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藁の盾

邦画メモ、NO、90

W・B、2013年、125分(日本テレビで2時間)

監督: 三池崇史、 撮影: 北信康、 音楽: 遠藤浩二

出演: 大沢たかお、松嶋菜々子、岸谷五朗、伊武雅刀、藤原竜也、山崎勉

 面白かった。基本的にこういうロケ撮影の緊張感を漂わす逃走劇は好きだ。 だが、登場人物が多すぎやしないか。

 大沢たかおは防弾チョッキを付けていて助かったのに、なぜ、松嶋菜々子は防弾チョッキをしていなかったのか。観客の多くは疑問に思ったはずで、ここだけでも面白い話ができると思うが、脚本制作段階でこの経緯がカットされたのだろうか。それとも私がその経緯のシーンを観過ごしたか、あるいはテレビ放送でカットされたか。

 藤原竜也クンはここ10年ほどクズ人間ばっかり演じていると話題になった。が、今回は罪もない児童とはいえ、たった二人しか人を殺していない。クズに徹するなら、もうちょっと超極悪クズ人間にさせてほしかった。つまり、7.8人は殺っていないとコッチまで憎しみが湧かない。彼が童顔だというのもどうもね。

 大沢たかおサン。「地下鉄に乗って」ではクサイ芝居のする役者だなー(失礼)と思ったものだが、今回では自然でウマイと感じた。役者というのは成長するもんだね。

 冒頭の拳銃の射撃訓練や、ガンアクションではビックショットという会社のプロップガンと効果が撮影に使われている。銃口から噴き出る炎はCGによる合成なのか分からないが、昔の日本映画と比べて随分と迫力ある射撃シーンになったものだ。発射音もウソクサくなく恐怖感のある音でよろしい。

 「バッヒューーーーン」なんて昔のアクション映画やテレビドラマの効果音には興ざめしたものである。

 ただ、やはりまだ、発射時の銃の反動があまり感じられない。日本では実際の空砲弾と実銃を改造したプロップガンが使えないので致し方ないが、こうしてはどうか。

 プロップガンの中に強力なバネで支えられた重いバランサーを仕込み、発射と同時に高圧空気でスライドさせ強い反動を起こさすメカというものは考えられないだろうか。コンプレッサーからのエアチューブは役者の袖から通し、カメラの死角とするかCGで消す。

 こんなアイデアは既に実用化されているかもしれないが、まだ無かったとすれば、またどこも考えられてなかったとすれば、メカの名前は「ショット・カウンター」と命名したい。アイデア著作権は私にありますぞ。

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