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旭座、30年間ありがとう

ここ、土肥中唯一の映画館が2014年9月1日、閉館してしまった。

↓閉館翌日の9月2日には、もう機器の撤収が始まっていた。

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 小さいスクリーンが4館のコンプレックスシアターで、つい最近D・プロジェクター化されたばかりなので、まさか閉館してしまうとは思いもよらなかった。

 デシタル化による投資で赤字が続いたという。また、館主が仰るには、話題作が思うように配給してもらえず、客足も伸びなかったという。そこは、自分も感じるところだった。最近の「ゴジラ」はここで観ようと期待していたのだが、とうとう上映されなかった。なにか制約や圧力があるのだろうか。

 それとも、地方の映画館は後回しにされるような悪しき習慣があるのかどうか知らないが、こういうファンを無視した日本の映画界の問題が映画館を潰し、劇場映画ファンをますます映画館ばなれにさせていく。

 また、以前、「タイタニック」をロングランのお終いの頃に観に行ったが、フィルムがキズだらけで鑑賞するには問題があった。館主は当然分かっていた上での上映だったはずで、これも痛んだフィルムが交換してもらえないという映画の配給システムの欠陥によるものだったかもしれない。こういうことも映画館ばなれの原因のひとつだと思う。

 それにしても残念ですな。この映画館が無かったとしたら、ジブリ映画も小さいテレビの画面で初見しては全然印象が違ったはず。隣の町の映画館まで100キロ以上も離れているこの地において、旭座の存在意義は計り知れないものだった。

 ここで観た一番思い出のある映画、見応えのあった映画、「ああ面白かった」と映画館を振り返り見て家路についた映画は旭座が新設されて間もないころ観た「Back to the Future」かな。もうそういうこともないのか。旭座よ30年間ありがとう。

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コメント

お久しぶりで御座います。

全国の映画館が軒並み無くなっていますね。
自分もここ数年、行った記憶はないので
偉そうなことは言えませんが(苦笑)、自宅で
楽しむ人が増えたからなんでしょうね。

フランスみたいに、小さな町の映画館で
小さな作品や珍しい作品を
散歩がてらに鑑賞出来る文化が自分的には
良いのですが、日本では費用対効果で。。

投稿: 無無無。 | 2014年9月 4日 (木) 06時32分

無無無さん。こんにちは。
やっぱりデジタル化が首を絞めたようですな。
機械一つ1000万かかるそうで、古い地下タンクのガソスタが新しくできず閉店するのと同じみたいです。
フィルムにこだわるところもあるみたいですが小さな町では運営は無理かもしれません。

投稿: アラン・墨 | 2014年9月 4日 (木) 15時52分

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