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三度のメシよりショパンの三度

 ショパンの三度の練習曲・OP25-6を英語圏ではThe Double Third Trills、「ザ、ダブルサード・トリルス」とも巷では言うそうな。ルパン、ザ・サードじゃありませんがな。

 その練習曲を弾き初めて足かけ2か月、完璧に暗譜してしまいました。上手く弾けず、何度も繰り返し練習するので、結局楽譜なしでOKになってしまうのですな。まあ、レッスンで楽譜を広げずに練習するとピアノの先生には怒られますがね。

 右手だけなら全曲通して弾けるのに、左手がからむと本当につっかえてしまう。やっぱり難しいです。

 私の場合、次のパッセージが弾きにくい。

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↑イントロの長いトリルから2・3の指使いになる小節は相変わらず弾けません。どう訓練すれば高速でああ出来るんだろうか。ここは、1・3、2・4、1・3、2・4というコルトー版解説の別の弾き方バージョンを使っています。これだと音がコロコロとしてこれはこれで面白い響きなんですが、高速演奏には向いた弾き方ではありません。

 これも弾きにくい。

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↑この全音の楽譜の運指の3・1→2・1という箇所が嫌なので、自分はコルトー版を使っていますが、それでも右手は時々ズッコケます。

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↑上段のトレモレ下降はハ長調なので白鍵だけの使用で簡単ですが、下は変ロ長調で黒鍵が混じり極めて弾きにくい。プロのピアニストは全く違和感なく弾いているので、楽譜が読めないと難しさに気が付かない箇所。

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↑うまく弾けるか心配だった、両手半音階トレモレ下降はナントカやれました。両手左右対称なので構造的には単純です。でも速くは無理。

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↑さて、もっとも困難なのが、左手伴奏の指の置き替え1・5という箇所。同じ鍵盤を抑えたまま瞬時に親指から小指に置き替えます。こういう指の置き替えは伴奏部分で5・3など、いっぱい現れますが、これが出来ない。私はすべて指を空中にフッ飛ばしています。

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↑いっぽう、パデレフスキー版にはまったく指の指示が無い。
 

 ショパンはパリ滞在時、エートコの子の個人レッスンをしていましたが、・・・・(1レッスンあたり今の価値で20万円くらいのレッスン料をとっていたらしい)・・・・けっこう気が短かったらしく、生徒が間違えると鉛筆をヘシ折るほど癇癪を起した言われています。こんな弾き方をする自分が生徒だったら部屋から追い出されるかもしれない。

・・・という難しさ、お判りいただけましたか。

 でも三度の練習は楽しいです。予備練習のハノンの曲ですら面白い。

 最後の将軍、徳川慶喜は隠居して趣味として写真を始めると、当時はフィルムにあたる感光版から造らねばならず、写真技師から「難しいからお止めなさい」と忠告されたそうだけど、彼は「難しいから止められないんだ」と聞く耳をもたなかったという。

 まさにこれですな、難しいから止められない。

 ↓どうしたら、こう涼しい顔で弾けるんだろうか。この先生に習いたいね。

この映像で紹介されているチェルニー・「トッカータ」の楽譜を手に入れたい。

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