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ベートーベンの交響曲を弾く

 エド・ハリスが鼻を特殊メークしてベートーベンを演じる映画、

「Copying Beethoven」・・・・邦題は「敬愛なるベートーベン」という文法的におかしなタイトル・・・・で、私の好きなシーンがある。

 ベートーベンの住むアパートに映画の主人公である写譜師の女性が尋ねると、ベートーベンの部屋の階下の住人である御婆ちゃんが階段で佇んでいる。ここにいるとベートーベンの作曲している音楽が漏れてきて、誰よりも早く彼の音楽が楽しめるという。先日もこんな素晴らしい曲が聴こえたと御婆ちゃんがウットリしながら口ずさむメロディーが、交響曲7番、第2楽章の導入部テーマ。

 この御婆ちゃんが感動したこの音楽は当時の初演でも大好評で、第2楽章のみアンコール演奏されたという。かくいう自分も、ここ5年来もっとも気に入る音楽となってしまった。

追記: この曲を初めて耳にしたのは映画「不滅の恋/ベートーベン」だったと思います。「のだめナンチャラ」とかがきっかけではありません。

 なんとか、これをピアノで弾けないかと思案したら、リストがピアノで弾けるよう独奏曲、および連弾曲(あるいは2台のピアノ用)に編曲していたことを思い出した。そこでアマゾンで取り寄せたのが↓の楽譜とCD。

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CDの奏者はシプリアン・カツァリスですが、はっきり言って全楽章とも素晴らしい演奏です。特に第4楽章はスタンディングオベーションものです。

↓第2楽章は14分45秒あたりから。

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↑1ページ目を弾いてみると映画の御婆ちゃんのように自分でもウットリとした顔になってしまう。ただし、2ぺージから難しくなるんですな。なんつーっても鍵盤の帝王、「ピアノはオーケストラの代りになる」と豪語したリストですから、まるで四本の手で弾いているように聴こえるテクが散りばめられています。恐らく自分はお終いまで弾きこなせないと思う。

 でも、この編曲、ベートーベンのシンフォニーは好きでも、リスト嫌いな方、ピアノが嫌いな方は邪道だと思われるかもしれない。また、リストが自分のピアノテクニック誇示のために編曲したものだと思われるかもしれないが、当時、楽譜出版社から、家庭のピアノでベートーベンの交響曲を楽しむという目的でリストに依頼してなされたものなので、誤解されないように。

追記: 当時、リストはリサイタルでこの編曲集を弾くことがあったそうで、必ずしも家庭用という目的だけで出版されたものではないらしい。

・ 2014年9月現在、楽譜の4ページ目まで攻略終了。指の届かないところはオクターブ上下に移動させて演奏。3ページ目の演奏はくたびれます。

↓四手用編曲の演奏

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