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2014年10月

原子怪獣現る

洋画メモ、NO、114

1953年、WB、白黒、スタンダード、80分

原題: The Beast from 20,000 Fathoms.

監督: ユージン・ルーリー、 撮影: ジャック・ラッセル、 音楽: デビット・バトルフ

テクニカル・イフェクト: レイ・ハリーハウゼン

出演: ポール・クリスチャン、ポーラ、レイモンド、リー・ヴァン・クリフ

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 原題のFathoms には「測り知れないほど深い」、「不可解」という意味もあるが、Fathom だと水深測定単位で2ヤードという単位になる。2万ヤード深海の不可解というダブルで用いられているのだろうか。

 怪獣映画の原点と呼ばれている作品だが、東宝「ゴジラ」はこの映画の影響を受けているのだろうか。調べると「ゴジラ」の制作は1954年春からであり、公開は1954年11月3日であるが、この映画の日本公開は1954年12月22日である。こちらの映画のほうが後だ。

 東宝のスタッフがアメリカで1953年公開のこの映画を既に観ていたかどうかは分からないが、「ゴジラ」との類似点がいくつか見られる。それは・・・。

1、怪獣(恐竜)は核実験で蘇り、水中も進むためサルベージによる調査シーンがある。

2、怪獣の目撃者に、ちょっとしたインテリと船舶・漁業従事者がいる。当初、彼らの目撃証言を関係者に信じてもらえない。そのハンサムなインテリには美女がつく。

3、怪獣を分析する古代生物学の博士がいて、怪獣を貴重な学術資料だとして退治することを惜しむ。

4、怪獣は都会にまで現れる。

5、高い塔(灯台)の先で人が怪獣に襲われてしまう。

6、街角で怪獣を仰ぎ見ながら人々が逃げまとう。ゴジラの放射能に匹敵する何か得体の知れない汚染物質をまき散らしている。

7、怪獣を退治するのに高圧電流を使い、後に秘密兵器が登場する。

と、ざっとこんなところか。

 ハリーハウゼンのストップモーションアニメは、動くバックの実写と合成されているカットがある。この映画から試みられたようだ。予算20万ドルでカツカツの制作費用だったとハウゼンは特典映像で語っている。

 冒頭の氷山の崩壊(一部実写あり)とラストのローラーコースター炎上崩壊のミニチュア特撮は上質の出来。ハイスピード撮影が適切。

 本編、氷上基地周辺での俳優の演技や構図、セリフ回しがエド・ウッド的凡作演出で退屈だったが、後に登場する生物学博士が芝居の上手い人で、ここから映画が引き締まった。

 怪獣の正体・姿を映画の始まった早い段階で観客に曝している。これはもうこの手の映画の反面教師といっていい凡作脚本。

 若いリー・ヴァン・クリフが狙撃手として発射する放射性同位元素が、どういう理屈で怪獣を退治するのかは省略してしまっている。尺が短く低予算ということもあるだろうが、1954年東宝「ゴジラ」のほうが、これよりはるかに優れた怪獣映画だと思う。

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CB1100久しぶりに散歩

CB1100、NO,31

 2014年、10月26日、CB1100を小屋から引っ張り出して、久しぶり(2ヶ月ぶり?)に3時間ほど散歩した。

 本日は快晴、気温は22度ほど。絶好のツーリング日和。相変わらず目的地も無く、高山市、飛騨市一円を、国道を避けて下道ばかりブーラブラ。最近は車でもオートバイでも時速50、.60キロでノンビリ走るのが趣味になってきて、自分の後ろに4輪車がくっつかれるのが嫌で、国道はできるだけ走らないようにしている。日本人の3人に1人は安全な車間距離を保たない。

 CB1100の点火ではセルボタン3パツ押しました。やはりバッテリーがヘタッているみたい。このオートバイも購入から満4年過ぎました。

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↑去年2013年6月ごろのオドメーター

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↑昨日のメーター。走っていませんな。それでは走りましょう。

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↑先日、ヒコーキ祭りがあった飛騨エアパーク沿いの農道にて。遠くに何か・・・。

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 ↑今だ御家族の元に帰られない方々がいる。無念でしょう。

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↑たしかグッドデザイン賞を獲得した丹生川ダムの上。遠景の山々はまだ紅葉には早い。6年ほど前、ダムの建設中の道をゴリラで走行中、クマちゃんに遭遇した場所です。センタースタンドを立てましたが、クラブバーがサイドバックで塞がれ、起こすのが難しくなってしまった。結局リアホイールのカバーをつかんでヨイショと持ち上げた。

Photo

↑ウィキから拝借

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↑二日前の冷え込みで-2.2度を記録した高山市荘川町六厩のパーキングにて。ワシのイレブン、4年目にしてはキレイでしょ。って、アンマ走ってませんから。

 このあたりの気温は18度位だったかな。帰り、グリップヒーターを点火、昨年、ケーブルの接触不良か何かで、効いたり効かなかったりしたけど、今回は使えました。

 実は白状すると、アールズギアの4本出しマフラーを4月に赤男爵経由で注文しているのですが、今だ音沙汰が無い。このぶんじゃ取り付けは来年になりそう。

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KLX125久しぶりに散歩

原付2種ツーリングメモ

 2014年10月12日、台風19号が接近中、いたって穏やかな秋日和に、KLX125を久しぶりに引っ張り出して3時間ほど散歩した。今年に入ってのバイク生活は天候の不順もあって、かなりアクティビティが下がっている。今日でやって3回目の離陸。

 このオートバイも購入して足かけ5年となった。オドメーターは約14700キロ。距離少ないすね。バッテリーはちょっとヘタってきたようで、4月に2時間ほど動かして3ヶ月ホッタラカシ後、走ろうとしたら、ランプは点灯してもセルモーターのパワーが弱く、「カシュ・カシュ」という音を立てるだけで、エンジンが掛かりませんでした。3年前、ほぼ半年放置した時でも一発でエンジンは掛かったのですが。

 で、電圧を測ると11ボルト。ホムセンでチャージャーを購入(4000円)、2時間充電してようやく掛かりました。4000円の支出はちょっと痛いけれど、赤男爵にトランポで運んでもらっても4000円位の費用がかかるので、このほうが今後の利便性を考えてお得と判断しました。

 その後赤男爵で1年点検、ちょっと茶色くなったブレーキオイルを交換。(プラグキャップのリコールもありました) このバイク屋までの行き帰りが今年2回目の離陸でありました。

 今回の離陸では目的地も無く、飛騨市周辺をブーラブラ。

↓飛騨市の道の駅でカワサキトリオ撮影。真ん中はニンジャです。

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↑高山市国府町、今年夏の大雨洪水でも流されず生き残った奇跡の一本松。

 四捨五入すると還暦の齢となり、バイクを引っ張り出し、ジャケットを着て、プロテクターを着けて、グローブはめて、メットを・・・・・の、なんたらこんたらが、メンドクセーと感じるようになってきた。でも、走ると楽しいね。

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キングコング

洋画メモ、NO、113

RKO、1933年、100分

監督: メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シェーザドック

撮影: エドワード・リンドン、バートン・L・ヴォーカー

音楽: マックス・スタイナー

技術: ウィリス・オブライエン

出演: フェイ・レイ、ロバート・アームストロング

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 怪獣やミニチュアをストップモーションで特撮するのに子供のころから疑問を感じていた・・・というよりは、好きではなかった・・・・ので、ずーっと今までこの古典名作を未見のままであった。学生時代、テレビでエンパイヤステートビルのシーンをチラッと見ただけであったが、そのときは随分と粗い動きのSMAだなと感じ、まあ、創生期のものだからこんなものか、全編こういう調子だろうと、観る気が起きなかった。

 今回、初めて全編鑑賞した結果、・・・ 面白かった。やっぱり名作でありました。

 自分は誤解していた。すべての特撮シーンがSMAだと勘違いしていた。見てみると実際は実物大のコングの目や顔面筋肉の動くアニマトロニクスを用いたり、パペットもどきを使ったナントカザウルスの水上ミニチュア特撮、ミニチュア・ハイスピード撮影なども適宜取り入れ、ダイナミックな総合技術特撮作品となっていた。これを未見で半生を送ったのは大きな損失であった。

 コングの毛並などが微妙に変化するのはSMA撮影でありがちな、指で表面をひっかけてしまう、ちょっした間違いであり、撮影後のラッシュを見るまで分からないことであるが、エンパイヤでの撮影では明らかにコングのモデルに風をあてて撮影していたようで、コングの毛並全体が波打っていた。心憎い演出。

 アクションシーン、特撮シーンともに宮崎アニメのように水平・垂直方向へダイナミックに動く演出で飽きさせない。どのシーン、どのカットも後の映画・テレビの特撮物への影響を与えたことは容易に想像できる。

 SMAの動きの粗さは後のハリーハウゼンの仕事で改良され反映されたと思う。この映画があってこそのこと。

 東宝「キングコング対ゴジラ」での島のネイティブ達の歌う音楽のリズム、メロディーはこの映画のそれを参考にしているのを感じた。

 あの当時のサイレントムービーカメラの全体が良くわかるシーンがある。今でも実用出来そうなシッカリとした造りのものですな。

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