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「男はつらいよ」、一作目

邦画メモ、NO、87、NHKBS

1969年、松竹、91分、シネスコ

監督- 山田洋次、 撮影- 高羽哲夫、 音楽- 山本直純

出演- 渥美清、倍賞千恵子、光本幸子、笠智衆、志村喬、森川信、前田吟、三崎千恵子、津坂匡章、佐藤蛾次郎、広川太一郎

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 このシリーズの中の一本を、ソファにドカッと腰を据えて座り、マジマジと最初から終わりまで観たのは初めて。これは寅さんファンにぶっ飛ばされそうだ。

 今まで「男はつらいよ」の映画は社員旅行の帰りのバスの中やテレビの放送でチラッと見る程度。寅さんファンにぶっ飛ばされそうだ。

 御前様が写真撮影で「バター」と叫ぶのはこの回だったか。この寒いギャグを映画でやるとは、例によって山田洋次監督の笑わせ所は自分の笑いのツボと大分離れているな、日本人はこんなもので大笑いするのだろうかと、昔バスの座席で思ったものだが、今回観た所、それほどムズムズする感覚は無かった。歳をとったせいかもしれない。

 初代マドンナが御前様の娘だったとは知らなかった。その光本幸子という女優さんの存在も知らなかったが、亡くなられたばかりでこの映画を観られたのは不思議な縁だ。合掌。

 寅次郎とさくら(戸籍では櫻と書くのね)が異母兄弟というのも知らなかった。寅さんファンにぶっ飛ばされそうだ。

 博(前田吟)が大学名誉教授の息子だとは知らなかった。その父親が志村喬だというのも知らなかった。寅さんファンにぶっ飛ばされそうだ。

 結婚式の志村の挨拶では、さすがに自分も眼から汗のようなものが滲んできた。志村喬がポツポツとセリフを喋ると、どうも「生きる」の渡辺さんに見えてしまう。

 例によって、現場にいないと思っていた寅さんが、いきなり現れたり、部屋の隅に隠れていたりすることで起こる舌禍の一騒動では、カメラの位置換えによるカットを感じさせない出演者の演技・タイミングの素晴らしさを感じる。こういうところは自分もチョクチョクといくつかの作品を観て感嘆していたものだ。

 ストレイカー司令官の広川太一郎さんが、さくらのお見合い相手でセリフも無く出演していた。若いねー。この人も「ダンディ2」の調子でアドリブ啖呵を演らせれば渥美さんといい勝負なんだけど。

 ああ、でも面白かった。正月にぴったりの平和な映画。二作目からもしっかりと観よっと。

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