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2010年1月

「トコリの橋」、謎のシーン

墨氏の愛した特撮、NO,2

 1954年公開、バラマウント制作の「トコリの橋」はアカデミー特殊効果賞を得ているが、その爆撃シーンにはいつも感嘆している。

 私がテレビで初めて観たのは高校生の頃だったが、当時はジェット戦闘機がトコリの橋の谷を攻撃するシーンは実写なのか、特撮なのか見分けが難しかった。ただ、谷間から発射される対空砲火の火花がポンポン花火状のものなので、かろうじてミニチュア撮影だと感じたものである。

Dscf0009_medium  アメリカのミニチュア特撮がいかに優れていたか、スタッフがいかに本モノに見せることに努力しているかが分かる。

 私は、日本国内では、やたら日本映画の当時の特撮ばかり評価されるのが今もって不思議なのだが、これは日本の観客が、ハリウッドの特撮シーンを本モノと勘違いして特撮だと気づかないことがあるせいだとも思っている。(あるいは特撮と分かってもあえて無視する)

 ほんとうに特撮だと気づかないシーンやカットが向こうの映画には沢山ある。

 一方、日本映画の特撮では、実写と見間違えてしまうシーンは極めて少ない。

 さて、この「トコリの橋」では、何度繰り返してチェックしても、実写なのか特撮なのか判別できない謎のシーンが一つある。

 それはホールデンの操縦するF9F戦闘機が胴体着陸するシーンで、以下がそのカット。

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                                 ・・・ 第二次攻撃から胴体着陸までの動画シーンはコチラ。 

http://www.youtube.com/watch?v=lF-SC-9b7tc

 もし、このシーンが実機を使った実際の胴体着陸だとしたら、現場の撮影スタッフは極めて危険である。どこに突っ込んでくるか予測できないからだ。また、パイロットはもっと危険であるが、それは無線操縦という手もあるだろう。しかし、その場合でも、この映画のようにカメラの前に、あつらえたようにピタリと停止させることは極めて困難である。

 それに、機体が実機よりかなり堅牢に見える。私は飛行機に少し詳しいが、実機だったら最初の地面への激突でかなり破損してバラバラになるものだが、このシーンではその後の数度の激突でも原型をとどめていて変だ。

 つまり、私は、この戦闘機は頑丈に作られたラージスケールのモデルと睨んでいる。大きさは実機の二分の一くらいだろうか。映画では停止した戦闘機からホールデンが脱出しているカットがあるが、その時の大地の様子や草などが、前の戦闘機がカメラの前で停止したカットと違う。だから同一場所での撮影ではないことが分かる。

 しかし、モデルによるミニチュア特撮だとして、どうやって飛ばしているのだろうか、何度、画面をチェックしてもガイドしているワイヤーは見えない。(谷の攻撃シーンではワイヤーが見えるカットがある)

 今もって謎の特撮シーンであるが、もし、私の見当はずれで、特撮ではなく本当の実機による撮影だとしたら、それはそれで驚嘆すべきスタントアクションだ。

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スカイ・オブ・ラブ

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洋画メモ、NO,79、NHKBS

2003年、香港・中国、ロータス・エンタテインメント、91分

原題- 愛、断了線

監督- クン・ファータオ、撮影- リー・ビンビン

出演- ケン・チュウ、ジジ・リョン、タオ・フォン

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 香港映画なので、ジャッキー・チェンのしゃべる広東なまりの映画かと予想したが、完璧な共通語だった。中国全土に配給するためだろう。

 女性の喋る北京語というのは耳に優しく心地よい。

 文科系の若い恋人同士が観る映画。 ミュージシャンのプロモーションビデオのようなイメージの映像が多い。実際にケンチュウはミュージシャンで、劇中、彼の歌が流れる。

 文科系と言ったのは、時空を超えて交信できるカラクリにいっさい触れていないため。ただ、暗に月食が関係しているだろうというシーンがあるだけで、ムツカシイ理屈は避けている。SFとしての基盤は弱い。

 故に、ちょっとだけ理系の私には不可解なところがあり、その最もな点は、ハムであるジャーフェイの無線機に、最初からアンテナ線がついていないことだ。電源が入っていない無線機が作動するのは超自然現象として説明できるが、アンテナは省略してしまっている。

 尚、シャオジャーが無線機の電源を切るカットがあり、これは前のシーンと矛盾している。

 脚本でも気になる点がある。

 ウォンタオにシァオジャーが熱愛していることは、彼女の友人ヤーシンも知っていることなのに、ヤーシンはウォンタオと病院内で良い仲になってしまい、退院してもアッケラカンとした顔で、シャーシャーと彼女の前に現れてしまう。

 このシーンでは、ヤーシンを、彼を奪ってすまないという態度に演出させるべきである。

 あるいは、会話するシーンを設けて、ヤーシンに「彼とはただの友人関係よ」と言わせるべきではないか。

上海の都会の撮影がいい。そこでの学生生活はリッチなものに演出してある。

 

 

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面白くない「まねきねこダック」

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 冬のためオートバイに乗れないせいか、どうも調子が良くない。

 それに、見るもの聞くもの、すべて面白くない。これは年末年始のくだらない2時間・3時間編成のテレビ番組の余波がまだ残っていて、結局、なんとか鑑賞に値する番組が「仮装大賞」以外無かったことの影響かもしれない。それに今だに正月から同じような番組をやっているようにしかみえない。それで面白くない。

 子供のころは、遊ぶ時間も惜しいほど、テレビがもう一台欲しいほど楽しいテレビ番組があったはずだが、今はどうしてこう観るものが無いのか、それが面白くないことの一つである。

 私の好きな「衝撃映像特集」番組もあったが、今はどこの局も映像の合間に、ひな壇に並べた、どこのチャンネルでも顔を出している吉本タレントや天然ポケ・タレントの感想・体験を語らせ、その安っぽい笑いで茶に濁し、本編で流す映像本数を少なくするという方法を採っている。 

  20年ほど前は、こういう番組は矢島正明さんのナレーションにより、瞬きするヒマもないほど次から次へと映像を流してくれて実に見ごたえがあったものだが、結局、今は衝撃映像以外は早送りで飛ばして観るので、映像量は番組時間の半分くらいになってしまう。騙された気がして面白くない。

 コマーシャルでは猫とアヒルが踊っているのがサッパリ面白くない。

なぜ、面白くないか。・・・ あの動物たちが生きているように見えないからである。

 一応、あの動物たちは手や足、首などの関節を動かしている。アヒルはくちばしも動く。目も瞬きしている。だがボディと顔、目は全く死んでいる。ゾンビ猫とゾンビアヒルが無理な体形で踊っているだけである。

 あるいは生きていてもやる気のない動物たちが、透明人間によって無理やり手足を捕まえられ、操られているようにしか見えない。

 私にはあの動物たちがアニマトロニクスで動いているのか、VFX映像なのか判別はできないが、もう少し生き生きとした表情・動きに出来ないものだろうか。動物だから表情が無いのが自然というのは言い訳である。

 アメリカのピクサー社の映像などでは、たとえデフォルメされた人物・昆虫・動物、メカでさえも実に表情豊かで、生き生きしているものだが、やっぱり日本人にはこういう演出は出来ないのかなあ。

 いや、少なくともジブリ作品のキャラクターは生きている。例えば「となりのトトロ」では、高圧鉄塔から降りてくるネコバスを、唖然と見上げているメイのその表情、目の視線。 うまかったなー。ネコバスだって生きていた。

 

 

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Cool Hand Luke(「暴力脱獄」)

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洋画メモ、NO,78、NHKBS

1967年、WB、カラー、126分

監督- スチュアート・ローゼンバーグ、撮影- コンラッド・L・ホール、 音楽- ラロ・シフリン

出演- ポール・ニューマン、ジョージ・ケネディ、J・D・キャノン、ルー・アントニオ、ジョーバン・フリート、デニス・ホッパー

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 刑務所、捕虜収容所、脱走・・・系の映画が好きで、この未見の映画もいつか観たいと楽しみにしていたが、ようやくBS放送で叶った。

 ただし、この映画の刑務所は、野外活動専用のキャンプのようで、捕虜収容所に近いひどい施設であるが、いかにも脱走が容易に見えた。

 同じ1950年頃を扱った脱獄映画では「ショーシャンク・・・」があるが、その本格的な刑務所とは全く別格の施設となっている。

 そのためか、ルーク(ポール・ニューマン)は何度も脱獄を繰り返すことが可能で、見ごたえのある脚本の映画になっている。(何度脱獄しても、また同じ施設に戻されるというのは、ちょっと不可解で、実際はもっと厳しい刑務所に廻されるのが本筋だろう。)

 冒頭シーンの撮影がすばらしい。夜のパーキング・メーターの立ち並ぶ光景で、ローアングルでとらえたニューマンの姿は、ちょっとスタンリー・キュブリックの映像のように凝ったものだった。

 ルークがゆで卵を50個食べるシーンでは、食べ終わって机の上でダウンする格好がキリストの磔姿であり、ちょっとジョークなのかなと感じたが、これは後のシーンでの伏線なのであった。また、黒服で黒帽でサングラスの看守長は悪魔か死神ということなのであろう。

 相棒役のジョージ・ケネディがアカデミー賞を得ているが、ニューマンの演技もノミネートにふさわしい演技だと思う。笑顔がほんとうに良い。

 ルークの母親役の女優さんが、タバコを吸いながらルークと会話しているのだが、カメラのカット割を感じさせない実に自然な流れの演技で、目が釘付けになった。

 その母親の死をルークが知るところでは、普段は荒くれ男である仲間の受刑者も、気を使って彼をソーッと独りにさせる。彼は独りでバンジョーで歌うのだが、なんとも良いシーン。最も印象にある。

 普段はダラダラやってしまう野外労役を、ルークの挑発で全員が超人的パワーを発揮し、予定時間以前に片付け、看守をやり込めるシーンも見ものだった。

 最後の脱獄では、ルークは銃弾により瀕死の重傷を負うが、それでも不屈の笑顔を見せる。

 私はここでジ・エンドマークだと思ったが、後日談の映像とカットバックが流れる。この部分は監督と会社側とモメたかもしれない。私は無いほうが良いと思う。

 

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刑務所の中

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邦画メモ、NO,55、テレビ朝日-メーテレ

2002年、衛星劇場、ビーワイルド

監督- 崔洋一、 撮影- 浜田毅、 音楽- 佐々木次彦、 原作- 花輪和一

出演- 山崎勉、香川照之、田口トモロヲ、松重豊、村松利史

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 原作の漫画を正確に描写しているという。しかし、原作は見ていない。

 山崎努さんは、たんたんと演技していて良い。彼のナレーションも渋い。ただ、主人公の花輪はナゾのある人物で、年齢と風格からすれば、一流企業の社長か大学教授という感じなのだが、ガンマニアであったり、戦争ごっこをしたり、また彼の言動・精神構造も含めて子供っぽい。山崎努さんでは老け過ぎのような気がするが、あるいはそのミスマッチが面白いか。

 香川照之さんが同室の懲役人を好演していて、賞を貰っているが、たしかに芝居のうまい人である。彼が三代目・市川猿之助の息子とは、今回、彼のプロフィールを見るまで知らなかった。 

 冒頭の河川敷でのバトルゲームのシーンは少し長く感じる。最初、映画のタイトルとどうつながるのか予想できなかったが、それが監督のねらいか。

 刑務所の中の描写は、実際の施設を利用して撮影しているのか、セットなのか判別できず、実にリアルだった。ただ、大分前に阿部譲二さんの私小説やエッセイで、塀の中の概要は知っていたので、それほどビックリすることもなかった。

 映画は各章、タイトルごとに別れ、淡々と進む。血圧が上がるようなシーンは無いが、音楽で言えば、シューベルトの「楽興の時」のスタイルに近いように思う。実に平和的。

 阿部譲二さんの話でもそうだったが、こういう強制的に隔離されたところでは、ただ食べることだけに執念を燃やす。特に甘い物へこだわるシーンでは、こちらも映像を止めて店まで買いに行きたくなるほどだった。

 刑務所生活というのは、旧日本軍の軍隊に近いが、どちらを選べと言われれば、刑務所に行ったほうがマシだ。この映画を見ると、塀の中の人々は刑務所生活を結構エンジョイしているように見えてしまう。刑務所というところは、少なくとも鉄砲を撃たなくても良いし、弾も飛んでこない。

 主人公の花輪は、鉄砲を撃てなくなった代わりに、念願の軍隊に入れたという訳だろう。冒頭に戦争ゴッコを長々と見せたのは、こういうことも意図していたかもしれない。

 懲役の懲と言う字は「懲らしめる」という意味だが、自分より若い刑務官から怒鳴られて、何事も許可と命令により動かされるということが、最大の懲らしめだと感じた。

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詰めが甘い「刑事コロンボ」

映画、テレビ

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 「刑事コロンボ」は私の中学生だった時分から放送が始まり、それから全編とは言わないまでも、だいたいのエピソードは観てきたが、最近放送されているノーカット版を改めていくつか鑑賞してみると、以前から漠然と感じていた脚本の甘さが気になる。

 気になる点というのは、偶然性に頼った手段の遂行と、解決があるということ。

 最近放送された「熔ける糸」を例にすると、外科医(名前を忘れたので、ニモイ先生とする)は、自分に疑いをもっている助手をバールで叩き殺す。

 この殺人方法は、いかにもチンピラかヨタ者(麻薬常習者)のせいに見せるということで、理にかなっているが、殺した場所が駐車場というのが解せない。

 駐車場という場所柄、誰かに犯行を目撃される可能性が十分にあるではないか。外科医という知能の高い人物が行うには迂闊な場所設定である。結局、たまたま誰も見ていなかったということで逃げている。

 また、このニモイ先生は、元麻薬患者を犯人犯にしたてるため、彼のアパートに忍び込むのだが、どうやって鍵を開けて部屋に入るつもりだったのだろうか。

 映像では、たまたまドアのそばの窓が開いてしまい、たまたま手の届いたドアの内側のロックを解除しているのだが、すべて偶然性に頼って解決している。また、本人が在宅だったらどうするつもりだったのだろうか。

 その後、ニモイ先生は薬物を密かに用い、教授を再び心臓発作に誘って、再手術による証拠隠滅を図るが、大勢の助手がオペを見ているところで、どういう理由をつけて糸を交換したのだろうか。この部分には偶然性はないが、説明不足がある。 

 ラストでも、ニモイ先生は偶然、コロンボのコート(手術着)に証拠物を忍び込ませ、偶然、コロンボはすぐ発見してしまう。しかもこれは、いずれ発見されることであり、ニモイ先生は安泰ではないはずだが、束の間、彼はコロンボに勝ち誇った顔をしていてオカシイ。

 このように、偶然性に頼り、脚本の中で逃げてしまっている例が「刑事コロンボ」には結構多い。

 尚、このエピソードとは別に、複数の脚本家同士の連携がとれていないことがあり、例えば、陸軍幼年学校のエピソードでは、コロンボは朝鮮戦争従軍者であるにもかかわらず、軍隊特有の「0800時」という時間の言い方を知らない。 こんなことはありえないはずだが、これは演じているピーター・フォークも迂闊であり、撮影中に意見を言うべきである。

 「熔ける糸」のエピソードでは犯人を相手に怒るコロンボが見ものだ。

 

 

 

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雪国

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邦画メモ、NO,54、LD

1957年、東宝、134分、スタンダード、白黒

監督- 豊田四郎、撮影- 安本淳、 音楽- 團伊久磨、脚本- 八住利雄

出演- 池部良、岸恵子、八千草薫、加東大介、森繁久彌、田中春男、中村彰、久保明、浪花千栄子、東郷晴子、千石規子、三好栄子、市原悦子

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 岸恵子さんが、フランスに渡る直前で撮影された映画。豊田監督に大分絞られたそうだが、映画出演はこれでお終いと思ってか、彼女渾身の演技。 泣き、笑い、怒り、すねる、訝る、等々の演技表現はまるで動物だと猫のようだ。三味線はほんとうに弾いていると見た。

 池部良さんはボソボソと喋っていて、芝居がうまいのか下手なのか良く分からない人だが、雰囲気はいいと思う。

 八千草薫さんの葉子は、駒子より歳が若い設定だと思うが、実際は岸恵子さんより年上で、当時26歳である。でも十代にしか見えない。ウィキで検索したら、松本零士さんの描く、か弱い少女はこの人がモデルだという。納得。

 置屋のお姉さん(女優名が分からない)の演技にも観るたびに「うまいなー」と感心している。

 若い市原悦子さんがオタフク芸者役で出演していて、この映画唯一のお笑いシーンを好演している。

 新潟・湯沢町の豪雪の風景がすごい。電柱の街灯の高さまで雪が積もっているが、あの丸い大きい街灯は、どうやら撮影用に取り付けたものと思う。光糧が多いので。

 撮影では国鉄、消防署、消防団、警察や湯沢町のみなさんが全面協力。出演している現地の子供たちも今は還暦を越えている。

 そこでは一発勝負の撮影があり、スタッフ一同緊張したことだろう。

 ロケでの雪のシーンは、本当に降雪時に行っているが、それは自然相手のこと、どうしても、時間軸は同じなのにカットによって雪の降る量が違う。同じく、火事のシーンでもカットによって燃えている火の勢いが違う。監督やスタッフはこういうことに頭を悩ます。映画の内容とは関係のないことだが、撮影状況を想像するのも映画を見る楽しみだ。

 團伊久磨さんの音楽は、この映画を初めて観た当時、オープニングで「タ・ターン」というモチーフを多用しているな、というだけの印象だったが、今、観直すと、劇中の弦楽器を使った音楽は、ヨーロッパやハリウッドのロマンス映画音楽のようにウットリとするいいものだった。 尚、私の感じたところ、團氏は、このモールス符号でいう「ト・ツー」(Aまたはイ)のモチーフが好きなようで、氏の担当した他の映画音楽でも良く耳にする。

 日本の旅館、日本間の部屋のたたずまいがいい。夜祭の景色も幻想的で美しい。「美しい日本」を味合うため、この映画をたびたび観る。

 また、ラッセル車の活動シーン(カメラが飛ばされた雪で埋まってしまうところでカット)や、ホームで電車とSLが連結して停車しているシーンも観られるので、鉄道マニア必見の映画でもある。

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謹賀新年

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あけましておめでとうございます。

               本年もよろしくお付き合いください。

 それにしても、年末・年始のテレビ番組は観るものがありませんな。

見事、全艦撃沈です。Dscf0017_medium 

                             

 でも、大晦日放送のフジテレビ「拡大版アンビリバボー」をチョットだけ観ました。

 矢追さんのUFO映像の部分です。5つの最新UFO映像を紹介していましたが、オイオイ、矢追さんよ。あなたも歳をとりましたな。NO,5の映像は誰がどう見たってムク鳥の大群が飛んでいる様子でしょう。永年、映像の仕事に携わっていながら、あんな物をUFOだなんて紹介するのは視聴者をバカにしてますぞ。

 NO,1の映像も、私にはヘリウムの入った銀色風船の塊にしか見えませんでしたね。

 そんなものより、素人がMacで創ったニセCG映像のほうがよっぽど面白いですな。

 今年も映画をたくさん観ましょう。

追記:唯一、よかった番組は12月30日のNHK総合、「明治日本”国民”への道のり、農村の記録」でした。明治初期における徴兵のシステムと個人、村の対応が大変良く理解できました。

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