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アバター

洋画メモ、NO,108、地上波NTV

2009年、20世紀FOX、162分

監督- ジェームズ・キャメロン、 撮影- マウロ・フィオーレ、音楽- ジェームズ・オーナー

出演- サム・ワーシントン、シガニー・ウィーバー、ゾーイ・サルダナ、スティーブン・ラング、ミシェル・ロドリゲス

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 これは3Dで観るべきであった。家電量販店の視聴コーナーでは1分ほど3Dで観たけれど。

 その時の感想としては、字幕スーパーが画面の手前30センチ位の宙に浮いているので、違和感があった。要するに手前の字幕が邪魔なのだ。3D版は字幕なしの吹き替バージョンのほうが観やすいかもしれない。

 3Dならば、あの蛍光するジャングルは素晴らしい映像だろうな。浮遊するケサランパサランのでっかいヤツも。

 他の作品からの影響としては、宮崎映画、ネイティブアメリカンと白人との争いを描いた西部劇、ベトナム戦争映画、そして監督本人の過去の作品・・・「エイリアン2」などがあると感じた。キャメロン監督の作品は、今まで観たものでも映画館を出てから反芻して考えるような深みのあるものが無かったけれど、100パーセント料金に見合った楽しみを提供してくれる。「アバター2」も制作予定だそうで、今から楽しみだ。

 ヒコーキファンとしては、ダクトファンを2機装備したヘリの飛行音が、ヒューイなどの旧型ヘリの2枚ローターから発生するバタ・バタ音になっているのが気になった。ヘリのローターより高速回転しているダクトファンからは、あのような衝撃波音は出ない。ようするに、あえてバタ・バタ音の恐怖感を監督はねらったのだろうが、私には2150年の話としては古臭く感じた。

 大型のアサルトシップも、あの巨体にしては小さいダクトファンが4機しかなく、とても浮いてられそうに見えなかった。ファンを6つにするか、4つのまま半飛行船型にすれば納得できるのだが。

 キャメロン監督は、この映画を製作するにあたり、観客の映画離れを危惧し、3D効果で客層を増やしたいと語っていたが、これを観応えのあるシアターで放映するには、フィルム映写機から3D専用のデジタル・プロジェクターに設置し直さなければならない。

 経営の苦しい地方の映画館では、フィルム映写機から普通のデジタル・プロジェクター式に入れ替えるだけでも1000万近い投資となるそうで、デジタル映写式を断念するところがほとんどと聞いている。

 今後、映画放映がデジタル映写方式に移行していくと、必然的にフィルム式でなんとかやってきた映画館は廃業するしかないだろう。

 私のような土肥中に住んでる者にとっては、3Dテレビを買って家庭で観ざるをえない。映画のソフトは売れて制作側は儲かり、映画離れは阻止できても、地方の映画館はつぶれていって、ますます映画館離れというものは進んでしまいますぞ、キャメロン監督。

 

 

 

 

 

 

 

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コメント

これは劇場で観ました。始めての3D体験でした。映像は素晴らしかったのですが、内容は・・・。

>深みのあるものが無かったけれど
そうそう、そうなんです!まっ、それはそれで良いんですよねnote 社会派ぶってる映画より、娯楽に徹している方が好感が持てます。だけど、本作に関しては、登場人物の造形がちょっと・・・。

3Dは今後、どうなるんでしょうね?

投稿: マーちゃん | 2012年3月 2日 (金) 23時18分

3Dでご覧になりましたか。
こちらでは名古屋まで出っ張らないと観られません。weep
キャメロン監督のもの、いや最近のアメリカ映画は全く娯楽になりましたね。
最近観たものでは、ロシアの「父帰る」は考えさせられましたなー。
どうせNHKBSは名作選とかいって再放送しますから是非ご覧ください。
アバターの造型はニャンコっぽいです。鼻がペッタンコなんですよね。ネコ嫌いはどう見るでしょうか。

3Dは日本のメーカーがメガネ不要のものを開発中です。
東芝がそれを出していますが今一みたいで、更なる進化が期待されます。

投稿: アラン・墨 | 2012年3月 3日 (土) 00時06分

お久しぶりです!
私は劇場で鑑賞しましたが、これぞ映像体験という印象を受けました。
劇場の大きなスクリーンで3Dで鑑賞したら、まさに惑星パンドラに迷い込んだような錯覚を受けましたよ。ジャングルの中、歩くたびに足元から舞い上がる蚊の様な昆虫や、戦闘時、空から舞い降りる日の粉等(残念ながら家庭用のモニターでは再現されていませんでした)・・・そこまで拘るか!?と驚いた物です。
最初、気持ち悪いだけだったナヴィも物語が進むにつれ可愛く見えてきたりして・・・完全にジェームズ・キャメロンのシネママジックに引っ掛かってしましました(笑)

投稿: ぴろQ | 2012年3月 4日 (日) 00時23分

ピロQさん。ご無沙汰です。
お住まいの福岡はいいですね。大都市ですものね。
こちらのデジタルシアターは名古屋か富山、あるいは松本にあるでしょうか。いずれも2時間以上の移動で観にいかなければなりません。
そうそう、あの腐海のような描写と浮遊する岩山は絶対3Dで体験しなければと思いました。
ラストは続編ありの終わり方ので、次ぎは絶対3Dで観るつもりです。

投稿: アラン・墨 | 2012年3月 4日 (日) 11時04分

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