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2013年1月

ダイヤ菊呑む

 小津安二郎は、秋になると長野の蓼科にある別荘で朋友脚本家の野田高梧と籠り、春にクランクインさせる映画の脚本を練った。

 その別荘を小津は雲呼荘と呼び、豊かな自然に囲まれながら、彼の映画のテンポのようにユックリと一日を過ごし、それでも何とか期日までに脚本を間に合わせた。

 小津は酒豪で、別荘でも一日で一升をあけたそうで、まず朝起きて朝風呂を浴び、さっそくカン酒二合ほどを飲み、また昼まで惰眠した。脚本を練るのは又イッパイやりながら昼飯を喰い、再び昼寝した後である。そんな小原ショースケさんのような生活で愛飲していたのが、諏訪大津屋酒造のダイヤ菊。

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↑小津映画には必ず赤い物体がスクリーンの片隅に存在していているので、ちょっとマネしてみました。

 脚本が完成するごろには別荘の裏壁にダイヤ菊の空きビンが200本ほど積んであったという。

 このダイヤ菊を、一度味わって小津さんの心境を体験してみたいと前々から思い、造り酒屋まで訪れてみようと計画していたが、ネット販売していたので、取り寄せてみた。

 飲み口は意外とスッキリしていて、いくらでも胃袋に入っていく。といって悪酔いせず、小津映画のようにスローテンポな酔い心地を味わえる。ぬる燗がオススメ。ペロッと半分呑んじまった。

・・・「おい、お父さん、あんまり酒飲むなよ。からだ大事にしてくれよな、まだ死んじゃ困るぜ」・・・ -秋刀魚の味-より。

 一日に一升なんてやめましょうね。小津さん還暦になったとたん天国逝っちゃった。

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年末・年始、唯一観たテレビ

 相変わらず年末・年始のテレビ番組は観るものがない。

 NHK紅白は今までほとんど観たことがない。唄は苦手だし、日本人の約5000万人が今同時にこれを観ていると思うとゾッとしてしまう。それに、年末近くになるとNHKのニュースの題材までにも紅白が登場し、その、日本では紅白は国民行事でありニュースに取り上げて当然、と言っているかのようなPRも気に食わない。だから観ない。

 紅白以外でも腹立たしいのは、NHK地上波は、ドラマの総集編や過去の名作選と称するような再放送を夕方のゴールデンタイムでも流してしまい、肝心の定時(夕方6時前)の天気予報を潰したり、ニュースも短時間でハショッてしまうことだ。どの番組よりも気象予報士の解説による天気予報を早く観たいのに。

 民法の番組では、吉本タレントの出演している番組(吉本新喜劇を除く)は面白くないから普段でも一切観ない。あれは出演者とスタッフが笑って騒いでいるだけのもの。明石屋サンマも観ない。彼のキーキー言う声で、ゲストの体験談を肴にオチョクるトークを面白いと思ったことは一度もない。ダウンタウンの二人も、あの悪がきヅラが気に食わなく、彼らの番組は生理的に受け付けない。ということで、民法の番組も、ほぼ全滅。

 あ、民法で観たものは一つあった。黒澤と三船、長谷川一夫などのエピソードを紹介したもの。これにも吉本タレントがいたけれど、一部、私の知らなかった逸話は勉強になった。だが、この番組とて、相変わらずタレントをひな壇に並べ、司会者と座ったタレント同志の言葉のアゲアシトリで笑わそうとする手法。

そしてCM中に視聴者のチャンネル換えを阻止しようとするあのゲスなテクニックの使用・・・

「この後、衝撃の事実が明らかに!!!」・・・ 

タレントたちの驚く顔coldsweats02 ・・・

録音バンクから拾ってきた「えーー!!??」という声の効果音・・・CM

CMの後、また同じ導入を繰り返し、ようやく本題に触れる・・・

 民法のバラエティー番組はドイツモコイツもこんなのばっかり。まったくもー。まあ、民法番組はいつも録画しておいて、この部分とCMは飛ばすのでいいんですけどね。

 一方、BSは観られるものが少しはあった。吉田類の酒場放浪記スペシャルは録画してボチボチ観ている。

 唯一、かじりついてリアルタイムで観たものはBSNHKの1964年東京オリンピック女子バレー、日本対ソ連の最終試合、3セット分のフル放送。

 白黒でデジタル放送で観るには画素数も低いけれど、鮮明なVTR録画で、48年前を感じさせないほど見応えありました。第3セット目ではソ連に追い込まれたけれど、結構ラク勝の試合だったんですな。私は今まで僅差で勝ったのだとばかり思っていた。

 印象的だったのは、この時代にはまだ、応援する女子ギャラリーの「そーれ」というサーブ時の黄色い声が無いということ。会場は実に静かで、拍手の音も控えめで、試合進行を邪魔しまいとするジェントルな雰囲気。これがまた良かった。自分はテレビのバレーを観なくなって久しいが、その原因はあの「そーれ」という黄色い幼稚な声が嫌だからである。

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謹賀新年、有がたうさん

2013年元日、朝10時、晴れ、最低気温-6度

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珍しく今年の元日は雪が積もっていない。

ここ近年、元日の朝は雪かきをしていた記憶ばかり。

毎年早々、やるせない気分で年があけていたけれど、

今年はご覧のとおり、日本晴れ、積雪無し。

ありがたい、有がたい、有がたうさん。

マンネリだけど今年も・・・

 私はシロちゃんになりたい。

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