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ショパン、エチュードおさらい

 ショパン・エチュード作品10-1を弾くとは今まで考えも及ばなかった。

 この曲を初めて聴いたのは高校生の時で、ポリーニ演奏のレコードにより、なんとも透明で澄んだ音色で、青空を飛翔しているような素晴らしい音楽だと感じた、以後、すっかりショパンのエチュードの中でも最もお気に入りの曲となったけれど、当時、試しに楽譜から指を鍵盤に置き換えてみると、10度音程以上のアルペジオを弾くなんて不可能で、これは西洋人の体格に合わせて造られたピアノという楽器の、西洋人のための曲であると判断した。これは自分には一生弾けそうもにもない曲だと断定していた。

 もし、これを自分が弾こうとするならば、ヤマハでオーダーできる(2013年現在、ヤマハが対応しているかは不明)細幅鍵盤ピアノを使えばなんとかなるかもしれない。しかし、これは金銭的にも床面積的にもムリ。完全に雲の上、パルナッソス山頂上の到達できない諦めの曲。

 という思いが頭を支配していたのは、1か月前までのこと、思い切って毎日1.2時間練習をした結果。今は憧れだったこの曲が、時々つっかえる事があってもお終いまで弾けるようになってしまった。気合を入れると晩年のリヒテルの演奏程度の速度で弾ける。(ことがある)

 ただし、楽に弾けるところなんて数小節くらい。やはりショパンが「運指は白鍵が多いハ長調が一番難しい」と言っているように白鍵だけのパッセージが特に自分にも難しい。

 この曲で弾きにい部分を自分自身の記録のために載せておこうと思う。

★↓この曲の「起承転結」の内、承の導入部となる、11小節目、上り。

2指、4指、5指間の伸張が苦しい。

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★↓15小節目、上り。2指、4指間の伸張。

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★↓23小節目、上り。1指、2指の伸張。1音を左手の2指でゴマカスという手があるが、勢いをつけ、低空飛行させればミスタッチが多いが何とかなる。22小節の下りで同じ音程は弾けるのに。

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★↓27小節目、上り。11小節目と同じ2,4,5指間の伸張。

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★↓30小節目、下り。「起承転結」の転の始まり。この黒鍵が交じる36小節までピアノ学習者が最も苦労するところ。手の構造上か、下る4指、5指の伸張が苦しい。

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★↓32小節目、下り。これも5指、3指の伸張が苦しい。

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★↓35,36小節上り下り。4指から黒鍵へと5指の伸張。ここで挫折する方もいるようだ。だけど自分は案外30小節目より弾きやすいと感じる。

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★↓48小節目下り。「起承転結」の結に入る手前。コルトー版ではフォルテシモが記してある終盤へつなぐクライマックス部分。5指、3指の伸張。5→2→1→2とゴマカスこともある。

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 と、以上が2013年7月4日現在、私がツッカエたり、ちょっと遅く弾いたりする箇所です。もちろんこれ以外にも通しでミスなく弾けたなんてことはありません。だいたい、遅く弾いてもこの曲はムズイのです。

 練習方法は1指・5指を除く真ん中の2音を和音にして3連符で弾くというやり方。これをひたすら練習すると上手く弾けることがあります。コルトー版の予備練習では、レガート奏法は1指5指間の伸張練習以外は不可能なのでスタッカート奏法のみ行う。

 30小節、32小節は手の全体を奥まで押し込むように「ワッキーの芝刈り機」を行う。

と、偉そうに記しましたが、これはユーチューブのチュートリアルから得たやり方。

 練習期間中に、ショパンの手の大きさは9度に届く程度しかなかったということを知りました。このことは練習を続ける励みとなった。

追記: 弾きにくい箇所を続けて練習中、人差し指、小指が痺れる感覚がしたら自分でドクターストップ。その日の練習は終了しました。

 

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