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ロボジー

邦画メモ、NO、93、NHKBS

アルタミラピクチャーズ、東宝配給、111分

監督: 矢口史靖、 撮影: 柳島克己、 音楽: ミッキー吉野

出演: 五十嵐信次郎、吉岡由里子、濱田岳、チャン・カワイ、田畑智子、和久井映見、小野武彦

 

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 誰がどう見たって人が中に入っているとしか思えない着ぐるみロボットを、本物の人型ロボットだと、大衆のみならず理工学生までもが信じてしまうというタワケタ話の映画。

 だけどテンポがいいのでお終いまで楽しく観られた。監督はこのタワケタことが面白いとコメディー映画にしたのだろう。コメディーのなかに1人暮らし老人の哀愁も込められている。

 映画を観る前から、ロボットの中に人が入っているように見えてしまうことを、どうやってゴマかしてデッチ上げるればよいかを自分で考えた。

 人の動きというのは曖昧で雑である。つまり、ロボットの動きにファジー制御を取り入れてワザと不安定で不正確でギクシャクした人間ぽい動きにしたと記者会見で公表すればいいのではないか。あの理工科女子学生はこの技術に憧れたということにして、これを脚本に盛り込めばいいのだが、そういう展開ではなかった。こっちの方向で制作しても面白い映画が出来たと思うが。

 ミッキー・カーチスの老人力演技が良かった。電話ガイダンスの番号案内に癇癪を起して切ってしまうところは爆笑した。自動販売機でカップ酒を購入するしぐさや、ちゃぶ台で御茶漬けをさらう動きなど自然でうまい。

 ミッキーの演技はいいのだが、やはり最近の邦画のやり方なのか、この監督さんのカラーなのか役者のオーバーな芝居が気になった。それは前作の「ハッピーフライト」でも感じた。特にエンジニア三人組の太っちょ。元々プロの役者でないので仕方ないが、ああいうアクションは昔の香港映画や大映系ドラマにあったが、最近の夜9時台のテレビドラマ、特に漫画やコミックが原作のもので再び見せられるようになってきた。私はどうも鼻につく。

 コスプレ会場で、誰もロボジーの存在を気にかけないというシーンがあるのは、アイロニカルな上手い脚本だと思う。

 エンドクレジットのダブル・ミッキーの歌とバンドがいい。・・・・ 五十嵐信次郎とシルバー人材センターの「MR,ROBOT」

 そのエンドロールでチョコチョコ現れる、柳原良平風のちょっと動くイラストがまた面白い。

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