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キングコング

洋画メモ、NO、113

RKO、1933年、100分

監督: メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シェーザドック

撮影: エドワード・リンドン、バートン・L・ヴォーカー

音楽: マックス・スタイナー

技術: ウィリス・オブライエン

出演: フェイ・レイ、ロバート・アームストロング

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 怪獣やミニチュアをストップモーションで特撮するのに子供のころから疑問を感じていた・・・というよりは、好きではなかった・・・・ので、ずーっと今までこの古典名作を未見のままであった。学生時代、テレビでエンパイヤステートビルのシーンをチラッと見ただけであったが、そのときは随分と粗い動きのSMAだなと感じ、まあ、創生期のものだからこんなものか、全編こういう調子だろうと、観る気が起きなかった。

 今回、初めて全編鑑賞した結果、・・・ 面白かった。やっぱり名作でありました。

 自分は誤解していた。すべての特撮シーンがSMAだと勘違いしていた。見てみると実際は実物大のコングの目や顔面筋肉の動くアニマトロニクスを用いたり、パペットもどきを使ったナントカザウルスの水上ミニチュア特撮、ミニチュア・ハイスピード撮影なども適宜取り入れ、ダイナミックな総合技術特撮作品となっていた。これを未見で半生を送ったのは大きな損失であった。

 コングの毛並などが微妙に変化するのはSMA撮影でありがちな、指で表面をひっかけてしまう、ちょっした間違いであり、撮影後のラッシュを見るまで分からないことであるが、エンパイヤでの撮影では明らかにコングのモデルに風をあてて撮影していたようで、コングの毛並全体が波打っていた。心憎い演出。

 アクションシーン、特撮シーンともに宮崎アニメのように水平・垂直方向へダイナミックに動く演出で飽きさせない。どのシーン、どのカットも後の映画・テレビの特撮物への影響を与えたことは容易に想像できる。

 SMAの動きの粗さは後のハリーハウゼンの仕事で改良され反映されたと思う。この映画があってこそのこと。

 東宝「キングコング対ゴジラ」での島のネイティブ達の歌う音楽のリズム、メロディーはこの映画のそれを参考にしているのを感じた。

 あの当時のサイレントムービーカメラの全体が良くわかるシーンがある。今でも実用出来そうなシッカリとした造りのものですな。

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