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三等重役

邦画メモ、NO,67、NHKBS(10年ほど前録画したもの)

監督- 春原政久、 撮影- 玉井正夫、 音楽- 松井八郎、

出演- 河村黎吉、小川虎之助、森繁久彌、小林桂樹、進藤英太郎、沢村貞子、大泉滉、

関千恵子、千石規子、藤間紫、越路吹雪、三好栄子、村上冬樹・・

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  「いかん、いかん、オールいかんのである。」という社長の文句。この映画を随分前に観てから自分も心の中で、なにか上手くいかない時使うようになった。口に出しては言わない。

 このセリフは小川虎之介、河村黎吉と、もう一人の重役の3人が喋っている。昭和27年当時流行っていたのだろうか。

 イカレポンチこと大泉滉の「オー・ミステイク」や彼女役の「とんでもハップン」という流行語があったことは既に知っていたが、今更「飛んでも八分、歩いて十分」なんて使おうものなら、何言ってんだコイツと思われてしまう。恐らく70歳以上の人間にしか受けぬ。

 森繁久彌も敵わないと自認させた河村黎吉さんの芝居は、今回はあまりウマイと感じないが、南海産業・東京支所での社員への説教は説得力があり、こちらまでかしこまってしまう。ここが演技の見せ場であった。

 ウマイ芝居といえば、越路吹雪さんが良かった。お好み焼き屋の女将役だが、役にはまっている。河村社長が係る、この彼女の出るエピソードは、映画の中でもホノボノするいい話である。

 関千恵子という、ちょっとコケテッシュな女優さん。「煙突の見える場所」にも出演していたが、南海産業の応接室での芝居は、顔の表情の変化など、なかなかうまかった。

 今の若い人はパージということを知っているだろうか。それが分からなければ話にならない映画である。

 それにしても名優さんが沢山出演していい芝居見せてくれる。たのしい映画。

 

 

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