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2010年10月

ショパン・「舟歌」のナゾ

 NHKBSの番組「名曲探偵」でショパンの「舟歌」-バルカロールをとりあげていたので観た。

 この曲はショパンの最高傑作であるが、演奏するピアニストにとっても、すくなくとも作曲した時のショパンとおなじ年齢と人生経験を重ねないと弾けない難曲でもある。

 だから、コンクールに優勝したばかりの、人生の甘い・苦い・辛い・酸っぱいを経験していないハタチそこそこの若いピアニスト・・・特に処女と童貞・・・がこの曲を大人ぶって弾いても自分にはサッパリ情緒が感じられない。ショパンの舟歌は半生を経たアダルトな円熟ピアニストの妖艶?な指使いでなければ演奏出来ない曲なのだ。

 というのは私の考えであり、勝手にそのように解釈してもう数十年。ショパンの曲の中でもただ一曲しかないこのバルカロールは私にとって大事な大事なお気に入りの一つである。

 番組の中でピアニストの小山実稚恵さんが面白いことを語っていた。

この部分が、ゴンドラ(舟)が河の支流に迷い込んだかのようだ・・・と、仰るのだ。

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 ああ、そういう想い方もあるのだなと目からウロコが落ちた。ロマン派の曲の概念として、当然、これは二人の男女がゴンドラに乗り合わせているイメージで、そのゴンドラが漂っているのは月明りの夜のベネチアの海側だとずっと思い込んでいて、河という概念はなかったのだ。 

 私はこの部分は、一緒に舟に乗り合わせた恋仲の男女のうち、女のほうが会話を中断し、揺れる波間を見つめながら「この人、ほんとは私のこと愛してないだわ」と訝しげている様とみていたが・・・。(これは私の映像イメージによるシナリオで、ショパンはこういう状況を表現しているのだ、というような解釈ではありませんので、念のため)

 ところで、番組はこの曲のコーダ(エンディング)のことを取り上げなかった。

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 舟の櫂をこぐ伴奏に乗って、明るい調子のさざ波が上下に揺れ、クレッシェンドで大滑降。 そして最後、単純なオクターブをフォルテッシモで、

これでお終い・・・ 「じゃん・じゃん-ジャン・ジャン」

 どうも、ショパンの曲にしては珍しい、まるでリストの曲みたいなダブルオクターブを使った単純な終わらせ方。まるでコントの落ちみたいではないか。この明るい能天気さはどうだ。

 こうしたのはなぜだろうか。まるでゴンドラに乗せていた恋人(彼氏・彼女?)を、幸せそうな顔を装いながら片手で海に突き落としたかのようではないか。

 ショパン・・・「これでサンドとの仲も、過去もきれいサッパリお終い」・・・「じゃん・じゃん」。

というような。

 突き落とされたのはサンドだろうか、それともショパン?。

(これも、私のイメージ・シナリオによるもので、ショパンはこういう状況を表現しているのだ、というような解釈ではありません。)

 

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萌えキャラ「日本鬼子」にはワロタwww

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 中国人がデモなどのブラカードやネットなどで使う、日本人を侮辱する時の言葉「日本鬼子」が、2ちゃんねるの間で「ひのもとおにこ」という名前の萌えキャラにされ、中国人をサラリと涼しい顔でやりこめてしまったのには、私は近年に無く爽快で愉快な気分で、久々に爆笑、躁状態となってしまった。 

 中国人の目がテンになったのを想像してうれしいのなんの。よくぞやってくれた。

 やっばり、暴力・破壊行為・低民度・幼児的精神・低知識階級には、日本人の知力・想像力・知識力・創造力・非暴力でやるしかないな。こちらのほうがずっとウワテだな。

 また、同じように彼等の使う「小日本」が、実際に中国より国土も小さいし人口も少ないのだからその通りであり、そう言われても侮辱ともなんとも思わない、という声もあって、これにも納得して笑ってしまった。 

 私の意見としては、むしろ「小」は、日本人の得意とする創造力と技術を駆使したハイテク製品の、コンパクト化をさすクールな漢字であると無理矢理考えれば、「小日本」・・・「コンパクト・ジャパン」はむしろカッコイイ呼び方でもあると言えるのではないか。

 中国さん。ほめてくれてありがとう。

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KLX125停めたらアイツがいた

原付2種ツーリングメモ

 先日、高山市上宝町、京大飛騨天文台林道下を走っていると、道端の畑でなにやらモゾモゾ蠢いているのに気が付く。

 停めて目を凝らしてみると。

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 ん。?  ネコか。

 5メートルまで接近。逃げない。

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 あっ、やっぱり犬か?。・・・ 2メートル接近。

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 ギロ!! ・・・ 「なんだツィミは?」ってか。 

 あ、タヌちゃんではないか。( ^ω^ )

 ヤットお前に逢えたのう。でもお前、かなりトッショリーだのう。

 目が悪いようじゃが、長生きしーや。元気でのー。

追記: 私の顔をガン見したあと、スタコラと人んちの庭に逃げていきました。

追記: タヌキではなくニホンアナグマ・・・イタチなどの一種・・・である可能性が高い。

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CB1100停めたら不燃物置き場だった。

CB1100、NO,9

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 CBイレブンで今日もお散歩。

 レストハウスで一休みしようと停車。

 すると、周りのお客さんも眉をひそめる大爆音・・・・

「ベト・ベト・ベト・ベト・べちょ・べちょ・べちょ・べちょ」

「ドタ・バッタン・バッタン、ドタ・バッタン・バッタン」

聞くに堪えない騒音を発生するヤツが我がCBイレブンの隣に停車しやがった。

あ、ここは不燃物・危険物置き場だったのね。 

回収業の方、CBイレブンが去った後、こいつらスクラップ置き場にとっとと運んでください。

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「2001年宇宙の旅」のミス、再び

 映画「2001年宇宙の旅」における重大なミスについて、依然、気が付いておられない方々が大勢いるようなので、過去に指摘した事例を再び画像で説明します。

 この映像に物理的、ロケット工学的、重大なミスがあるのです。

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 つまり、機体の天井にあるアリエスのコクピットの窓から、今、まさに着陸しようとしている月面基地が見えてはいけないのです。

 本来なら、この高度ではアリエスはロケットエンジンを噴射して降下しているので、上を向いているコクピットのパイロットは漆黒の宇宙しか見えないはずです。

 ですから、この映像のままでは、いち早く、機体のコックピット側を月面に対して上12時方向に45度反転させねば、ロケットエンジンの制動が効かず、月面に激突してしまいます。(アポロ宇宙船では、この反転作業をピッチオーバーと言い、高度約8000フィートから始めています。)

 いや、多分、墜落を待つのみかもしれません。

 次のカットも変ですね。地球が上昇しています。

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 映画ではこのカット以前に、エンジンを下向きに、正常に物理的に正しい角度で下降しているカットがあるのにもかかわらずです。

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 キューブリックさん、そして技術顧問として監修したNASAの方、どうしたもんでしょうかね。

 それともアリエスのストレーカー・キャプテンが、お客さんのため、座席についたまま月面基地を見せようとワザと機体を水平に反転させた危険なパフォーマンスだったのでしょうか。危ない、危ない。これでは着陸に間に合いませんな。

追記:そもそも、月面ではVTOLとして機能する宇宙船のコクピットが、パイロットから地上が直接見られない場所にあること自体、設計ミスなのです。

 尚、フロイド博士が宇宙食として飲んでいるジュースが、無重力にもかかわらず口を離した瞬間、ストローの中で下降するというカットは、この映画の唯一のミスとして巷に流布されているようですが、これは気圧のいたずらとして説明できるのです。上の例のような重大なミスではありませんので念のため。

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 それにしても久しぶりにTFTの画面で観た真空の宇宙、光と影が美しいこと。何度観てもすばらしい。 

 

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KLX125でダート走る

 2010年10月18日、富山県利賀村、山の神峠をKLX125で越えた。

 この峠の下には2車線の快適な新山の神トンネルがあるのだが、国道156号線にて白川村に戻ろうと、たまたまツーリングマップを検索していたおり、トンネルの上に旧道の峠道があるのを発見し、面白そうなのでチャレンジしてみた次第。その旧道はトンネル入り口すぐ左にあった。

結果は以下の通り。

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初めてKLX125をドロだらけにしてしまった。

 峠道は車一台がやっとの道で、登りは舗装路であったが、大雨で流れた岩石がゴロゴロ状態。それでもスリムなKLXでヒョイヒョイと避けて進んだ。これがまた楽しいが、やはり熊ちゃんとの遭遇にはチキンになっていて、クラクションを鳴らしまくって登る。まあ、たとえいたとしても熊は耳がいいのでエンジン音で逃げているはずだが。

 水が流れている箇所がけっこうあったが、車体やライディグ・シューズを濡らしたくないので、そういう部分では一本橋走行の超微速度で走る。この走行スタイルはいつものことで変わらない。(CB1100でもこうすることがある。あの美しい車体を汚したくないのです。)

 15分ほど登ると、峠の頂上に達し、古い旧トンネルに遭遇した。全長は100メートルくらいだろうか、心霊番組に出てきそうなヤツでちょっと不気味だが、出口が見えるので不安はない。ただし、出口付近にドロが堆積している様子が分かる。意を決して進むがやっぱり5メートルほどマディであった。

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 (峠コレクションより)

 で、とうとうタイヤとフェンダーはドロだらけにしてしまった。こんなに汚したのは初めての経験。ここまで来ると戻りたくないですからね。シューズも少し汚れてしまった。本格的オフロードライダーにはなんでもないことでしょうが。

 さて、トンネル出口は右と左のダートに分かれているが、左の道をあてずっぽうに選んで走る。どちらの道も下っていくので、いずれ主要な道に通じるはずだ。ここからは舗装路ではなく、ワダチがかろうじて分かる草ボウボウの道。しかも途中、1メートル近い岩石も道の半分をふさいでいた。したがってジムニー・クラスの小型四駆でも走行不可能です。ご注意を。

 これほど荒れているダート走行も初体験。KLX125には全く問題がないが、こんなところでエンジントラブル、パンクを想像すると、またチキンになる。ずーっと走ったあげく、行き止まりということもありうるのでこれも不安であった。

 15分ほど下った結果も以下の通り。

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 無事、反対側の新トンネルの本道に合流する峠道入り口にたどりついた。写真では楽勝のダートに見えるけど、ここだけのもので、90パーセントはもっとハードです。

 この峠道はオフロード・ライダーにも忘れ去られた存在ではないだろうか。利賀村自体、迷子になりそうな複雑な峠とトリッキーな道が縦横にあるので、ライダーには未踏の道が多く、探す楽しみの多いところだと思う。

 2009年12月に手に入れたKLX125は、現在、走行距離7200キロを超えた。リアタイヤは6000キロでスリ減り、交換した。フロントタイヤはあと2000キロは大丈夫だろう。燃費は最低で42キロ、最高で50キロくらい。

 日が短くなって、帰宅前の1時間は夜間走行となった。今回の走行距離は197キロで最長ツーリング。くたびれた。肩が凝った。

 そこでライト走行初体験のインプレッション。

 ロービームの明るさは、例えると、30年前の軽自動車のライトを片目にした程度のもの。

 ハイビームもしかり。 まあ、なんとか夜も走れるかな。ただし、時速60キロ以上は出したくない。

 ハイビームのインジケーター、青色LEDが目に眩しい。これは問題。

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この声、苦手です。

 海外、特に、イモ喰い国民のドイツで話題になった、「伊東家の食卓」からジャガイモ皮むき指南の映像ですが、私、これは音声をミュートしないと観られません。 このナレーションを担当している声優さんの声と喋り方が嫌いだからです。聞きたくないんですね。

 この番組はレギュラー番組としては終了していますが、単発スペシャルで時々放送されていますか。 その時も、この声優さんは呼ばれています。

 同じ声優さんによるナレーションがある番組では、最近では日本テレビの「火曜サプライズ」がありますね。 あの番組も内容は面白いのですが、この声が始まるとチャンネルを換えてしまいます。

 なぜ、この声が嫌だと申しますと、なんと言うか、喉にトゲがささっているような、それを、低音から高音にかけて、喉の奥から何か無理をして絞りだしているような声、ディストーション・・・歪の波形を含む声・喋り方だからです。

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 普通に喋ればまだマシなんですよ。それをカワイくしようとアニメ声の手法で、ワザと低音から高音にかけて歪を含んだ声で大げさに跳ね上げて喋るから、私は聞くに堪えないのです。

 アニメの吹き替えでも活躍している声優さんのようですので、この声が好きという方もいらっしゃるかもしれません。たぶんディレクターさんがそうなのでしょう。

 あ、音を消して字幕を画面に出す方法もありましたね。今度からはそうします。

 

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トイ・ストーリー2

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洋画メモ、NO,87、DVD

1999年、ピクサー・アニメーション・スタジオ、ブエナ・ビスタ配給

監督- ジョン・ラセター、音楽- ランディ・ニューマン

出演- トム・ハンクス、ティム・アレン、ジョーン・キューザック

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 今回も英語版で観た。後に日本語吹き替えでチラリと観てみたが、やっぱり所ジョージのバズはなじめないなー。 所さんには悪いけれど。 

 前作から5年経って大分映像が進化している。

 まず、背景の樹木の葉っぱが風で揺れている。ああいう描写をするには、波や炎の動きなどのように数学的なフラクタルとかいう理論を使わないとできないと思う。それには高速演算の機械も必要だろう。前作より性能のいいものがピクサー・スタジオに入ったのかもしれない。

 画像の細かさを現す単位にポリゴンというものがあっただろうか。前作よりポリゴンが細かくなったように感ずる。

 あっと、驚いたのは、白黒テレビの画面の中の操り人形のシーン。 あれまでCGとは。孫につれられ映画館で観ていた爺ちゃん婆ちゃんは、実写をはめ込んだものだと疑わないだろう。

 それと、ウッディをレストアする修理屋のアクション。あのシーンは何度観ても素晴らしい。修理屋の声はジョナサン・ハリス。 恐るるなかれ、ザックレー・スミス、ここにあり。

 せっかく助けに来たバズが、博物館に行く気になっているアンディを見て寂しそうな諦め顔になるカットも印象にある。

 チョット胸がキュンとなったのは、カウ・ガール、ジェシーのミュージカル・回想シーン。オモチャが子供に飽きられていくという運命の寂しさは、シリーズの一貫したテーマにもなっている。

 エンディングのNGシーン集は面白いが、やりすぎという気がしないでもない。それに右側で流れているスタッフの名前を見そびれてしまうので、彼等がかわいそう。

 トイ・ストーリー3もDVDで観たい。 

 ぴろQさん。観ましたよ!。

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CBイレブンで御岳登る

CB1100、NO,8

2010年10月4日、御岳スキー場のてっぺん、御岳登山口までCB1100でツーリング。

大きい地図・ルート検索  ( powered by ゼンリン地図 いつもNAVI )

 午後12時半に高山市を出発。長嶺峠を抜け15分ほど開田高原を走ると20号線へ右折。ここまでの道のり、交通も少なくライダーともすれ違わなかった。

 すると1件の大きな芝生を備えた別荘がある。ここには無線の鉄塔があり、本日はアンテナがエレベーターで地上まで降ろしてあった。その巨大さに驚く。

 で、この道、一車線だったり、いきなり二車線だったりする広からず狭からずの県道をウネウネと30分ほど走るとやがて湖と大滝村へと通じる鉄橋が見えてくる。ここで右折すれば目的地へ行けるのだが、その前に街中のエネオスで給油。

 その際、給油口を間違え、スタンド内でハンドルをフルロックに近い角度でユーターンさせたのだが、ちょっとコケそうになってあせる。ヤバイ・ヤバイ。タチゴケなどは気が緩んでいることもあって、ガソリンスタンドが一番危ない所。7リッターほど入れた。

 ここでちょっとCB1100の燃費について。

 私のイレブンの燃費は平均して22キロ/リットルで、最高は23.5キロである。どういう走り方をしているかというと、70パーセントは4輪の走っていない制限速度50キロの田舎道をトコトコ走る。そこを、制限速度か、そのプラス10キロの走行。国道を走るときもプラス10キロ程度というもの。そんな走りでも、かえってエンジン音が良く聴こえ、楽しいので私には十分。

 ただし、人けが無く、タヌキが出そうな大規模林道(税金のムダ使いで作られた2車線の道で、一日に10台くらいしか車が通らない)では、時々、視野が前方5度程度に狭くなる走りをする。そういうことはツーリング中、5分くらいかな。

 という走り方なので、170キロ走行した段階でも、燃料計の液晶がまだ一つ、二つ残っている。

とはいえ、半日のプチツーでも不安なく帰還するには必ず1回は給油しなければならない。14リッターのタンクでは。

 これはCBイレブンライダー共通の憂鬱。

 牧尾ダム手前には漢方薬の胃薬「御岳百草丸」の本社がある。この薬にはいつもお世話になっているので宣伝もかねて撮影。

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 これは御岳登山口下、牧尾ダムの湖。道はダム湖の上流に向って左側であり、この2車線の道が抜群に気もちが良い。ダム湖反対側の道は狭く、ワインディングロードなので、コーナーを攻めたい方はそちらをどうぞ。ただし、当日は工事で通行止めであった。

 ダム湖の先には再び鉄橋があり、抜けると御岳登山口の大滝村町並みへと入るが、街中の道がチトややこしい。案内看板でなんとか登り口を見つけ2車線の道を上昇していく。

 上昇していく道路わきには御岳信仰の碑がいたるところに有り、無宗教・無神論者のバチ当たりである私には、これだけ沢山あると信心の力というものが、かえって不気味に見えてしまう。(信者の方、失礼)

 牧尾ダムから500メートルほど上昇したあたりから、ボチボチ、スキー場があり、道路も時々一車線となり、タイトなコーナーが始まる。こうなるとCB1100の独壇場。2速・3速のギアを使い、グングンと登っていく。4000回転からのすさまじい加速ではハンドルにしがみつくのがやっと。(こういう走りを30分ほど楽しんだので、今回の燃費は17キロ/リットルくらいかもしれない)

 上昇率が高いので、気温がどんどん下がっていくのが感じられる。と、同時に気圧の変化で耳がおかしくなって行く。

 やはり、気温が低いとエンジンの廃熱が暖かく感じる。と言っても、車のヒーターほどは効かないげれど、ないよりはマシか。気温の変化は牧尾ダムあたりでは23度くらいで、終点の山荘では16度くらいに感じた。(道路には温度計がなかった)

 スキー場を抜けていくワインディングは「いろは坂」と地図に掲載されているが、日光の道のような結構なものではない。ゴルフ場のカートが走っているような道を想像してもらいたい。オートバイにとっては安全速度で走っている自動車がウザク感じてしまうが、私は煽ったりはしない。

 十分な間隔を保って車に追従するが、譲ってもらったときには必ず左手で挨拶をする。自分が4輪で走っているとき、こちらから道をゆずってやっても挨拶もしない無礼なライダーがいかに多いか日ごろ感じているので、これは欠かさない。たとえ私一人だけでも、ライダーの悪いイメージを払拭させぬば。

 道路の終点、田の原山荘には広大な駐車場があり、神社の鳥居があるあたりは登山客(中高年ばっかり)でけっこうにぎわっていた。牧尾ダムから30分くらいで到着したと思うが、地図で確認すると標高2200メートルはあり、1500メートルくらい一気に登ってきたようだ。御嶽山の頂上は雲で霞んでいて、駐車場より50メートル上の辺をガスが速く流れている。

 熱々になっているエンジンを急に停止するのはマズイ。2速ギアで時速30キロ走行を5分ほど行い。鳥居のある駐車場にてさらに5分間アイドル運転。これはターボ車に近い気遣いだが、やらないよりはいいだろう。オイルクーラーは何時触ってもアツアツである。

 エンジンのほうは、ほんの2週間前の真夏日では、フィンから熱気と温風に近い陽炎の上昇気流を感じて股火鉢状態だったのだが、この場所では涼風が横に流れているせいか、まったく熱く感じなかった。素手をかざして暖がとれる程度の熱。これじゃー芋は焼けないかも。

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 到着時間は午後3時。寄り道はしなかったけれど、2時間半もかかってしまった。案外、遠いんです。積算距離はトリップメーターのセットし忘れで不明。恐らく片道120キロくらいかな。今回のツーリングが一番ロングで走ったもの。印象的だったのは今回初めてフルに活用した2速・3速の加速。

 ゴリラや原付2種の世界しか知らなかったヘタレライダーが、250,400ccのバイクを飛び越してリッターバイクを操るというは少々強烈すぎたかもしれない。

 帰り。エンジン始動は標高2200メートルでも、いつもどおりセルボタン1発。FIのありがたみを感じる。 

 7月23日に納車されたCB1100のオドメーターは現時点で約2400キロ。 タイヤが前後輪とも半分くらい減ったように感ずる。この分では来年の5月には交換しなければならないだろう。

   

 

 

 

 

 

 

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サウンドバリアー突破ではありません。

 先日、テレビで例の衝撃映像番組(ほとんどユーチューブから引っ張ってきた映像を流す安直番組)を観ていたら、ロケットの上昇中に発生したショックウェーブ、つまり衝撃波によるベイパーの面白い映像が流れていた。 

 この映像はネットにて、つまり、やっぱりユーチューブで流れたものが話題になっていて、テレビで流さなくても既に私は観ていたが、テレビやネットでは、この現象の説明として間違った解説がされているので是正したい。

 それは、この映像で観られるベイパーは、アトラスロケットが音速(サウンドバリアー)を突破した際に発生した衝撃波(ソニックブーム)によるものであると説明したり、解説したりしてあるのだが、

 そうではなく、ロケットエンジンのノズルより噴射される燃焼ガスから、連続して発生している衝撃波によるものだということだ。

 つまり、ノズルより超音速で噴射された燃焼ガスと、大気との境界面で発生した衝撃波によるものであるということ。

 この衝撃波は音となって人の耳にも達していて、ロケットの打ち上げ中、「タン・タン・タン、パリ・パリ・パリ」と聴こえる現象と同じものである。 

 だから、ベイパーの発生する大気の高度に、順次到達した衝撃波で、平面状に連続して、あのように次々と波打って見えるわけだ。

 と、偉そうに知ったかぶりで書いてしまったけれど、航空工学の先生がた、そうですよね。

追記: こちらがS・Sによる、サウンドバリアー突破で発生した本当のベイパーの映像。

いい音。シビレます。そろそろ引退か、さみしいな。

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宇宙家族ロビンソンが地球に帰れなかった訳

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 1966年からテレビ放映された「宇宙家族ロビンソン」は私にとって特に思い入れの強い番組で、繰り返し再放送されたものは・・・と言っても30年以上前のこと・・・ 必ず観ていたものだが、なぜか、第一シーズンの白黒作品だけは、テレビ局はかたくなに再放送することが無かった。

 それで、どうしても特に優れた特撮や第一話の宇宙への出発のエピソードを再見したく、とうとう、ソフト化されたレーザーディスクを第一シーズンだけでなく、日本では未放映の第3シーズンまでの全エピソードを購入してしまった。

 ということも、もう15年以上も前のこと。現在はDVDで発売されているが、第3シーズンまで発売されているかどうかは定かでない。(発売中です)

 さて、結論から言うと、「宇宙家族ロビンソン」で、私がSF作品として優れていると感じているエピソードは第一シーズン第1話から第5話までである。

 それは、地球のアルファコントロールから発進したソロバン玉型宇宙船ジュピター2号が、ナゾの惑星に不時着し、一つ目ジャイアントの怪獣に遭遇したり、惑星の極端な寒暖の差を退避すべく、探検車で放浪し、再び宇宙船に戻って来るまでの話。

 この5話には、プロデューサー、アーウィン・アレンが、番組化にあたって先行制作したパイロットフィルムのために莫大な予算で撮影された、豪華なセットとロケ撮影、それに特撮による名シーンが盛りだくさんに採用されている。

 それは、L.B・アボットとハワード・ライデッカーによる特撮、・・・ ジュピター2号の不時着シーンや探検車の海上のシーン、一つ目ジャイアントのシーン。 ベル社のロケットベルトを使った実写飛行シーン。雪上車を改造した探検車の砂漠での実走シーン。等々に当時の特撮少年がどれだけワクワクしたことか。また、現在観ても、十分大人の鑑賞に堪えうるものだ。

 ところが第6話から第二シーズンの59話までは、もう贅沢な特撮シーンも使い果たし、スタジオセットにおいて、おおよそケッタイな宇宙人が訪問してきて、それに乗じて地球に帰りたい一心のドクター・スミスが一騒動起こしてお茶を濁すという、センス・オブ・ワンダーに乏しい退屈な話の脚本で進められてしまう。

追記:第6話以降でも良いエピソードはちょくちょくあります。 

そのケッタイな宇宙人というのが、地球の過去に存在した歴史上のコスチュームを着ていて英語を駆使し、アルファベットの文字盤がある機械や宇宙船を操っていたり、ロビンソン一家より以前に宇宙旅行しているアメリカ人だったり、というイイカゲンさ。

 また、当時、他局で放送が開始された「スタートレック」と比較して、科学的説明が話の前後関係でもデタラメに見えるのにも難があった。

 その例として、宇宙船ジュピター2号の燃料の説明。 ある時はデトロニウムという燃料で飛行するといい、ある時は重水素が必要だと言っている。また当初、反重力エンジンとハイパースペースドライブで光速を超えて飛行すると説明しているのだが、 離陸時や宇宙空間ではロケットを噴射しているというイイカゲンさ。宇宙船にはロケットエンジンのノズルなど見当たらないというのにである。このように科学的・技術的説明を逃げてしまっているし、複数の脚本家同士が辻褄を合わせるような連携もみられないのだ。

 第2シーズンでは次ぎの惑星に着陸するも、到着した早々、大気の成分も調べず、いきなりエアロックのドアを開けてしまうという迂闊さ。

 そんなことで、せっかくカラー化された第2シーズンも、日本ではしだいに飽きられ、視聴率も低下し、結局第3シーズンも放送されず、今だ日本人には、このロビンソン一家は目的の星アルファーセントーリに到着せず、ドクター・スミスの恋する地球にも帰還せず宇宙をさまよっているという、うやむやの記憶で終わってしまっている。

 さらに、本国アメリカでは第3シーズンの脚本が出演者もあきれるほどのトンデモ話になり、視聴率がさらに低迷、アメリカの放送界では良くある番組制作打ち切りとなってしまったのである。

 「宇宙家族ロビンソン」が地球に帰れなかったのはひどい脚本に原因があった。

とはいえ、私には捨てれない魅力があり、これから一つ一つメモしていきたい。

本国アメリカでも、今だファンが大勢いて、映画化された1998年当時にはこのような愉快な復刻版も制作された。

また永遠に宇宙の迷子になってしまった。痛ましや・痛ましや・・・

 

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