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噴射しているイメージ

 子供のころから現在に至るまで、頭の中でロケットの燃焼ガスやジェットエンジンの排気が噴射して何かを強く推しているイメージを描くのが好きで、これは、幼児期から始まり、青年時代まで、アメリカのジェミニ計画のタイタンロケットの打ち上げ・・・・第一段目ロケットはヒドラジン系燃料による、燃焼ガスの透き通った透明の炎が印象的・・・・や、アポロ計画、スペースシャトルのロケットの打ち上げをリアルタイムで見てきた為かもしれない。

 ただし、自分の頭に去来するものは、液体燃料ロケットの噴射であり、けっして固体燃料ロケットの炎ではない。SRBのロケット噴射は煙が多く、噴射速度が遅いため炎もスカートのように広がってしまいツマラナイからである。

 最近、ここ10年来は、特にこの映像が睡眠儀式として再生される。

 これは、サターンⅤ型ロケットの第一段目を切り離し、第二段目のロケットが噴射され、その後中間リングも切り離される搭載カメラの映像。

 この映像が小学生のころから不思議だった。リングの切り離しでは何かガスのようなものがリングにまとわりついている。これはどういうことだろうか。切り離しで逆噴射されたガスが残って一緒に漂っているのだろうか。ロケットエンジンはまだ点火していないようだが。

 と、長い間、思い込んでいたが、とんでもない間違いで、これは第二段目の5つのJ-2・液酸・液水燃料ロケットエンジンが、総推力、約450トンの無色透明の燃焼ガスを毎秒数千mの速度でリングに叩きつけている様子だったのだ。透明で何も見えないが、これは水素燃料を使っているためで、ノズルからはH2Oのガスが強く速く噴出されていたわけだ。

 この無色透明の燃焼ガスが真空中の宇宙で噴射され、ロケットを押しているイメージが好きで、寝る前でも、何かで待たされ手持無沙汰のときも、骨折の手術の最中も、その麻酔が醒め始めた苦しみの中でも、脳細胞の一部に投影されてきた

 この強く推して、前進していくのが好きなんです。

↑3分3秒で第一段切り離し、直後、第二段エンジン点火。地上から超望遠カメラで見ると、5つのノズルの中が燃焼ガスで青白く輝いているのが分かる。3分36秒あたりで中間リングの切り離し。

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巴里よ! これが翼端灯だ」カテゴリの記事

コメント

明けましてオメデトウございます。
今年も宜しくお願いします。

昔、レッドバロンの特撮?(と言えるのかどうか解りませんが)で
”バロンパンチ!”のかけ声と共に、ウデが飛んで行くシーンの炎
がただの花火だったのが、子供心にガッカリでした。(笑)
自分で落書きで書いた噴射は、やはりアトムと同じような
炎でした。
作り物でも、ある程度の”勢いのある”炎が見たかった
んですよ。。
作り手は大変だったでしょうが(笑)。

投稿: 無無無。 | 2014年1月14日 (火) 21時02分

無無無さん。こんばんは。
こちらこそ本年もよろしくお願いいたします。
レッドバロンの特撮は記憶にないのですが、小学生のころ「光速エスパー」のロケット噴射のミジメさと特撮のイイカゲンさに友達とよく笑ったものです。

「スターウォーズ」の帝国軍スターデストロイヤーの三つの光るノズルには「やられた」と思いました。あれは液酸・液水ロケットのノズルの噴射口の様子とソックリです。炎と煙なんて無くてもいいんですな。

投稿: アラン・墨 | 2014年1月15日 (水) 23時17分

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