« 有りがたうさん | トップページ | CB1100タイヤ減る »

ミッドウェイ

【DVD】ミッドウェイ 特別版/チャールトン・ヘストン チヤールトン・ヘストン 【DVD】ミッドウェイ 特別版/チャールトン・ヘストン チヤールトン・ヘストン
販売元:バンダレコード ヤフー店
バンダレコード ヤフー店で詳細を確認する

洋画メモ、NO,85、DVDレンタル

1976年、ユニバーサル、132分

監督- ジャック・スマイト、撮影- ハリー・ストラドリング・ジュニア、音楽- ジョン・ウィリアムズ

出演- チャールトン・ヘストン、三船敏郎、ヘンリー・フォンダ、ジェームズ・繁田

------------------------------------------------

 日本で公開された当時、重低音スピーカーシステムから発する低周波振動で臨場感を体験させる「センサラウンド」というものがウリで、まずまずの興行成績を挙げたようだが、私は後々にテレビ放送で観た。

 その後、今回も含めて再びDVDで2回ほど観たのだが、やっぱり途中から映像を早送りしてしまい、まともに全編観ていない。

 なぜかというと、この映画のハードウェアが安定していないからだ。観ていると映像の基本がダメなので、とてもまともに観続けられない。

 本編の撮影は70ミリのパナビジョンで行われているようだが、戦闘シーンは実際に大戦で撮影された粒子の荒れた白黒・カラー混在の16ミリ記録フィルムと、20世紀フォックス「トラ・トラ・トラ」のシーン、35ミリで撮影されたワーナーの「東京上空三十秒」、東宝「太平洋の嵐」のシーンが混在して使われていて、画質がちっとも落ち着かないのだ。

 つまり、これが映像のハードウェアの欠点。

 しかも、ドキュメンタリー映像は、すべて以前から観た記憶のあるものばかりである。

 さらにひどいのは、この映画のために追加撮影された飛行シーンに登場する日本軍機が、ヒコーキマニアや軍事オタには爆笑するか激怒するくらいの幼稚なもので、特に戦闘機か爆撃機か不明の軍用機の胴体にデッカイ旭日のマークのペイントがされているのには、さすがに一般の日本人もセンサラウンドでなくともイスから転げ落ちてしまっただろう。

 「トラ・トラ・トラ」よりずっと後に制作された映画なのに、このひどい軍事考証はどうしたものだろうか。

 本編の撮影でもおかしなシーンがあった。 ラスト、ヘストンとフォンダが港の岸壁で山本五十六の人物評価している場面では、バックで控えるエキストラたちは70年代のパンツやTシャツ、サングラスをしている。あれはジョークか楽屋落ちなのだろうか。

 映画の冒頭、この映画は実際の記録フィルムを使用していると宣言しているのだが、他社の映画のシーンからも拝借しているとは言っていない。まあ、それはできないだろう。

 それで、エンド・クレジットで、SPECIAL THANKS ・・・ 20centuryFOX、TOHO、と流れてくるか調べようとしたら、DVDでは俳優以下のスタッフ・クレジットはカットされて終了した。

 まあ、恥ずかしいのか自信がないのか、監督以下、とても名前をさらすことが出来ないということなのでしょうな。

 私の人生でワースト映画5本の指に入る作品。

 冒頭のB-25による「東京上空三十秒」から拝借したミニチュア特撮・爆撃シーンが何時観ても素晴らしい。

 

 

 

 

 

 

|

« 有りがたうさん | トップページ | CB1100タイヤ減る »

洋画メモ」カテゴリの記事

コメント

 お久しぶりです。
 でも、この映画、アメリカの建国200年記念映画なんですよ。
 豪華キャストと日系人俳優総出演で頑張っているところが評価できるくらいでしょうか。
 映像はご指摘のとおり、色々な映画や記録フィルムをつなぎ合わせた都合のいい映画ですね。新撮カットのプロセスを使用した飛行シーンは、なかなかよくできてはいました。
 私はVHS、LDも持っていますが、DVDが一番悪いですよ。字幕なんて間違いだらけの最低ですし‥。
 プロデューサーのウォルター・ミリッシュ自体、「トラ・トラ・トラのように失敗しないため、お金はかけない」って言ってますから。
 あと、LD版などにはエンドクレジットに「TOHO」の文字も入っていたと思います。

投稿: 池田 | 2011年5月11日 (水) 09時05分

池田さん。こんばんは。お久しぶりです。
TOHOの文字は入っていましたか。
建国200年映画だったそうで、でも、アメリカではコケたけど意外に日本でヒットしたとコメンタリーで監督が言っていましたね。
DVD版の翻訳、特に軍事用語の酷さについてはウィキペディアでレポートされていますが、字幕担当は、ひょっとして「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でギガワットをギゴワットとしたアノ方かもしれませんね。笑
早送りしてセリフはほとんど気にしなかったので、次回、英語の勉強のつもりで確認してみたいと思います。
日系の俳優さんの演技は結構なものでしたね。
ジェームズ繁田さんの本業は歌手だとは知りませんでした。いい声していますよね。

投稿: アラン・墨 | 2011年5月11日 (水) 22時01分

またお邪魔しています。


旧丸ノ内ピカデリーでセンサラウンド第一作品が同じくヘストンの「大地震」。
それに次ぐ第二作品だと記憶しています。


当時はスクリーンの手前にステージがあり、ステージと一列目の客席の間に巨大なスピーカーを設置して急遽対応した筈です。
正直言って、話題が先行し満員でしたがセンサラウンド方式自体はたいした事なかったです。
従って三作目はローラー・コースターがらみの内容(失念)でしたがそれでオシマイだったと思います。


投稿: ロンリー・マン | 2011年5月26日 (木) 23時50分

そうでした。そうでした。
「大地震」から始りました。
当時、こちらの土肥中でもその装置が準備されたのですが、私は観に行けませんでした。
振動といっても、あれですよね。
スーパーウーハーのスピーカーを並べて20ヘルツ以下の重低音をビリビリ響かせるものでしょう。
今では若い衆がクルマの中で「ズンドコ」やっているのと変わらないと思います。

投稿: アラン・墨 | 2011年5月27日 (金) 21時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/412224/39868571

この記事へのトラックバック一覧です: ミッドウェイ:

« 有りがたうさん | トップページ | CB1100タイヤ減る »