するカットがあった。  

 これが子供心に怖くて強烈な印象を与え、番組への期待感を盛り上げるものだった。自分は放送開始1作目はこのナメゴンのエピソードだと心待ちにワクワクしていたが、当日は「ゴメスを倒せ!」が1作目となっていて、上記の通り、とうとう観れなかったが、後で「あれ、どうしたの」と不思議に思った記憶がある。

 これは、ウィキペディアによると、直前に変更となる事情があったようで、当初はやはりCM予告通りナメゴンの篇が1作目となるはずだったらしい。

 今は御高齢となられた当時の制作スタッフの皆様。子供というのは、案外こういう細かいことにも気付くもんなんです。

 自分が「ウルトラQ」や「ウルトラマン」を心置きなくテレビの前で観れたのは、数年後の夕方の再放送でのことだった。オヤジが帰宅する時間前である。

 オヤジと自分が夜、一緒に観た唯一の円谷プロテレビ作品は「マイティジャック」で、これにはカイジュウは一切出てこない。同じくカイジュウが出ない「怪奇大作戦」も観れなかった。オヤジの趣味ではなかったらしい。

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2016年、謹賀新年

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   2016年、謹賀新年

 今年は走ります。

  ・・・・てなこともないかな。ボチボチでんな。

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2016年元日スナップ

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↑櫻山八幡宮。雪はありません。神社の階段というのは険しくて毎年滑らないように恐る恐る昇り降りしたもんですが、今年は全くその心配なし。

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↑日枝神社。雪はありません。屋根からの落雪除けも、今年の元日はお役御免。

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↑モンデウス位山スキー場。初心者コースのみ滑走可能。なんとか滑れます。





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