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HACHI  約束の犬

洋画メモ、NO,103、NHKBS

2009年、ソニーピクチャーズ

原題- Hachiko: A Dog`s Story.

監督- ラッセ・ハルストレム、音楽- ジャン・A..P・カズマレック

出演- リチャード・ギア、ジョアン・アレン、ヒロユキ・タガワ、サラ・ローマー、ジェイソン・アレクサンダー、エリック・アヴァリ・・

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 それほどドラマチックな話ではないのに、映画を観て初めて咽び泣いてしまった。やっぱり動物には勝てない。

 泣くつもりなど全く無かったのだが、ラスト近いシーン、雪の舞う中、老いたハチが横たわり、目をつむり、死を迎える前の回想視しているところで嗚咽した。

Dscf0002_medium  

 場面的には、私のような映画のド素人は、冷たくなって口から舌を出して死んでいるハチを、ホットドック屋のオヤジが抱きかかえるカットがあるのではないかと予想したが、それは無かった。

 監督は、あえてそれを省略して、映画を見ている観客に、そのシーンを想像させている。オリジナルの邦画・「ハチ公物語」は観ていないけれど、その中で、もしハチ公が死んで横たわっているカットがあるのならば、少なくともこの展開だけは、リメークのほうが一枚上手である。

 撮影は、子犬と雄と雌?の成犬、老犬の計4匹で行われたようだ。 アニマル・トレーナーに頭が下がる。撮影時間は、かなりNGで食われたかもしれないが、デジシネカメラを使えば高いフィルムの浪費は無い。

 大学教授のギアが死んだあと、亡き主人を迎えるハチのシーンでは、CGで見せる四季の変化、冬の雪のシーン、それにシンプルでクールなピアノ音楽のせいで、始終、せつない感じを漂よわせて、しだいにラストの悲しみへと誘う。

 日本のお寺の住職が、なぜアメリカに子犬を送るのかは、説明が無い。

 犬の名札に「八」の漢字しか無く、みんなHACHIと呼んでいるのに、なぜ、大学教授の孫は学校の黒板にHACHIKOと書いているのだろうか。

 毛並みもはっきり分かる鮮明なHD画面の中のハチを、何度ナデナデしてやりたかったか。

Dscf0001_medium

 

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コメント

鼻が真っ赤になるほど、泣きました!
理屈じゃないんですよね、こういう映画って・・・。
アラン・墨さんがおっしゃるように、音楽の力って強いですね。
琴線にふれる調べでした。

オリジナルの邦画は、泣かずに見た記憶があります。
どういう終わり方だったか・・・再見したいです。


投稿: マーちゃん | 2011年11月 6日 (日) 23時36分

淡々とストーリーが進むので泣くことはないだろうと思いましたが、私も「ウッググ・・」となりました。
映画でこんなことはかって無かったのです。
実はハチ公の話って、戦中の修身のお話のようで、あまり気乗りのする物語でなかったのですが、
アメリカの話となると、そういう忠君くささが無くてよかったです。
この映画は犬を飼い始めた人、
後期高齢犬を世話する人・・貴方ですか・・その後ワンコいかかですか?・・・、
かって飼っていた人はみんな涙するでしょう。
私も7歳のとき、飼い犬シロと悲しい生き別れがありました。

投稿: アラン・墨 | 2011年11月 7日 (月) 21時16分

ハチ公は、戦中、金属の供出で出兵したことになってますものね。

うちのワンコ、8月の末に死んでしまいました。
24時間、つきっきりで看病していたのですが、逝ってしまって・・・。
気にかけてくださりありがとうございます。

アラン・墨さんも、悲しい別れがあったのですね。

投稿: マーちゃん | 2011年11月 7日 (月) 23時15分

ワンコ天国に逝きましたか。think
あえてワンコのこと触れないようにしていましたが、
思い出させてご免なさい。
でも優しいご家庭の中で一生を終え幸せなワンコでしたね。

ハチ公の話はやっぱり日本軍に利用されましたか。
昔の日本人というのは、
どうしてもそういう方向にもって行きますね。

投稿: アラン・墨 | 2011年11月 8日 (火) 17時32分

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