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2015年6月

化け猫出た

 ついに念願の幽霊?、妖怪を見る事が出来た。

 長年、見たい観たいと思いつつ、寝床で何度金縛りに遭って恐る恐る薄眼を開けても、全く姿を現さずカッカリしたものだったが、とうとう昨晩出ました。こんなんが。・・・

 やはり、丑三つ時。ウトウトしていたとき、近所でニャンコの声が「ミャー」と聴こえた次の瞬間、ベットの足元より向こうにある押入れの戸がスーッと開き、その暗闇から現れました。コイツが・・・。

 お嫁さんが着る白無垢の装束で頭髪からカワイイ耳がチョンと立っていて、白粉の厚化粧は入江たか子の化け猫そのものでした。但し、もう少しスリムで美人でしたな。

 1953年の入江たか子はもう熟女を通り越していて、化け猫をやるにはなんかムリを感じるし、その10年後の「椿三十郎」では化け猫をやっていたとは想像すら出来ないオットリ御婆であります。ちょっと自分の理想とは離れています。

 現れた彼女は、ちょっとこちらを斜め顔で凝視し足元に立っておりましたが、自分はさらに「呪怨」のカヤコのように顔面まで寄ってくるのでは、という恐怖心と金縛りで「ウァー・・・」という呻り声を発したのを覚えています。

 そこでREM睡眠が覚醒しました。

 猫の鳴き声から、過去にチラッと観た入江たか子さんの映像イメージへと繋げてくれた脳細胞のイタズラでありました。幽霊なんて、みんなこういうプロセスで見るものじゃないですかね。

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衝撃映像「見逃せない瞬間MAX・・・」グッジョブ!!!

  2015年6月12日、フジテレビ地上波で午後7時から2時間番組で放送された、

「見逃せない瞬間MAXまばたき禁止!な海外最新驚き映像大集合!!」

 のプロデューサーとディレクターに拍手を送りたい。

 この手の衝撃映像番組でありがちな、司会者とひな壇タレントによるオシャベリでお茶を濁しながら少ない映像本数で著作権費を抑え、時間伸ばしするという手法を排し、一貫して分かり易い大きなテロップで解説しながら次から次へと映像だけを大量に紹介してくれた。これはグッジョブ!!!!。映像量はスタジオひな壇アリの場合の3倍はあったのではないだろうか。

 かつて、こういう番組は日本テレビなどでは矢島正明さんのナレーションで、やはり次から次へと映像を流してくれて飽きなかったものだが、いつごろからか、衝撃映像からスタジオに戻り、こんな具合でダラダラと進行する流れになってしまった。

Photo

司会・ いやースッゴイ映像満載でしたねー、Aさん、どれが印象にありますか。

A・ あのバイクで飛んじゃったところズコかったですねー、大丈夫ですかアレー。

司会・ あれイタイじゃ済まないでしょう、病院行でしょー。Aさんも道で何かスッゴイ経験したことはありませんか。

A・ 実は小学生の時に自転車で転んで走っているダンプの下までザーッとコケたことがあんですよー

全員・ 「えーーーーーー!!!」

 この後、Aの自己体験を長々と説明。

司会・ もう一つAさんの体験に匹敵するようなスッゴイ、バイクの衝撃事故映像があるんです。いってみましょう。

 映像を流すもクエスチョンマークで肝心な箇所を隠し、ひな壇の何人かの驚いた顔のアップと「えーーーーー!!!!????」、というSEでコマーシャル。コマーシャル後、衝撃事故に至るまでを実際映像と再現ドラマで長々と紹介。

 ( ま、こういうところはCMも含めて三つくらいの早送りでぶっ飛ばすからいいけどね。民放の番組はほとんどHDDに録画してから観てます。 )

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 ・・・・全国の放送業界を目指している学生諸君よ、テレビ局に就職したら、こんな小学生にでも出来る楽な台本作りと番組構成、誰にでも出来る簡単なお仕事で年収1500万もらって安泰ですぞ。

 今回のフジテレビの衝撃映像番組は、こういう視聴者をバカにした進行を採らず、ほんとうにテレビの前から離れられない、本来の形に戻してくれた。プロデューサーとディレクターさんよ。あんたはエライ。

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イエロー・ハンカチーフ

洋画メモ、NO、116、BSNHK、吹き替え版

原題: The Yellow Handkerchief.

2008年、アメリカ、サミュエル・ゴールドウィン・フィルム、96分

監督: ウダヤン・プラサット、 撮影: クリス・メングス、 音楽: イーフ・バーズレイ

出演: ウィリアム・ハート、マリア・ベロ、クリスティン・スチュアート、エディ・レッドメイン、桃井かおり

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 山田洋次監督の松竹版を「動」とすると、こちらは「静」という感じがする。

 オリジナルの松竹版は、道化役の武田鉄矢がガチャガチャと動いて喋ってウルサク落ち着きが無いが ・・・・ (高倉健といい対称になっている) ・・・・ アメリカ版は全員だいたい大人しくコメディー色は排している。これは日本とアメリカの演出方法の違いもあると思う。邦画はおしなべてオーバーアクション傾向となる。

 ということで、このアメリカ映画もコレはコレとして観れた。

 だけど、まあ、松竹版との相違点を見つける楽しみが半々だったかな。ニラレバ炒めがレバーステーキになっている洒落はファンサービスだったかもしれない。

 元々オリジナルの物語はアメリカが原作なので、高倉健の仕事であった炭鉱従事者が油田従事者になっていたのは原作どおりなのかもしれない。

 高倉役、ウィリアム・ハートの感情を押し殺したような演技も、高倉といろいろ比較されるようだけれど、コレもコレでなかなか良かった。

 倍賞千恵子役は「男が守ってやるべき女性」というよりも、自己主張の強い、逆に頼りになりそうなオネーサマだったのはアメリカ映画らしい。

 ラストの黄色いハンカチを見つけるシーンはもうちょっと工夫できないかな。

 ハンカチをとうとう発見できず、諦めて交差点の信号待ちで停車していたら、スクールバス(鮮やかな黄色)が左折してきて、その窓ガラスに死角だった横丁の奥にあるハンカチが偶然、一瞬反射して見えた。・・・・ というシーンにしてはどうかな。

 桃井かおりは2シーンでカメオ出演。吹き替えも彼女自身がやっていた。松竹版ではタコ社長が演じていた旅館の主の役。

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幸福の黄色いハンカチ

邦画メモ、NO、95、NHKBS

1977年、松竹、シネスコ、108分、デジタルリマスター版

監督: 山田洋次、 撮影: 高羽哲夫、 音楽: 佐藤勝

出演: 高倉健、武田鉄矢、桃井かおり、倍賞千恵子、渥美清

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 二度観になる。初見はBSで放送された2012年だったけな。その時は、たしかに70パーセント傑作の映画だと感じた。今回は90パーセント傑作だと感じた。

 再見したきっかけは、BSの番組で前田吟と池上季美子がこの映画のロケ地を探訪するというのを観たためで、映画の再確認であった。

 ・・・・この番組、どうせなら武田鉄矢と桃井かおりが訪れるという企画にすればよかったのだが、二人ともオファーできなかったのだろう。もっとも武田がいると余計なことまでベラベラ喋りすぎて番組が混乱するかもしれないが。

 この映画が公開された当時は自分は二十歳前後の生意気盛りで、黄色いハンカチを何十枚も掲げて妻が夫を待つなどという、いかにもお涙頂戴の感がして「こんなの観るもんか」と反発したものだ。

 それに、武田鉄矢と桃井かおりも自分の好みのキャラでは無かったし、マツダ・ファミリアもデサインの嫌いな車であった。・・・・この次の世代のFFファミリアは良かった。

 二度観して傑作率がアップした理由は、やはりフラッシュバックで現れる高倉と倍賞の生活風景の描写が優れていること。特に倍賞の演技が素晴らしかった。彼女は高倉言うところの「弱い女」、「男が守ってやるべきもの」をうまく表現していた。

 これを逆の意味で際立たせたのが武田と桃井で、二人とも性に関係なく、誰が見てもどうしょうもない嫌な人間を上手く演じている。常識ある男性から見て、失恋したばかりの武田がナンパした女性にすぐ体を求めるのも嫌だし、桃井がビービー大きな声で泣き叫ぶ幼児性にも、2.3発張り倒してやりたい気分になってしまう。高倉・倍賞といい対称になっている。

 ただし、武田の嫌な人間性も、高倉健の彼へのいつかのスルドイ説教で、観ている観客の気分が中和されバランスが取れていく。彼も成長していく。うまい脚本ですな。

 その脚本については、高倉が傷害致死で刑務所に入所する過程のシーンがスパッと省略されていて潔い。私だったら「ショーシャンク・・・」のように裁判での判決シーンを入れるかもしれない。

 ラストの武田と桃井の車内キスシーンは、ちょっと長くて嫌だな。これも自分が監督なら武田が助手席の桃井の手を握ったシーンだけにするかもしれない。

 その前の高倉と倍賞の出会うシーン、セリフを排したロングショットが素晴らしい。そこで倍賞のアップの1カットは必要ではないかと後で継ぎ足して撮影されたそうだか、これはやっぱあった方が良かったと思う。

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