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未知との遭遇

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- 楽しい映画のミス探し -

 「未知との遭遇」は「スターウォーズ」より半年ほど早く日本で公開されたはずで、当時、名古屋で私が大学受験した帰りに観たのが最初だった。

土肥中の映画館と違って、大スクリーンのうえにドルビーシステムの音響は素晴らしいものだったが、高音が効き過ぎて耳が痛かったので、ファーストインプレは良くなかった。

 以後、東京の劇場でも何度か観たが、あの光のマジックと音響、ジョン・ウィリアムズの音楽を再び楽しむ為と、お客さんの反応を見る楽しみがあった。 

ロイの車の後ろに停止したUFOのシーンで、「さあ、ここで停車した車だと思っている観客は、次ぎの動きでビックリするだろうな」というぐあいで、スピルバーグ気取りだった。

 今回、BSで再見したのは、ファイナル・カット版で、私はこの編集が一番好きだ。ロイがマザーシップの内部に侵入したシーンを後撮りした特別版は、「星に願いを」のメロディーがラストで露骨に入れてあり、少しやりすぎではないかと思った。(スピルバーグは最初からそうしたかったらしい) 私はジョン・ウィリアムズのオリジナルスコアだけのほうがよっぽど素晴らしいと思う。

 スピルバーグの映画の中では、この作品は最も説明不足が満載の映画で、特にコダーイの指を使った音符合のシステムと、それに伴い音階によって異星人と意志を疎通する理論、それらの結果については、話にならないほど省略してしまっている。なんとなく判ってチョーダイということにしているのだが、左の脳よりも右の脳を働かせてしまい、結局、スピルバーグにまんまと騙されて映画館を後にすることになる。彼はそういうことも計算済みのようだ。

 ダグラス・トランブルの特撮が何度観ても素晴らしい。カメラに特殊なフィルターを使ったのだったかどうか忘れたが、あのUFOが発する光のニジミにはちょっと恍惚とさえしてしまう。

それにマザーシップの撮影ではスモークによるカスミを入れ、巨大感を演出している。

 大小サマザマな飛行体が動く映像は、本体の模型ではなく、カメラを動かし撮影しているのだが、これは「2001年宇宙の旅」で培われた技術で、重力を無視したようなUFOの滑らかな動作の演出には必要不可欠のものだ。トランブルは「2001」の制作にも参加していて、こういう他の特撮マンには無いセンスが彼にはある。(「スターウォーズ」も同じ技術を使っている)

 合成映像は現在のコンピューターを使った映像にはかなわないが、第三種接近遭遇のステージで、カメラが横にパンしながら現れるUFOの映像は何度観ても素晴らしく、今の特撮合成とそん色ない。 あれは、ライブ撮影のカメラと模型撮影用のカメラの動きを同期させ、同時撮影して行ったものだ。それまでは精密な合成は静止画像でしか出来なかったのだが、この映画から可能になった。

 さて、この映画のミス。

 ロイがデビルスタワーの模型を自宅の中に造ろうとしているシーン。家の前の通りでゴミ箱のポリ容器をゴミ収集員からヒッタクリ、中身をカラッポにしたはずだが、窓から押し込むシーンではゴミが中から飛び出している。

 あれはゴミではなく、途中で材料を拾って入れたものだと言われればそれまでですが。

 もう一つ。 マザーシップから最初に現れるET、一番大きく細いヤツ。彼は現れた次のカットではもういないんですね。動きがノロいようですが、いつ、どこに消えたのでしょうか。

 マザーシップ本体にはR2-D2がジョークで取り付けられているそうだが、それはジリアンがデビルスタワーに潜んでいる背後から現れるシーンで見えたような気がした。彼は天井に逆立ちしてくっついていたはず。(このシーンでのマザーシップの現れる位置では、完全にデビルスタワーと激突してしまう)

追記: このR2-D2のことはウィキペディアにこの通りのことが記載してありました。

 

 

 

  

 

 

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