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博士の愛した数式

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販売元:角川エンタテインメント
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邦画メモ、NO,53、NHKBS

2005年、アスミック・エース、117分

監督- 小泉尭史、 撮影- 上田正治、北澤弘之、 音楽- 加古隆

出演- 寺尾聰、深津絵里、吉岡秀隆、浅丘ルリ子、井川比佐志、頭師佳孝

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小泉監督の作品を観るのはこれで3本目だが、この作品も含め、すべてホノボノとした安らぎを感じさせるものだった。

映像や構図はフィックスが多く、手持ちカメラ撮影の場面は無かったと記憶している。画面は安定していて、それもほとんど望遠レンズで撮影。

どこかで観たような懐かしい構図が多く、黒澤監督の晩年の作品を思わせるが、これは小泉監督が黒澤組にいたためだろう。今は亡き黒澤監督作品の雰囲気を再び感ずることができてありがたい。

シングルマザーである若い家政婦の過去はまったく語られず、博士と義理の姉との関係もヤンワリと触れられるだけで、お終いまで平行線であるが、これも数学的と言える。

オイラーの式は聞いたことがあるが、友愛数のことは全く知らなかった。勉強になるが、私の世代を教えた中学や高校の教師が、いかにつまらない授業をしていたかが分かる。ルート先生のようなオモシロ数学小話は一切してくれなかった。

その後、博士が亡くなったという結末ではないが、初めからお終いまで、加古隆氏の音楽はレクイエムのように哀しいものだった。

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コメント

私も、自然数や、素数や、階乗までは知っていましたが、円周率と関連あるオイラーの公式ともなると怪しくなってきて、友愛数とか、完全数に話が及ぶと、全く知りませんでした。
それらのそれぞれについて、自然や、人間の真理と結びつけた話には、感動を覚えました。
ルート-1=i=愛だなんて、ルート先生、なかなか良かったです。

投稿: アスカパパ | 2009年12月17日 (木) 09時53分

アスカパパさん。こんばんは。
虚数というのは、ほんとうに不思議です。存在しない数字ですが、人間や或いは宇宙のどこかの知的生命体の心に存在しているのでしょう。愛がなければ理解できない数字なのですね。
ルート先生の講義は勉強になりましたが、多少時間をかけすぎかな・・・とも感じました。
私の頭では数式の美しさというものが分かりません。私は幾何学や位相幾何学は好きなのですが、代数がまったくダメでした。
ところで私の母は、博士より記憶の維持が出来ず、10分前のことを忘れています。笑

投稿: アラン・墨 | 2009年12月17日 (木) 21時08分

映画より原作を先に読みましたが、数学嫌いな私でもとても数学に興味を持ちました。
映画は原作を損ねることなくいい作品でしたね、
寺尾聡さんはとてもイメージに合ってました。
ところで私の夢もいつか(当然)端役ながら
映画のエンディングロールに名前が出る事です♪

投稿: バルおばさん | 2009年12月18日 (金) 00時25分

パルさん。こんばんは。
原作もベストセラーになったようですね。たぶんモデルがいるのだろうと思います。私も数学、というか算数からしてダメでした。そうです。寺尾さんは良い雰囲気ですね。とても家政婦さんと間違いが起こりそうな人ではありませんね。最近ではあのままの顔でアイスをかじっていますが。笑(ヒゲをきれいに剃った顔を見たい)
映画の端役でも印象のある役者が沢山います。私も安月給でもいいから大部屋俳優をやりたいですね。エンドロールも小さな名前(芸名)でいいのです。

投稿: アラン・墨 | 2009年12月18日 (金) 19時27分

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