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マダムと女房

邦画メモ、NO、86、NHKBS

1931年、松竹、白黒、スタンダード、64分

監督-、五所平之助、 撮影- 水谷至広、 土橋式トーキー

出演-                                               

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↑ 大正モダニズム香る、ものすごいデザインのロゴ

 意味が重複したワケの分からないタイトルの映画だなと若いころは思っていた。

 どういう内容の映画なのか、トーキー初映画の録音状態はどうなのかと、長年観たいと願っていたもの。短い尺の映画だけど、効果音、音楽をうまく使って日本トーキー映画入門としては上手くまとめあげてあった。ただ、聞き取りにくいところがあるのは致し方ない。

 この82年前の映画に出てくる赤ん坊は私のオババより年上だが、田中絹代は当時22歳・・・(山本監督の解説では21歳だったが?)・・・で、白塗りのメークが濃いので後年の映画で見る面影が無い。なんとなく鼻の形など卓球の愛ちゃんに似ているが、トーキーの声を聴くと紛れもなく田中絹代の、あの弱々しい細い声であった。

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↑シベリア?を食べる渡辺と女房の田中。

 渡辺篤は当時33歳。当時からカクカクした動きと黒い瞳のギョロ目が面白い。

押し売りの日守新一さんには驚いた。

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↓この人の20年前はこんなんでした。当時24歳。

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メークやヘアは当時のドイツ映画・表現主義の影響か。

薬の効用などの言い回しは面白かった。

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コメント

こんばんは。少し遅くなりましたが、こちらからも。

64分、というと映画としてはかなり短い尺ですね。同時上映の一本、として考えても短時間でしょうか。今なら単発のテレビドラマ、の枠として扱われそうな気がします。

それにしても、画面の出演者の表示のロゴ、私にはかなり斬新に映るんですが・・・、下手をすると戦後に上映された映画よりも目新しい気がしますね。それに“出演”ではなく“キャスト”の明記もまたモダンで、見るほどに奇妙な違和感を覚えます。文字の配置が逆な点は流石に時代を感じますけど(最初、“キャスト”と読めませんでした。)。

サイレントからトーキー、そしてモノクロからカラーへと技術的な変遷、進歩を映像の世界は脈々と遂げてきた訳ですが、現在、過渡期であろう“3D”表現は今後の主流になり得るか否か、どうも微妙であるようですね。私も一応鑑賞してみたのですが、正直然程感動も感銘も受けませんでした。

3D、と言えば先日、「ALWAYS 三丁目の夕日64」をテレビ放映していたので視聴してみたのですが、2D、つまり通常の放映形式でも中々迫力に富んでいましたね。特に冒頭のタイトルロールへと繋がるワンカットの場面では確かに立体感を感じる緻密な俯瞰映像に感心しました。

一昔前(10年くらい前?)の一般・特撮双方を含む邦画の世界では先ず不可能だった映像に対してちょっと感慨深いものがありましたね。基本デジタル技術を活用したVFXでもミニチュアも使用されていますし、新旧入り乱れた様々な技法を凝らした撮影方法をあれこれ想像してみるのも楽しいです。

投稿: ワン | 2013年2月26日 (火) 20時32分

ワンさん。こんばんは。
松竹のあの当時のタイトルは良いですね。なんという手法なのでしょうか。手書きだと思いますが昭和20年ごろから戦後にはもう廃れたような気がします。
映画の3Dもアトラクション的なものは続くかもしれません。私の田舎の映画館もとうとうデジタルプロジェクターとなりました。まだ観ていませんがちょっと寂しい感じもしないではありません。
「三丁目」は続編と64は録画してまだ未見です。1作目のオープニング、紙飛行機が飛んでいるところで目がジーンとなったものです。VFXは三丁目くらいはいいのですが、アイアンマンやトランスなんとかになると、もはや自分はついていけなくなっています。

投稿: アラン・墨 | 2013年2月27日 (水) 23時12分

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