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遠い雲

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邦画メモ、NO、83、DVD

1955年、松竹、白黒、スタンダード

監督- 木下恵介、 撮影- 楠田浩之、 音楽- 木下忠司

出演- 高峰秀子、田村高廣、佐田啓二、高橋貞二、中川弘子、石浜朗、小林トシ子、井川邦子、坂本武、柳永二郎、桂木洋子・・

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 高峰秀子ファン必見の映画。未亡人役のデコちゃんは映画の始まりから終わりまでズーっと和服姿で通している。

 自分はその美しい高峰にも見惚れたが、最初の鑑賞では昭和30年の高山市の映像に集中してしまい、複雑な人間関係がよく分からなかった。

 要するに、かつて恋人同志だった高峰も田村も美男美女であるがゆえ、以前からいろんな人慕われていた。意志にそぐわぬ結婚をした高峰の嫁ぎ先は地元で知られた商家なので、一時帰郷した田村と高峰の噂が狭い町ゆえ広がってしまい、そのスキャンダル問題にもゆさぶられたという話。

 アンドレ・ジイドの小説「狭き門」の一節が高峰と田村の会話で発せられる。この小説は読んでいないので、映画の中でいきなり語られても何とも言えぬ。

 上等兵殿・・・勝新太郎は「兵隊やくざ」以降、普段でも田村高廣をこう呼んでいた。自分もついそう言ってしまう・・・ は、まだデビューしてまもないので、芝居が少し硬い感じがする。セリフ運びが拙い。

 石浜朗と母親の話がサイドストーリー的に表れるが、そこはちょっと説明不足の感が否めない。

 乙女チックなイメージの桂木洋子が芸者に扮していて、その流し目でしなだれるコケテッシュな和服姿も必見。

 幼子を家に置いてまで、かっての恋人の元に走ろうとする高峰の行動には疑問を感じる。話の分かる田村の兄、高橋貞二が「子供はしばらくうちで預かる」というシーンがあってもいいと思う。

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