地デジチューナーは間違っている
寝床のテレビはブラウン管式で、某社の地デジチューナーを付けて観ているのだが、以前は茶の間のテレビに取り付けていた。
そのときから感じていたことは、地デジチューナーというものは高齢者のことを全く考慮されず造られているということ。 それを私の80歳の少々ボケたバアさんを例に指摘したい。
リモコンを見てほしい。
リモコンの一番上段のボタンは三つ並んでいるが、右側のはチューナー本体の電源ボタン。左のはテレビの電源ボタンである。そもそも、この電源ボタンが二つあることが大間違いである。
バアさんは電源ボタンが二つあることが理解できない。テレビを観るのにナゼ、毎回二つのボタンを押さなければならないのか分からない。
真空管式テレビの時代から、何十年もテレビはスイッチ一つで映ると脳細胞に刷り込まれている家のバアさんは、目立つ赤いボタンを押しても観られないので、再び何回か赤いボタンを押したり、いくつかのボタンを押し続けるうちに真ん中の入力切換のボタンまで押してしまい、訳がわからなくなって観るのを止めてしまう。
チューナーの設計者は、そういう状況を全く想定していない。
これを防ぐには、電源ボタンは一つにまとめ、テレビとチューナーを同時にオン出来るよう二つの赤外線信号を発射する仕掛けにすればよいのだが、どのチューナーもそういうシステムになっていないのではないか。そもそも二つの電源ボタンをいちいち押すことはボケいない私でも最初から煩わしい。 それに入力切換のボタンも、あの列に置くのは高齢者に誤動作を起こしやすい。気が利かないとはこういうことだ。
チューナーの電源を24時間入れっぱなしにすれば、テレビの電源ボタン一つを押せば済むことなのだが、やっぱり年寄りはチューナーの赤い電源ボタンを押してしまい、逆に電源オフとなって、結局これも観られなくなるのだ。それにチューナーの消費電力は少ないとはいえ、電気がモッタイナイし、結構、筐体が発熱するので心配だ。
その電源スイッチが二つあることの、もう一つの問題点。
それは、チューナーの電源をオフしても、テレビの機種によってはブラウン管が真っ暗になって、テレビの電源を切り忘れることだ。
↑チューナーの電源は切ったのに、テレビのスイッチは入ったままで画面は真っ暗。家人はテレビの電源オンを気づかず外出。 その間、数十ワットの無駄な電力を消費し、また、故障や出火も考えられる。
テレビによっては、モニター入力が無信号である場合、ブラウン管を青色表示するものがあるでその心配はないのだが、私の使用しているテレビでは問題だ。
メーカーのエンジニアさんよ、デザイナーさんよ。
もうちっと、考えてくださいよ。
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