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サントリー伊右衛門、特茶のCM音楽って

本多・円谷コンビの映画ファン、伊福部昭ファンの方なら一発でお判りですよね。

このCMのデモDVDでは「宇宙大戦争」のテーマがそのまま使われていたという。

 その音楽イメージを壊さず作曲家の中川俊郎氏が曲を付けたようだ。これを短絡的にパクリだなんだとは言えないだろう。中川氏もそういう声に対する説明は準備しているかもしれない。でも、CM画面の片隅に小さな文字でよいから「伊福部昭に捧ぐ」というテロップがあってもいいと思う。ひょっとしてスコアに「献呈・伊福部昭」と記載してあるかもしれないですが。

追記:中川氏は伊福部昭、生誕100年への想いを込めて作曲したとフェイスブックで述べておられた。

 そういう伊福部先生も、他人の曲ではなく、過去の自作曲をアレンジした音楽が結構あります。↓

 元々、↑の映画やゴジラのテーマにはこういう経緯があるようで、ウィキからそのままコピペすると・・・・

『ゴジラのテーマ』は、ラヴェルの『ピアノ協奏曲ト長調』の第3楽章のある部分のメロディと似ている部分がある。もともとゴジラのテーマは『ヴァイオリンと管弦楽のための協奏風狂詩曲(ヴァイオリン協奏曲第1番)』の管弦楽トゥッティ部分からの転用であり、この曲におけるリズム細胞の構築の仕方がラヴェルのピアノ協奏曲に良く似ている。「ゴジラのテーマ」の旋律はゴジラ第1作(1954年)より前に、映画の『社長と女店員』(1948年)や『蜘蛛の街』(1950年)でも使用されている。

・・・・ということらしいです。

 ユーチューブ「社長と女店員」のコメント欄には伊福部先生のその他自作曲アレンジが沢山指摘されていますが、私自身も「サンダ対ガイラ」のメーサー砲マーチの主題を市川映画「ビルマの竪琴」で発見しました。また、「ゴジラ」での被災地を描写する鎮魂の音楽はソックリそのまま「座頭市」シリーズのあるエピソードで使われていたと記憶しています。

 作曲家が過去の自作曲をアレンジしたりテーマを再利用するのは普通のことで、モーツァルトやベートーベンもやっていますが・・・・伊福部映画音楽にはちょっとそれが多いように感じます。伊福部先生、忙しかったのかなー。

 それにしても、自分がピアノ好きだからかもしれないが、伊福部音楽で多用される、弦楽器の物哀しいメロディーを支えるピアノの低音部のゴーン・ゴーンという律動音、胸に染み入りますなー。

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コメント

ケンタッキーフライドチキンのCMと似ていませんか?
フライドチキンの油を、特茶で分解?

特茶CM
https://youtu.be/99NK17v9Sjg

フライドチキンCM
https://youtu.be/5ruVViqLOoY

投稿: ちきちき | 2017年6月16日 (金) 18時46分

ちきちきさんコメントありがとうございます。
たしかに「オールドケンタッキーホーム」の出だしと一致します。よくお気づきになりましたね。

投稿: アラン・墨 | 2017年6月17日 (土) 10時06分

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