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2010年2月

KLX125・馴らし(慣らし)終了インプレ

- 原付2種ツーリングメモ -

 2009年12月23日に納車された我が友・カワサキKLX125の鉄馬(馬の種類ではポニーだろう)は、2月21日で馴らし運転の第一段階を終了。走行距離800キロに達した。

 2月に入ってからは、けっこう気温の高い・・・氷点下ではないという程度の気温・・・日が続き、道の雪も大分融けて、いっきに走行距離を伸ばすことが出来た。でも、こちらの土肥中、岐阜県飛騨地方では最高気温でも6℃くらいで、走っていて寒いことには変わりがない。特に顔面と手先の冷たさにはこたえた。

 慣らしなど必要ない。俺の辞書に「慣らし運転」はない。と仰る御貴兄もいるようだが、バイクの保障期間内にエンジン・ミッショントラブルがあった場合、クレームでは慣らし運転をやりましたと、堂々と言いたいので、私はマニュアルに書いてあるとおりに従った。

 走行距離777キロ(偶然の数字)でオイルとオイルフィルターを赤男爵で交換。

この時点で前輪のどこかで「ピヨ・ピヨ」・「ピー」とヒヨコが鳴きだした。 この音は時速10キロくらいから50キロくらいまでの間、車輪の回転に合ったリズムで聴こえるが、時々鳴り止むこともある。 けっこう大きな音だが、メットの風切り音やエンジン音が大きくなる速度では当然だが聴こえなくなる。走行に支障はないと思うが、次回のオイル交換時バイク屋に相談するつもりだ。

 慣らし第一段階終了から次ぎの第二段階終了1600キロまでは、エンジンを7000回転までで抑えよ。ということなのだが、7000回転では時速約75キロ出るので、私にはこれで十分。信号からの発進でも各ギアでそこまで引っ張ると大概の車は置いていける。

 最大トルクは6000回転で発生するが、その時の速度は65キロくらいだろうか。やはりこの辺はシフトダウンしなくとも坂を登っていける力強さを感じる。

 時速60キロから、振動を手に感じるようになった。タイヤのブロックパターンから発生する振動だろう。長時間の走行では痺れそうだ。 ということで、目的地までの巡航速度は5000回転・55キロ走行が、もっとも体が疲れず燃費にも貢献すると思う。 ただし、一級国道ではこの速度だと精神的ストレス(他の車にも)が発生するので、あくまでも裏道を走っての条件になる。

 前回、計測した燃費は47キロ/リッターで、今回は48.4キロを出した。240キロ走行したあたりで給油をするが、その時点でも燃料警告灯が点灯したことはない。やればリッター50キロまでは伸びそうだ。毎回の燃料代は、1000円札一枚で100円玉3枚ほどのオツリが来る程度なので笑いが止まらない。(あくまでも5000回転に抑えた走行でのこと)

 サスペンションは硬い。他のオフロードバイクはどんなものだろうか。おまけにシートも硬く細いので40分くらいで降りて休みたくなる。 こういうシートは「三角木馬」と言われるようだが、中年オヤジである私の場合、前立腺のあたりがジンジンしてくる。ゲルザブでも敷きたい。

 コーナーで傾けると、時にズルッと滑る手応えがありヒャッとする。これはタイヤのサイドがまだ馴れていないせいだと思う。

 チェーンのガイドローラーから発生する「ジャワ・ジャワ」音は相変わらず気になるが、納車時よりは減少したように感じる。 しかし、田圃の細道を30キロくらいの低速でノンビリ走ることもあり、そういう時はほんとうに耳障り。これがこのバイクの最大の欠点。

 しかし、他のユーザーインプレに記してあるとおり、その欠点を補って余りあるほどこのバイクは良く出来ていて、コストパフォーマンスも優れていると思う。 時々、前車のエイプ100・タイプDの旋回性能とブレーキの効きの良さを夢に見るが、このバイクに換えた後悔はない。

 

 

 

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未知との遭遇

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- 楽しい映画のミス探し -

 「未知との遭遇」は「スターウォーズ」より半年ほど早く日本で公開されたはずで、当時、名古屋で私が大学受験した帰りに観たのが最初だった。

土肥中の映画館と違って、大スクリーンのうえにドルビーシステムの音響は素晴らしいものだったが、高音が効き過ぎて耳が痛かったので、ファーストインプレは良くなかった。

 以後、東京の劇場でも何度か観たが、あの光のマジックと音響、ジョン・ウィリアムズの音楽を再び楽しむ為と、お客さんの反応を見る楽しみがあった。 

ロイの車の後ろに停止したUFOのシーンで、「さあ、ここで停車した車だと思っている観客は、次ぎの動きでビックリするだろうな」というぐあいで、スピルバーグ気取りだった。

 今回、BSで再見したのは、ファイナル・カット版で、私はこの編集が一番好きだ。ロイがマザーシップの内部に侵入したシーンを後撮りした特別版は、「星に願いを」のメロディーがラストで露骨に入れてあり、少しやりすぎではないかと思った。(スピルバーグは最初からそうしたかったらしい) 私はジョン・ウィリアムズのオリジナルスコアだけのほうがよっぽど素晴らしいと思う。

 スピルバーグの映画の中では、この作品は最も説明不足が満載の映画で、特にコダーイの指を使った音符合のシステムと、それに伴い音階によって異星人と意志を疎通する理論、それらの結果については、話にならないほど省略してしまっている。なんとなく判ってチョーダイということにしているのだが、左の脳よりも右の脳を働かせてしまい、結局、スピルバーグにまんまと騙されて映画館を後にすることになる。彼はそういうことも計算済みのようだ。

 ダグラス・トランブルの特撮が何度観ても素晴らしい。カメラに特殊なフィルターを使ったのだったかどうか忘れたが、あのUFOが発する光のニジミにはちょっと恍惚とさえしてしまう。

それにマザーシップの撮影ではスモークによるカスミを入れ、巨大感を演出している。

 大小サマザマな飛行体が動く映像は、本体の模型ではなく、カメラを動かし撮影しているのだが、これは「2001年宇宙の旅」で培われた技術で、重力を無視したようなUFOの滑らかな動作の演出には必要不可欠のものだ。トランブルは「2001」の制作にも参加していて、こういう他の特撮マンには無いセンスが彼にはある。(「スターウォーズ」も同じ技術を使っている)

 合成映像は現在のコンピューターを使った映像にはかなわないが、第三種接近遭遇のステージで、カメラが横にパンしながら現れるUFOの映像は何度観ても素晴らしく、今の特撮合成とそん色ない。 あれは、ライブ撮影のカメラと模型撮影用のカメラの動きを同期させ、同時撮影して行ったものだ。それまでは精密な合成は静止画像でしか出来なかったのだが、この映画から可能になった。

 さて、この映画のミス。

 ロイがデビルスタワーの模型を自宅の中に造ろうとしているシーン。家の前の通りでゴミ箱のポリ容器をゴミ収集員からヒッタクリ、中身をカラッポにしたはずだが、窓から押し込むシーンではゴミが中から飛び出している。

 あれはゴミではなく、途中で材料を拾って入れたものだと言われればそれまでですが。

 もう一つ。 マザーシップから最初に現れるET、一番大きく細いヤツ。彼は現れた次のカットではもういないんですね。動きがノロいようですが、いつ、どこに消えたのでしょうか。

 マザーシップ本体にはR2-D2がジョークで取り付けられているそうだが、それはジリアンがデビルスタワーに潜んでいる背後から現れるシーンで見えたような気がした。彼は天井に逆立ちしてくっついていたはず。(このシーンでのマザーシップの現れる位置では、完全にデビルスタワーと激突してしまう)

追記: このR2-D2のことはウィキペディアにこの通りのことが記載してありました。

 

 

 

  

 

 

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DRAG ME TO HELL

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洋画メモ、NO,80

2009年、ユニバーサル、99分

邦題- 「スペル」

監督- サム・ライミ、撮影- ピーター・デミング、音楽- クリストファー・ヤング

出演- アリソン・ローマン、ジャスティン・ロング、ローナ・レイヴァー、ディリープ・ラオ、デヴィット・ペイヤー

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 面白かった。映画料金の価値があると思う。

「映画は解釈するものではなく、観るものである」と言った東大の先生の言葉はこの映画のためにある。

「キネマ旬報」でコムズカシイ、かつ、何が言いたいのかサッパリ分からない記事を投稿している人種にはザマーミロと言いたくなる映画だ。

 全くのビックリ箱映画で、コンマ何秒という瞬間を、音楽記号で言えばスフォルツァンド(sf)のイキナリ大音響と、体液(血はほとんど出ない)飛び散るドロドロした映像で、心臓を縮みあがらせる。

 それはホラー映画のセオリーに沿ったもので、効果音はクレッシェンドでしだいに大きくなっていき、カメラもジワジワと寄っていく。 来るぞ・来るぞ・さあ出た・・というオーソドックスな手法や、カメラの陰で見えないところからイキナリ飛び出す、あるいは、開けた扉から飛び出す、というこれも一般的なセオリーもある。 これは、「やっぱりそうなったか」という心理に達すると逆に可笑しさが湧いてくるというもの。

 でも、私は笑えなかった。まだ人物が出来ていないんですな。怖くて目をつむったシーンもあった。映画館では私を含めて3人しかいなくて笑い声は無かったが、DVDで再見すれば笑えるだろう。

 大音響やビックリ箱で怖がらせるという映画は、映画館の音響設備が格段に良くなった1970年代後半から流行りだしたと思う。そういう類の映画初体験はコスカレリ監督の「ファンタズム」だった。あれも映画館から飛び出したいほど怖かったものだ。

 映画史上、最大にオッカネー婆ちゃんは特殊メークも演技も素晴らしかった。これを観るだけでも価値がある。演じているローナ・レイヴァーはなじみのない女優さんで、私はネイティプアメリカンだと思ったが、それはメークのせいでそう見えたのだった。アメリカではテレビドラマで活躍している人らしいが、素ではエレガントなお婆ちゃんで、それが映画ではあんなコエー婆ちゃんになるとは驚き。

 彼女のインタビュー映像 ・・・・http://www.youtube.com/watch?v=8sAwK6Tko5Y

 テーマ音楽はバイオリンのソロがあるシンフォニックな曲で良かった。

 なお、心臓の弱いお人は、効きの弱い耳栓をして鑑賞されたい。

 あるいはDVDで、音量を落としての鑑賞をお勧めする。

 

 

 

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隣の八重ちゃん

 隣りの八重ちゃん 隣りの八重ちゃん
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邦画メモ、NO,57、DVD

1934年、松竹キネマ、スタンダード、白黒、79分

監督- 島津保次郎、 撮影- 桑原昂、 音楽- 早乙女光

出演-逢初夢子、大日方傳、磯野秋雄、岡田嘉子、飯田蝶子、高杉早苗

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 トーキー劇映画・日本初の「マダムと女房」から3年ほどしか経っていない作品だが、音がかなり明瞭で聴き取りやすく驚いた。ローカットされている音で、女性の声はもとより、男性の声もセリフの内容が分かりやすい。ただし、所々フィルムが劣化している所は聴き取りにくい。

 何度も引き合いに出すが、昭和20年代の東宝・黒澤作品より、昭和一桁の松竹作品のほうがセリフが聴き取りやすいというのはどういうことなのだろうか。 

 尚、この映画に出演している飯田蝶子さんの夫、茂原氏も松竹のトーキー技術者だったが、担当した小津作品の「一人息子」での茂原式トーキーは、かなり聴き取りにくいものだった。

当時の松竹では、録音技術者によってトーキーの方式が違うようで、この映画では土橋という人が録音を担当している。音はフィルムのコンディションにもよるので、どちらの方式(茂原式と土橋式)が優れているか比較できるものではないだろう。

 映画の録音方法の知識が無いが、磁気録音はまだ無かったと思うので、たぶん、撮影と同時に録音専用のフィルムを廻し、直接サウンドトラックだけを光学的に刻んだのではないだろうか。この方法なら撮影したマスターフィルムには音は記録されていないので、アフレコも可能だ。

 さて、内容は、隣り合った2軒の家庭の交流を描いたもので、平和なものだが、岡田嘉子さんなどの舞台女優さんを除いて、出演者は実に自然なセリフ運びと演技で、ホームビデオで家庭の会話を撮影したようにアットホームな感じを受けた。

 隣同士の息子・娘たちの会話はアドリブに近く、悪口の言い合いなどは面白い。特に八重子が惚れている隣の長男の弟に向って、「寺の息子みたいな顔してなによ」と言うのには自分もそう感じていたので爆笑してしまった。

 また、当時としては、女性のオッパイの大きさを比較しあうなどの、男性にはドキッとする会話もあり、よく検閲に通ったものだ。

 出戻り娘として出演している岡田嘉子さんが、ソ連から日本に帰国したことは私の中学生のころで、そのニュースをはっきりと記憶しているし、モスクワ放送での彼女の声も憶えているが、若かりし頃の彼女がこんなに色っぽい人とは知らなかった。原節子のように西洋の血が入っているという。Dscf0005_medium

 たぶん、蒲田近郊の実際の家でロケしたのだと思うが、当時の中流家庭の家のたたずまいが、また「となりのトトロ」のサツキとメイの家に近い和洋折衷構造になっていて、私の時代とはズレがあるが懐かしさを感じた。ああいうデザインは大正時代のアートが影響しているのだろう。

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 兄弟がキャッチボールをしている空き地のバックには、ガラス製のりっぱな温室ハウスが写っている。あれは現代のものと全く変わりが無い構造で、ちょっと驚いた。

 ラストシーンでは、八重ちゃんの明るい笑顔のシーンで閉じるのだが、その合間に雷雲と雷鳴(ゴロゴロという雷の低音が再生されず、カミナリの音に聴こえない)のカットが入り、不吉な予感を暗示させる。日中戦争が始まったころであり、カーキ色に染まりつつある時勢への不安を感じる。

追記:劇中、映画館の中で上映している映画が「ベティ・ブープ」。けっこう面白かった。

八重ちゃんが惚れている大日方傳を、彼女の友達(高杉早苗)がフレドリック・マーチに似ているというセリフがあった。

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パンダコパンダ

パンダコパンダ (徳間アニメ絵本) Book パンダコパンダ (徳間アニメ絵本)

著者:宮崎 駿,高畑 勲
販売元:徳間書店
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邦画メモ、NO,56、DVD

1972年、東京ムービー、カラー、34分

原案、脚本- 宮崎駿、作画- 大塚康生、小田部羊一、 美術- 福田尚朗、

演出- 高畑勲、 音楽- 佐藤允彦、 歌- 水森亜土

声の出演- 杉山佳寿子、熊倉一雄、太田淑子、山田康雄

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 レンタル店のジブリ作品コーナーには、例えば「となりのトトロ」にしても30巻ほど並べてあるのだが、DVDのケースの中身は、ほとんど借りられてカラッポ状態のことが多い。

 今回、観た「パンダコパンダ」はジブリコレクションとしては、この土肥中の店では、わずか1巻しか並べてなくて、空になったケースを見てはガッカリしたものだが、ようやく借りられることができた。

 東京ムーピー作品が、なぜジブリコレクションに入れられているのか、そのへんのいきさつは分からない。(ジブリ作品ということではなく、ジブリ側で選んだもの、ということなのだろう)

 長い間、この映画は長編だと思い込んでいたが、子供向け「まんがまつり」に同時上映として入れるプログラムだったので、34分と短いものだった。動画はテレビアニメのレベルであり、大スクリーンで観るにはシンプルすぎる。

 内容は3歳児から6歳くらいまでを対象とする他愛のないのアニメで、大人は子供の喜ぶ顔を見て喜ぶという映画。 とはいえ、パパ・パンダが動物園での”勤務”を終え、電車で帰宅するカットなどは笑える。

 その後のジブリ作品のいくつかのルーツを嗅ぎ取れる。

 パパ・パンダはトトロの原型だろう。「ニッ」と口を広げて微笑んでいる顔はトトロと瓜二つ。

 ミミ子ちゃんは運動神経抜群で、跳んだり跳ねたり元気がいい。逆立ちなどヘッチャラで「未来少年コナン」のようだ。

 ミミ子ちゃんの家の創りはバタくさく、キッチンなどは昔のヨーロッパ風。2階の窓は、さつきとメイの家をイメージできる。

 水森亜土の歌が可愛くて、ずっーと耳から離れない。

 英語では「PANDA GO PANDA」。その歌に合わせるためにこうなったのだと思う。

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KLX125、1ヶ月インプレ

軽量コンパクトな専用設計の車体。待望の125ccデュアルパーパスモデル。【お買い得車市場対象車両】【国産新車】【バイクショップはとや】Kawasaki(カワサキ) 10 KLX125 軽量コンパクトな専用設計の車体。待望の125ccデュアルパーパスモデル。【お買い得車市場対象車両】【国産新車】【バイクショップはとや】Kawasaki(カワサキ) 10 KLX125

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 カワサキKLX125についてのアクセスが多いので、購入から1ヶ月ほど経ってのインプレをメモします。多少ご参考になれば。

 真冬の雪国でも、なんとか走行できそうな道を選んで走り、馴らし運転が500キロまで進んでいる。

①、エンジン 

 馴らし運転では、走行距離800キロまでは、エンジンを5000回転でセーブせよ、ということなので、だいたい守ってきたが、その場合のトップギア5速での速度は時速、約55キロ。

 この速度では、制限速度50キロの一般国道でも、中途半端な走行を強いられるので、極力、下道を選んで走ることになるが、50キロ(私の好きなノンビリ走行)に抑えて走行すると、時々ギアが4速なのか5速なのか分からなくなった。つまり5速になっていても、もう1速あるように感じて、左の足先を蹴り上げてしまう。

 これは、4速と5速のギア比が接近しているからなのだろう。(こういうことをギアがクロスしていると言うのでしたっけ)・・・ ということで6速ギアが欲しい。あるいは5速のギア比を5000回転では時速60キロくらいにして欲しい。恐らく林道走行では、このバイクはアンダーパワーなので4速までで足りると思う。だから5速は燃費稼ぎのオーバードライブにしてはどうだろうか。

②、燃費、音

 もし6速ギアがあれば燃費がのびるだろうが、今のままでも47キロ/リッターを記録した。これには大満足。エイプ100の40キロでも満足していたので。

 燃料タンクは7リッターだが、5リッター消費したあたりで燃料警告が点灯し、残り0.7リッターで燃料ポンプが吸えなくなるということなので、トリップメーター250キロで余裕でスタンドに入ればよい。5.5リッタータンクのエイプでは200キロであせったものだ。

 アイドルのエンジン音はたいへん静か。郵便バイクのスーパーカブ90より静か。走行中も静か。サラサラと耳に優しい。ヤマハ・セローの音を少し下げたような感じだが、どちらかというと私はセローの音のほうが好きだ。セローには乗ったこともないのだけれど。

 自分はうるさいバイクが大嫌いで、車もバイクも静かに走るのが一番カッコイイと思う。 

 ただし、ガイドチェーンとスライダーの摩擦音、・・・「シャーシャー、ザワザワ、ゴリゴリ」、または人によっては「ガラガラ」と聴こえるようだが、・・・これには大いに不満。 最初、不良品を買わされたのかと思い、すぐさま納車したバイク屋に戻りクレームすることまで考えた。ユーチューブには、ほぼ同構造の兄弟車・Dトラッカーのスライダーにベアリングを噛まし、少し改善させている映像があるが、実物は随分と小さなもので、こんな部品からあんな大きな異音がでているとはちょっと驚きだ。

 恐らくカワサキはこの異音の発生をほったらかしにして発売したのだろうが、こういうことがカワサキ離れにつながる。「初物買いのゼニ失い」と言う言葉もあり、不良(カワサキは走行には支障ないので不良と呼ばないだろう)はある程度予想していたが、マイナーチェンジでは改善してほしい。

③、ハンドリング、コーナリング

 オフロードバイクは初めてなので比較しようがないが、コーナリングはエイプ100を”ゼロ戦”だとするとKLX125は”グラマンF6F”という感じ。 ヒコーキファンなら「ハハン」とうなずいてもらえますか。 ということで、峠のヘアピンでは旋回性能抜群の”ゼロ戦”エイプ100にくっつかれると思う。 別に気に入らないわけではなく、手ごたえのあるハンドリングでユッタリとしていて良い。

④、シート

 エイプ100は10分でケツが痛くなった。KLX125は30分でケツが痛くなる。再びこれで悩まされることとなったがエイプほどひどくはない。1時間おきに休み、時々スタンディング走行すれば何とかなった。

 ただし、私の場合、長時間乗ってバイクから降りるとき、ケツと股がしびれているせいか、片足がうまく上がらずシートの後ろにくっついているツールケースに足が引っ掛かり、さらに足がつって立ちゴケしそうになったことが2回ある。

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 と、以上が、良くも悪くも気に留めていた点。 オフロードは未走行なので、その点はまだコメントできない。オフロードでキバッて走ると、250のバイクよりアンダーパワーなので、ギアシフトを頻繁にすることになりそうだ。多分、クラッチ操作の左手は大部疲れると思う。

 新製品であるため、初期不良を覚悟していたが、例の異音以外、今の所見当たらない。満足度は90点をつけられる。

 これは自分への戒めであるが、車とはケンカしないようにしている。このバイクなら時速90キロまで出せ、そのときの加速もATの軽自動車よりいいだろうが、もし相手がキレたならば、軽トラでも100キロ以上出せるので追いつかれてしまう。カッカするのも損だし危険なので道を譲ったほうがいい。 譲れば、なかにはサンキューハザードランプを付ける車もあり、お互い気分がよい。

 

 

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寂しさ漂う「天空の城ラピュタ」

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 宮崎駿の演出した作品では「天空の城ラピュタ」がもっともお気に入りで、一番多くの回数を観ている。

 この作品で何が良いかというと、もちろんインディー・ジョーンズ的、バスター・キートン的、活劇シーンも楽しいのだけれど、なんというか、日本人の琴線に触れる「寂しさ」、「わびしさ」というものがあって、それが自分の心に湧いてくるのが良い。

 なにが寂しいのか、まずそれは物語の始まりである鉱山の廃坑が寂しい。

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あの廃れた、朽ち果てた鉱山の工場群が寂しい。しかもそれは住居施設より遥か下界にヒッソリと、錆色をのぞかせている。 林立している煙突や換気口を持つ工場は、かつての隆盛を想像できるが今は管理人も存在せず、ひとっこひとりいない。あの工場群は、汚いものは見たくないと無視され、完全に人々の記憶から消されているようで寂しい。

 谷間の断崖には仮のものだろう、ここにも煙突をそびえた工場がヘバリツイテいる。これがまた寂しい。わざわざ垂直の崖に工場を設置するほど栄えていた鉱山が廃れている訳で、これがまた寂しさを増長する。(宮崎氏は、この垂直に、つっかえ棒で支えられ、ヘバリツイテいる建築構造が好きなようで、パズーの家や「千と千尋・・」の油屋にも発見できる)

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 ロボットも寂しい。蘇った護衛ロボット?が、砲弾を受けつつもひたすらシータのしもべとして仕えようとするシーン。(ロボットが自分を守ろうとしていることに気づいたシータが、ロボットの指を抱え泣くカット。・・・・ ユーチューブの英語のコメントに、なぜここでシータは泣くのか分からないというのがあった。”ゲージン”にこの寂しさ・侘しさ・哀しさが判ってたまるか。)

 天空の城で現れる環境保護ロボット、既に活動を停止した墓守ロボットや、木の根にコケむして土と同化しつつある朽ちたロボットたち。・・・・ ま、ここらへんの寂しさは私がわざわざ記するまでもない。この寂しさに輪をかけるのが久石譲氏のピアノ。

http://www.youtube.com/watch?v=odaJ_ucKths

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その死んでいるロボットたちも、最後の城の崩壊で押しつぶされ五体四散するのもまた寂しい、侘しい。

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 静寂のシーンも寂しい。 竜の巣の嵐の壁を超え、霧が漂う城に軟着陸するグライダー。

日本版オリジナルでは、グライダーのワイヤーが木に引っ掛かるカットと着地カット以外、音が全く存在しない。 これは一人で登山したときに感じる、無風時の静寂である。

 日本人は昔からこういう静けさに親しみ、愛してきたものだが、”ゲージン”にはこれがまた判らないらしい。ディズニーの英語版には、ここで余計な音楽が入っていて静寂を破り、このシーンを台無しにしてしまっている。

 この静寂シーンは、次のパズーたちに接近してくるロボットの足音を引き立てる伏線の役割をしていて、ロボットのどこか壊れているのか「カラン・ポロン」の足音だけが聴こえるという寂しさを際立たせる役目もしているのだ。

 宮崎駿演出作品の中で、唯一、何百人も「ゴミのように」死んでいくのも寂しい。

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・・・・ 日本版DVDの音声設定による英語吹き替えは、Linda・Hoaglund訳によるものでディズニー版より日本語オリジナルに忠実で、私はこちらのほうが気に入っている。余計な音楽も入っていない。 

 ディズニー版のジブリ作品は、海外のファンにもオリジナルを台無しにしていると不評で、かなりブーイングを受けているようだ。最近では「ポニョ」の歌などは酷いものになっている。

 

 

 

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