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チャイナタウン

チャイナタウン 製作25周年記念版 [DVD] DVD チャイナタウン 製作25周年記念版 [DVD]

販売元:パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
発売日:2010/10/08
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洋画メモ、NO,102、NHKBS

1974年、パラマウント、131分

監督- ロマン・ポランスキー、撮影- ジョン・A・アロンソ、 音楽- ジェリー・ゴールドスミス

出演- ジャック・ニコルソン、フェイ・ダナウェイ、ジョン・ヒューストン

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 アカデミー脚本賞を貰っているだけあって、巧妙な伏線がアチコチに仕掛けられ、くどい中間説明も省かれ、小気味良くストーリーが展開していくが、頭の悪い私には後半から良く分からない部分が出てきた。もう一回観なければ。

 最後のシーン。チャイナタウンでは、どうして関係者が同じ時間に同じ場所に皆集まっているのだろうか。

 ニコルソンが圧倒的にかっこいい。鼻に包帯を付けても堂々としているので、スイカに塩をかけると旨くなるのと同じ理屈で、返ってカッコイイ。チョクチョク見せる彼の探偵テクニックも粋なので、バッチリ決まった当時の背広姿が尚彼を引き立てる。

 ニコルソンが演じて全く自然なのは、元々彼の起用が決定して脚本が出来たため。

 1930年代の雰囲気作りがワイドなロケ撮影から小物の財布の中身にいたるまで完璧かつ自然に再現されていて、それを見るだけでも一見の価値有り。思うに「ゴッドファーザーⅡ」での燻し銀のレトロ撮影は、この映画を観るとヤリスギに感じる。

 ヒューストン監督があんな芝居のうまい人だとは知らなかった。ニコルソンと一緒に魚を食っているシーンがいい。彼の作品は「キー・ラーゴ」しか観ていないが。

 ニコルソンの鼻が切られるシーンはドキッとした。ナイフの裏に血糊を噴出すチューブが隠してあるのだが、ほんとうに切り裂いているように見える。向こうの特殊効果マンは良い仕事をするね。そのナイフ男はポランスキー監督とすぐ分かったが、俳優出身とあって、この嫌なヤローの小男は、わざと訛りのキツイ英語を早口に喋ってチンピラDQNを上手く演じていた。

 フェイ・ダナウェイという女優さんは私の好みでないが、演技はそこそこ上手い人。

 ジャズィーな音楽はジェリー・ゴールドスミスだが、劇中聴こえるピアノの最低音部を叩いて突き上げるような音を出す手法は「トラ・トラ・トラ」の音楽でも使われていたもの。

 

 

 

 

 

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コメント

暑い・熱いですね~sun 溶けてしまいそうです。
昔の夏はもっと過ごしやすかったような気がします。

ジャックさん、カッコいいでしょ!!
私は何度も観ていますが、よく分らない所がありますよhappy01
この映画、アカデミー賞の作品賞を取っても良かったのでは・・・と思っているワタクシです。

投稿: マーちゃん | 2011年8月10日 (水) 18時00分

マーちゃん。こんにちは。
こちらも35度まで上昇しています。避暑地なんですけどね。観光客もまいっています。

わからないところありますか。ちょっと安心しました。
ディスクに永久保存して何度も観ます。
ジャックさんのギャツビースタイル?は
男性が見てもカッコイイです。
作品賞はこの年はどの作品だったのでしょうか。逃したのは
ポランスキー監督への抵抗があったのかもしれませんね。

投稿: アラン・墨 | 2011年8月11日 (木) 09時13分

35度ですか・・・

作品賞は「ゴッドファーザーⅡ」でした~。
ジャックは「華麗なるギャツビー」を断ったんですよ♪

レッドフォードのギャツビーもいいけれど、ジャックが演じれば、深い味が出せたような気がします( ̄ー ̄)ニヤリ
レッドフォードはさわやかすぎるんですよ。

投稿: マーちゃん | 2011年8月11日 (木) 22時16分

マーちゃん。こんばんは。
「GFⅡ」が作品賞でしたか。・・・
なんだかこの年はレトロ映画が注目されたようですね。
レッドフォードとジャックは対極にあるように感じます。たしかに彼は甘口ワインのような感じですがジャックはジンフィーズというところでしょうか。苦味があります。
「ギャツビー」は観ていないので楽しみです。
プロデューサーはジャックでやってほしかったのでしょう。
彼だったらと想像して観ますね。

投稿: アラン・墨 | 2011年8月12日 (金) 22時23分

こんばんは。また間を空けて失礼します。

この映画、墨さんのレビューで始めて(つまりたった今)知りました。何だか雰囲気だけで感想を述べると、ジーン・ハックマンの「フレンチ・コネクション」を思い出してしまいますね。私はどちらも見た事はないのですが、フレンチ・コネクションは弟が大層気に入っている作品のひとつなんですね。他にはラッセル・クロウの「L・Aコンフィデンシャル」など、つまりハードボイルド・・・のジャンルを良く好んでいるようです。

私との共通点、と言えば「ブレードランナー」が筆頭に上がりますけど、夫々の“視点”の相違がある意味面白いです。一方は紫煙くゆらす乾いた男の世界観を、一方はぴりりと引き締まったムード漂うミニチュアワークの妙、に惹きつけられています。勿論後者は私、になりますね^^墨さんはどうやら両方の視点で楽しめる方のようで渋い感性の持ち主なんだなぁ、と感じ入りましたよ。

投稿: ワン | 2011年8月25日 (木) 20時32分

ワンさん。こんにちは。
この映画のニコルソンは私立探偵ですが、例によって金より真実を追究して野壷にはまってしまうという、よくある映画のパターンです。
フレンチのポパイは刑事でしたか、あれも上司の命令に背くという刑事ドラマの典型だったように記憶しています。体制に逆らうというのはカッコイイでいすよね。
あとは、ハチャメチャ刑事と現実的刑事の二人組みというのも手法になっていますが、「チャイナタウン」では女がからんできて、ちょっと観るのがめんどくさくなってきます。一度ごらんください。

投稿: アラン・墨 | 2011年8月27日 (土) 09時27分

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