« アマ無線の何が面白いのか | トップページ | 土地売却・測量振り込め詐欺にご注意 »

アシモくらいに走れる

 もう10年以上も前になるが、ホンダのアシモの出現には驚いたものである。

 私が中学・高校生のころは、早稲田大学が2足歩行ロボット研究の最先端を行っていて、そこで開発中のワボットと呼ばれる下半身だけの複雑にワイヤーが絡み合ったロボットが、ナマケモノのようにゆっくりと大腿と足の関節を動かし、今にもぶっ倒れそうに、かろうじてジワジワ歩いているのを、NHKの「みんなの科学」で観たものである。

 それを見た当時の私は、あのぶんじゃ鉄腕アトムのようにスタコラ歩く2足歩行ロボットは、50年は経たないと現れないだろうと感じたものだった。

 あれから30年。アシモの登場にはぶっ飛んでしまった。スタコラ歩くどころか、階段までスイスイ昇り降りしていた。私の予想より20年早く現れてしまった。それも一企業のホンダ製である。オイオイ、早稲田大学のワボットは今までどうしていたんだ。・・・

 アシモ発表以来、ロボットに対する興味が失われた。あれだけできればもう結構。それに益々改良され、人間の動きに近くなっていくことは間違いない。だからもうこれでいいのである。今後の予想がつく。私のロボットへの夢はアシモで終わった。

 去年の9月に右足を骨折した私は、その後順調に回復、週に一回の通院によるリハビリで、3ヶ月後の12月中旬には、松葉杖なしで、そのアシモのように歩けるようになった。ただし、その時点では、骨折した2箇所のあたりは全く痛くないのに、骨折箇所より離れた足の裏や側面・中心に傷みを感じ、かかとで地面を強く蹴って歩けず、ほんとうにアシモの扁平足歩行のようにペタペタと歩いた。

 どうして骨折箇所より関係のない所が痛いのか、リハビリ氏に訊ねたら、骨折箇所を他の筋肉がかばって補っているからだという。それが無理をしているから痛いらしい。

 その痛みも、ようやく2月になって解消してきた。だいぶアシモの扁平足歩きのようでなくなった。ただし、ちょっと走ると完全にアシモである。痛みはないけれど、まだ体が右足をかばっている。両手を前に直角に折り曲げて、ヒョコ・ヒョコ走る。

 リハビリルームで、走る自分を横の鏡でチョイ見すると、新型アシモの走りにそっくりで笑ってしまう。ホンダには悪いけれど、あの走り方は何度見ても笑顔になる。これはバカにしている笑いではなく、健気でカワイイという笑いである。但し、アシモ走りの自分の姿はカワイクもなく不器量。

 新型アシモのように右足ジャンプはまだ出来ないが、リハビリは今月で終わるかもしれない。

 

 

|

« アマ無線の何が面白いのか | トップページ | 土地売却・測量振り込め詐欺にご注意 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

まぁ、つい最近まで、足の痛みがあったのですか。大変なケガでしたね。でも、リハビリが今月で終わるとのこと、良かったですね。

動画、見ました。「ロボジー」じゃないけど、あれは、中に人が入ってますよ(笑)。介護などに活用できるといいですね。

投稿: マーちゃん | 2012年2月12日 (日) 15時51分

はい、おかげさまで、そろそろ往診とリハビリは終了です。いろいろお見舞いのお言葉ありがとうございました。
ウォーキングも出来そうです。実は体重が入院中より6キロ増えました。なんとかせねば。

「ロボジー」はマーちゃんのレビューでは爆笑映画でもないようですね。チラッと予告を観ましたが、ミッキー・カーチスがえらく爺さんなこと。笑
日本のロボット技術は介護など民生用なのが救いです。アメリカはすぐ軍事目的になります。

バンパーは無料で直りましたか。日本車のデューラーは親切ですね。

投稿: アラン・墨 | 2012年2月12日 (日) 17時01分

こんにちは。差し出されたコップの中身は実は「オイル」で飲んだ女性の方が途端に“ブッsign03”・・・っと吹き出す。というジョークを一瞬考えてしまいましたcoldsweats01

それはともかく、アシモの動き、人間に近いくらい滑らかで、歩行だけでなく、両手の挙動まで精密に再現された高度な技術にはいつ見てもただ驚嘆する他はありません。

そう言えば、日本以外の国で開発された自立歩行の可能なロボットを私はとんと見た覚えがないのですが、日本の技術がそれだけ群を抜いているのでしょうか。だとしたら技術立国の名に恥じない快挙だと思います。

そうそう先日、「ラジコンヘリやマルチローターヘリを使った撮影」といったキューブリックの撮影手法への拘りに関する話題に墨さんが触れられていましたが、その続き、と言いましょうかちょっと興味深い映像を見つけましたのでご覧になって頂ければ嬉しいです。私は初見で甚く感動しました。既にご存じでしたらすみません。


http://www.youtube.com/watch?v=YQIMGV5vtd4&feature=player_embedded


リハビリ、中々難儀されている様子が伺えますが、どうぞご自愛下さいますよう。

投稿: ワン | 2012年2月18日 (土) 15時32分

ワンさん。動画の紹介ありがとうございます。
クァドローターはもう、スターウォーズの戦隊ですよね。VFX映像より、こちらの動きが好きです。

アシモのくれたジュースがオイルだったとは、いいジョークです。アメリカ人が喜びそうです。
私の考えているジョークは日本的です。
具合の悪いアシモがロボットドクターの診察を受けます。ドクはアシモの腕に隠れている端子にテスターをあて、「ちょっと電圧が高いですね」、胸に隠れている端子にオシロスコープを繋ぎ、「クロック周波数に乱れがある。」、「働きすぎですな。安定化電源のツェナーダイオードを修理科へ行って交換すれば良くなるでしょう、お大事に」。

投稿: アラン・墨 | 2012年2月19日 (日) 10時52分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/412224/44074607

この記事へのトラックバック一覧です: アシモくらいに走れる:

« アマ無線の何が面白いのか | トップページ | 土地売却・測量振り込め詐欺にご注意 »