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アマ無線の何が面白いのか

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 アマチュア無線家でもあったタモリが、「笑っていいとも」のゲストにアマチュア無線の解説をしたことがある。アマ無線の存在そのものを知らなかったゲスト曰く、「なにそれ、どういうこと?。携帯やネットがあるじゃん。何が面白いの?」・・・

 ま、これが現在のワケーやつらのアマ無線に対する認識であろう。 が、実は自分もアマ無線の何処が面白いのか、いつも自問自答しながら、もう数十年もこの趣味を続けてきた。

 で、自問に対する最終的な自分の答えというのが、・・・「太陽活動や気象に伴う、不安定かつ、突発的に発生する電離層や大気の逆転層の反射、あるいは山岳反射による不確定な電波信号を利用して、世界や国内の不特定な個人と偶然、コンタクトできる楽しみ」ということになる。

 電話やネットというのは、確実に間違いなくコンタクトが出来る。これは趣味というより実務的である。しかし、アマ無線は不確定で偶然性があり、ここが面白いのだ。

 ということで、私のアマ無線のやり方というのは、ひたすら無線機の受信ダイヤルを廻して、偶然聴こえた無線局と交信するという方法である。自分からCQCQと発信することは、めったにやらない。

 一期一会・・・(ボキャブラリーの乏しい私のような人間が良く使う四字熟語)の偶然の出会いでなければならないから、ネットで、何時何時・何処何処で電波を発射すると公開された無線局との交信には興味がない。だから、そういう情報をわざわざネットから得てまで、交信することをしない。

 また、多数の無線局から蜂の巣をつついたように呼び出しを受けている無線局への呼び出しに自分も参加しない。行列に並んで待つのが大嫌いである。

 すべての国やエリアの人と交信すると、申請によって賞状が得られるが、これも私の趣味ではない。たまたま送られてきた無線交信証を数えたら、賞状をもらえる状態になっていた。・・・これだけで良い。

 これは自分の趣味の問題なので、誰かから、「それではアマ無線の面白さを100パーセント享受していないな」と説教されても「どうぞ、おかまいなく」と答えるしかない。

 無線室の写真の壁に5B4KHという、めったに聴こえない地中海のキプロス島無線局から届いたカードを貼っている。この局と偶然交信できたときは嬉しかった。それも蜂の巣状態・・・(無線用語でパイルアップという)・・・ではなかった。こういう交信が一番楽しい。

 ちなみにキプロスは英語で「サァイプラス」と発音する。無線をやっていると、耳から英語を覚えられるというメリットもある。

 

 

 

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アマチュア無線」カテゴリの記事

コメント

ひろさん。こんばんは。
GT380は確か3気筒だったと記憶しています。
マフラーは3本だったかな、4本だったかな。
RD250はRZ250の前のバイクですよね。
そうそう、あのころの2ストバイクはすごい煙でした。

バイクモービルをご計画のようですね。最近はバイクも免許不要の無線がありますので、ハム用リグのセットは容易いと思います。でも、自分は車、バイクとも付けていません。運転と無線を同時にこなす技量がありません。HI。
あ、NCX700のDCT付はクラッチが無いので、左手はスタンバイスイッチに使えますね。あれはお勧めです。

投稿: アラン・墨 | 2012年3月19日 (月) 23時10分

こんばんは、返信ありがとうございます。

私の無線とバイクの免許取得は1976年だったかな?GT380の教習車でした。
私も4本マフラーに憧れていました。
750Fは絶対無理なので350Fが欲しかったのですがこれも願いが叶わず、中古のRDを買いました。
RD250で真っ白い排気ガス全開で加速していたのが、懐かしいです。
あと開局した時は、私も手製のダイポールでした。
その後、ZLスペシャルを作りました(^-^)/
いや〜懐かしいですね。

局免は今年更新しましたので、そろそろ携帯より低い周波数でオンエアしたいですね。
まずは、老化防止のために⁈ バイクに乗り、それからバイク用のRIGでも探そうかな?と考えてます。
いろいろとアドバイスお願いします。

投稿: ひろ | 2012年3月19日 (月) 22時02分

ひろさん。ようこそ。
ウホッホー。仰るとおり、私と同じ趣味と環境でしたね。
私は1973年にハムの免許を取り、最初はトリオのTR-1200で開局しました。アンテナはACコードを二つに裂いて作ったダイポールでした。その後、高校生のころは貴局も所有のTR-1300でSSBを運用しました。現在でもTR-1200は動きます。ただし、TR-1300はバラモジが壊れて使えません。これはいずれ修理したいと思っています。

オートバイのほうはホンダのナナハンにあこがれた世代です。ですからCB1100はナナハンの代行品なのです。ということで、このバイクもナナハンのように4本マフラーに改造したいですね。

ひろさんも、ぜひハムとバイクにリターンしてください。インドアの趣味とアウトドアの趣味とバランスがとれてますよね。

投稿: アラン・墨 | 2012年3月19日 (月) 01時13分

はじめまして
CB1100でこちらにたどり着きましたが、無線まで私と同じ趣味なので、嬉しくなってしまいました。
高校生でバイクと無線の免許を取り、当時2サイクルエンジンのRD250にRJX601やTR1300とアンテナを付け、ノイズでほとんど聞こえないもののバイクモービルを楽しんでました。
結婚し子供が生まれたため、ホンダBROSを最後にバイクを手放し、無線も自宅にタワーを立てたものの、海外に転勤となり、無線機とアンテナを全て仲間に譲り、今は社宅のマンション住まいです。
子供も大きくなったので、モンキーから大型バイクに乗り換えを画策してます。CB1100良いですよね!でも高いので、NC700Xも良いかな?何て考えてしまいます。

投稿: ひろ | 2012年3月18日 (日) 18時21分

マーちゃん。こんにちは。
無線交信は英語が世界共通語ですが、中学生英語で十分です。ただし、アメリカ人はベラベラたくさん喋ってくるので時々頭の中が真っ白になってあせります。
機械はトランシーバーなので一台で十分です。両端の機械はスピーカーと付加装置です。
ご近所に無線家が居ますか。大きいアンテナがあると不安ですよね。
私はどちらかというと無線は英語の勉強のつもりでやっています。たいして上達しないのですが。
もし、ご興味がありましたら、3級の資格を取得されれば、海外交信は十分にできます。ぜひぜひ。

投稿: アラン・墨 | 2012年2月10日 (金) 15時12分

外国の方との交信は英語ですか?キプロスは英語じゃ
ないんですね。機器は3台いるのですか?
道を隔てて2軒めのお家のご主人が、無線をやってらっしゃいます。今も続けているかどうか、わからないのですが、アンテナを立ててましたよ。
無線、面白そうですね!外交辞令じゃないですよ。ほんと、面白そう♪

投稿: マーちゃん | 2012年2月 9日 (木) 21時20分

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