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バッハ、平均律曲集・第2巻で好きな曲

 バッハの「平均律クラヴィーヤ曲集」

 ・・・・日本語では硬く長く、クドいタイトルですな。書く時はWell・T・.Cとしてはどうですかな。W・T・Cでもいいけれど、これでは世界貿易センターになってしまいますな。・・・・

 の第2巻目の円盤(リヒテル演奏)を最近は夕飯の後、ソファーに寝そべって聴いている。ピアノの独奏曲なんてステレオサウンドにしてもあまり意味が無いのでこんな聴き方でもいいのです。

 でも、プレリュードとフーガのセット全48曲は円盤2枚に収まる長時間版で、とても一夜で聴きこなせるものでもなく、いつも1枚目で鑑賞終了となる。まあ、2枚目はこの次の楽しみにとっておきたい。

 第2巻を聴いていて面白いのは1巻目から20年経っているバッハの音楽性の変化で、当時、対位法の音楽は時代遅れと言われていたことに対する抵抗と影響を感じること。1巻では見られなかった、なにか1曲がモーツァルトやベートーベンのソナタの単楽章のようなものが見受けられる。反復記号や分厚い和音も出てきて、さらに過去にない面白い和声進行もあったりする。バッハも時代には逆らえなかったのですな。

 ま、それは自分の拙い所感で、この曲集を鑑賞するにはどうでもよろすいこと。人それぞれ受け取り方は違いますわな。今のところ特に好きな曲は以下です。

・3番プレリュード嬰ハ長調。

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↑ショパンの「24のブレリュード」やメンデルスゾーンの「無言歌集」の一つに入れても良いような、シンプルで愛らしい透明な曲調。左手のトン・トンというリズムに合わせた右手のシンコペーションを伴うメロディーは一つの「糸紡ぎ歌」あるいは「機織り歌」とっいっても良い。後に明るい3拍子に突然変化し、糸紡ぎのお手伝いをホッポリ出した元気な子供が走り回っているようだ。

・5番プレリュードニ長調。

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↑勝利した勇者が行進、凱旋しているようなリズム感タップリの明るい勇壮な舞曲。3拍子系は堂々と歩く行進曲にもなります。鬱な気分の方、周りに嫌なヤツが居る方はこれを聴いて気分を吹っとばしてください。2小節目はゼンオン版では(P)ピアノの指示になっているけれど、リヒテルはここも(f)フォルテで力強く弾いています。一方、タチアナ・ニコライエワやグールドはこの楽譜通りPで弾いている。

・12番ヘ短調プレリュード。

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↑なんとも愛らしい、慈しみあふれた曲。これもシューマンの「子供の情景」の一曲に入れてもいいような曲。映画だと幼子が一人で健気に遊んでいるシーンに使えそう。それほど難しい曲ではないのでソナタアルバムに入れてもいいのではないだろうか。ピアノのおけいこではインベンションでバッハ嫌いになる子供もいるので、そういう時は中学生くらいになってからこの曲を弾かせてはどうか。これを聴けばバッハの対位法音楽という堅苦しいいイメージは払拭されると思う。ベートーベの初期のソナタの第二楽章にあってもいいような曲。

 ところで、ショパン、メンデルスゾーン、シューマンともにバッハを神様のごとく尊敬しておりました。彼らのピアノの譜面台には、この曲集がいつも並んでいたとは容易に想像できます。

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