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2013年12月

「逃亡者」全120話、手に入れる

イントロを、矢島正明さんの有名なナレーションは既におなじみなので、原語で聴いてみる。

↓こちらのバージョンはカラー化されても同じだった。

 私が小学校低学年の頃、テレビでやっていた「逃亡者」は終わりのころのシーズンエピソードでは「宇宙家族ロビンソン」と1クールずつ交互に放送されていた。子供にとっては当然、「逃亡者」なんてアダルトな内容のものはツマンナクて、ロビンソンが中断して「逃亡者」の放送が再開されるとガッカリしたものである。

 が、高校生になると「逃亡者」再放送が深夜に始まって、たちまたちこの番組のトリコになってしまった。10数年前にもNHKで再放送され、夢中になって観たものだが、録画しなかったし、全エピソードまで網羅して観たことはなかった。そこで、DVDが廉価で発売されたのを機会に120話すべて手に入れることにした。

 このDVDは1時間番組1本あたり約250円のコストで、書店などで売っている画質の悪いワンコインDVDとほぼ値段は同じだが、デジタルリマスターされているので、コストパフォーマンスはずっといい。実にシャープな映像で、髪の毛一本まで識別できる。おしむらくは、日本語吹き替えだけのバージョンで、原語版・字幕スーパーが無いこと。ま、安いから仕方ないか。デビット・ジャンセンとバリー・モースの地声聞きたいんだけどね。

 それにしても、向こうのテレビドラマって、丁寧に造られていますな。脚本もしっかりしているし、カット数も多く、演技も控えめでリアリティーに徹している。それに比べ最近の日本のテレビドラマなんて、脚本も演技も漫画チックでオーバーアクション、バカバカしくて大人の鑑賞に堪えられませんな。

 第1話では、キンブルは最初からビシッとしたスーツ姿で登場する。列車事故からどうやって脱出し、汚れた衣服を脱ぎ捨て、その後サッパリした格好になれたのかをハショッてしまっていた。しかし、そのスリリングな展開は、後のエピソードのフラッシュバックで再現されるのだろうと想像できた。オープニングからして、もう凡庸な脚本のドラマではないことが分かる。

 画質がシャープなのはリマスターする以前に、制作は35ミリフィルムを使っているためで、当時のテレビ受像機の再現性を鑑みると16ミリフィルムでも充分のはずだが、アメリカではこれがスタンダードなやり方だったのだろう。日本では当時、「ウルトラQ」も本編、特撮ともに映画と同じ35ミリフィルムの撮影で、リマスター版はこれまたシャープな映像。これは日本のテレビ界では珍しいことではなかったか。

 現在、第8話あたりまで観たけれど、当時の声優さんがまた懐かしいね。ゲストのウォーレン・オーツの吹き替えは羽佐間道夫さんで、あの「コンバット」のカービーのようなヤグザなしゃべり方がピッタリ。

 山田康男さん、田中信夫さん、永井一郎さんも早速ご登場。「峰不二子」の増山江威子さんなんて、もう2回もお出ましで、艶っぽいお声を聴かせてくれました。

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