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2014年1月

TV番組「逃亡者」の素性

↑ナレーションの「正しかるべき正義も、時として盲しいることがある。」 ・・・・ この「盲しいる」・・・ 原語ではblind justice ・・・ という日本語の文学的表現は、耳で聞いたのではどういう意味か自分の知識が未熟のため、初見以来ずーっと分からなったものだが、後で漢字を見て納得した。

 アメリカの1960年代TV番組「逃亡者」のDVDを全話揃えて約1か月。ほぼ毎晩2話ほど視聴して、現在は第三シーズンの終わりまで観終わってしまった。それで、このドラマで気が付いたことを幾つかメモしたい。

・ ゲストの役者は使い回しが多い。同じ俳優・女優が違う役名で何度も出演している。まあ、番組は3.4年かけて放送されているので、視聴者は気にならないと思うが、それにしても多い。記憶にある特に目立つ人ではテリー・サバラス(3回)、裸の銃を持つ男(2回)、ティム・オコーナー(3回)、ウォーレン・オーツ(2回)、ロバート・デュバル(2回)、・・・・デュバルは、あのツラだから鬱屈した暗い人物役ばかり ・・・・ その他・各州、郡の保安官・刑事役、知らぬ女優さん、チョイ役さん、悪役、チンピラ、子役など、いつか見た人ばかり。これはクイン・マーチンプロダクションの特徴なのだろうか。おなじプロダクションの「FBI」なんかはどうだったかな。

・ 高齢者のゲスト俳優の名演技を楽しめる。おそらくサイレント時代から活躍してきたベテラン役者さんが良い味を出している。キンブルが仮の宿とする下宿屋のバアチャンなどウマイ。

・ リチャード・キンブルは、ほぼ毎回、人を救っている。彼は医者なので肉体的に人を救護するのは当然として、傷ついた人の心まで救済して現場を去っていく。どこかで仕入れた情報では、キンブルはキリストを表しているという。なるほど。

・ ドラマの進行は、ACT1からエピローグまで5つの章にはっきりと区切られ、起承転結の展開が小気味良く分かり易い。このやり方は、このプロダクションの番組の特徴。こういうスタイルのものは最近見かけなくなってきた。

・ 回が重ねるにしたがって、キンブルを追うジェラードの心の揺らぎを微妙に描写する演出がある。これはネタバレになるので詳しいことは伏せたい。キンブルがジェラード本人や彼の家族を助けているんですな。決して1話読み切りではないのです。

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ジェラード警部、加藤精三さん逝く

 俳優の加藤精三さんが2014年1月17日に亡くなられた。

 合掌。

 故・納屋悟朗さんが、生前、「声優という職業はありません」と、いつも、かたくなに、声だけの役者など存在しえないと語っておられたので、加藤さんも俳優という肩書で記憶にとどめておきたい。実際に舞台、映画やドラマに、目立たないけれど生身で出演しておられた。

 加藤さんの吹き替えは、自分の世代では「巨人の星」の星一徹がおなじみだけれど、最近、アメリカの1960年代ドラマ「逃亡者」を、ほぼ毎晩DVDで観るようになってからは、やはり逃亡犯キンブルを執拗に追跡するジェラード警部の、あの押し殺したような冷徹な低い声が強く印象に残る。

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 ドラマ「逃亡者」の放送は3年間続いたので、加藤さんもジェラード警部を演じたバリー・モースには深い思い入れがあったのではなかろうか。加藤さんと3年間、録音スタジオで付き合った、キンブルのデビット・ジャンセンを吹き替えた睦五朗さんも、ジェラード警部、とうとう亡くなったのかと感慨深い思いをされたと思う。

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噴射しているイメージ

 子供のころから現在に至るまで、頭の中でロケットの燃焼ガスやジェットエンジンの排気が噴射して何かを強く推しているイメージを描くのが好きで、これは、幼児期から始まり、青年時代まで、アメリカのジェミニ計画のタイタンロケットの打ち上げ・・・・第一段目ロケットはヒドラジン系燃料による、燃焼ガスの透き通った透明の炎が印象的・・・・や、アポロ計画、スペースシャトルのロケットの打ち上げをリアルタイムで見てきた為かもしれない。

 ただし、自分の頭に去来するものは、液体燃料ロケットの噴射であり、けっして固体燃料ロケットの炎ではない。SRBのロケット噴射は煙が多く、噴射速度が遅いため炎もスカートのように広がってしまいツマラナイからである。

 最近、ここ10年来は、特にこの映像が睡眠儀式として再生される。

 これは、サターンⅤ型ロケットの第一段目を切り離し、第二段目のロケットが噴射され、その後中間リングも切り離される搭載カメラの映像。

 この映像が小学生のころから不思議だった。リングの切り離しでは何かガスのようなものがリングにまとわりついている。これはどういうことだろうか。切り離しで逆噴射されたガスが残って一緒に漂っているのだろうか。ロケットエンジンはまだ点火していないようだが。

 と、長い間、思い込んでいたが、とんでもない間違いで、これは第二段目の5つのJ-2・液酸・液水燃料ロケットエンジンが、総推力、約450トンの無色透明の燃焼ガスを毎秒数千mの速度でリングに叩きつけている様子だったのだ。透明で何も見えないが、これは水素燃料を使っているためで、ノズルからはH2Oのガスが強く速く噴出されていたわけだ。

 この無色透明の燃焼ガスが真空中の宇宙で噴射され、ロケットを押しているイメージが好きで、寝る前でも、何かで待たされ手持無沙汰のときも、骨折の手術の最中も、その麻酔が醒め始めた苦しみの中でも、脳細胞の一部に投影されてきた

 この強く推して、前進していくのが好きなんです。

↑3分3秒で第一段切り離し、直後、第二段エンジン点火。地上から超望遠カメラで見ると、5つのノズルの中が燃焼ガスで青白く輝いているのが分かる。3分36秒あたりで中間リングの切り離し。

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2014謹賀新年

 2014年、賀正

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 2014年、平成は26年の1月1日。雨降り。気温+2度。

こんな暖かい元日は記憶にない。ええーup、雨ですかーsign02

2012

 私はシロちゃんになりたい。

年齢だけは、だいたい彼と合っていますが。




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