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大型自動二輪・無料講習体験記

1/6 オートバイシリーズ CB750F 16020 Toy 1/6 オートバイシリーズ CB750F 16020

販売元:タミヤ
発売日:1981/12/15
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2009年11月14日、自動車学校の大型自動二輪の講習にノコノコと出かけてきた。

きっかけは、たまたま手にした自動車学校のバンフレットに、二輪免許取得に不安のある方には無料体験講習があると記載されていたためである。

自動二輪大型の免許を取るかどうかは、今の所とりあえず保留であるが、とにかくタダで教習車のホンダCB750に乗れるんである。行かずにおれりょか。

あらかじめ事務所に電話で予約するも、講習日時はすぐには即答されず、1時間後に知らされた。後で教習員から聞いた話では、無料講習を受け付けたのは学校において初めての「事件」らしく、対応にマゴついたようである。

午後1時、自宅からクルマで5分の場所にある自動車学校に到着。待合室には若い男女数人が待機しているが、ヘルメットをかかえているのは私一人。雪もそろそろ降り出すというこの季節、この土肥中でバイクの免許を取ろうとする珍しい人間、無料講習など受けようとする人間は、私以外ほとんどいないだろうと予想していたが、思ったとおりだった。

受付で、ケガをしても文句は言わぬという誓約書にサインさせられた。これはモットモなこと。ハンコ代わりに母印を押し、スピード違反のキップを思いだす。

現れた教習員と私ひとりでコースに進む。つまり完全なるマンツーマンである。タダで受けることに申し訳なく感じる。

コースまで歩きながら教習員に、自分は18年前から普通二輪のペーパーライダーであること、しかし最近は原付2種のMT車に乗っていることを打ち明ける。

また、大型車のセンタースタンド掛けや、転倒車の引き起こしに自信が無いことも打ち明ける。実はこれが最も懸念していたことであり、体験したかったことなんである。

これは私の口から「小柄な女性も免許を取得しているので私にもできることでしょうね」と牽制すると「まったくそのとおりです。出来ますよ」と返事が帰ってきた。まあ、この返答も予想していた通り。

到着したコースの控え室で、胸・ひじ・ひざのプロテクターを装着させられた。以前、私が受けた中免の教習ではつけなかったものだ。あるにこしたことはないが、なんとなく戦国時代の足軽がつけている防具のようだ。これは普段のツーリングでもつけたい所だが、いまのところ予算がない。

ところで、戦国時代の鎧兜や防具をプロテクター代わりにした恰好でツーリングしたら受けるだろうな。ヘルメットを兜に改造するのも面白いが、例の「愛」なんていう飾りは風圧で吹っ飛んでしまうだろう。(話はズレるが、ヘルメットに髪の毛のカツラをつけ、一見、頭だけのノーヘルに見える面白メットを映像で見たことがある)

まずはセンタースタンド起こし。中免取得時に覚えたやり方をすっかり忘れていたが、教習員から教えられたとおり、体重をスタンドに乗せるとなんとか持ち上がった。ホッとする。

次はセンタースタンドの解除。ちょっと勢いをつけて前に押し出すのだが、けっこう力がいる。しかし、なんとか外すことが出来た。ちょっと冷や汗が出る。バイクを支えているのは私の腕2本のみだからだ。バランスをくずせば向こう側に倒れてしまう。

「出来ましたね」という教習員の言葉をもらう。第一関門突破。

次は倒れたバイクの引き起こし。これが最大の難関。重量は200キロを超えるのだが、教えられたバイクの下に潜り込む体制からの重量上げ方式では全く歯が立たなかった。ピクリとも持ち上がらない。ギックリ腰を3年に一度やっている身としては無理も出来ぬ。

そこで、バイク・自分・地面で三角形を作り、じょじょに角度をつけていく方法でなんとか引き起こせた。これまた「出来るじゃないですか」と言葉をもらう。うれしい。なんとかなりそうだ。

さて、いよいよ走行となる。が、その前に一応、CB400でコテ調べ。400ccのバイクですら18年ぶりの乗車である。跨ってみると、やはりCB750より身軽に感ずる。重量では30キロ程度の違いだが、それ以上に扱いやすく感じる。コース内の直線、クランク、Sカーブと走るが、加速の良さにシビレル。思い出した。この楽しさ。

40キロを出す直線では中免教習の頃の興奮を再び味わう。当時、私は加速を楽しむあまり、50キロ近い速度を出してしまい、スピードの出しすぎと注意されたものである。やっぱりバイクはいいものだ。やめられない。

「400ではまったく問題ないですね」という教習員のやさしい言葉により、いよいよCB750へチャレンジ。その前に歩いて押す練習。右廻り、左廻りで歩いていくも、支えているのは2本の腕のみだ。反対側に倒れる恐怖がつきまとう。が、なんとか出来た。

跨るときは、まず最初にサイドスタンドを外さなければならない。このやり方にマゴつく。私はいつも跨ってからスタンドを解除するのだ。つまり、跨る最中は片足を上げるため、二本の腕と、もう一方の片足のみで200キロを支えていることになる。これまた、何かのきっかけで、反対方向に倒れるのではないかという不安にかられる。しかし、これが正式な方法のようだ。慣れねばならない。

さて、いよいよ走り出してみると、やはりトルク感が400とは全く違う。「文句あるか」というほどの手応えだ。つまり2速ギア走行でもコース内の走行などオートマのようこなしてしまう。非常に走りやすい。考えてみれば2速ギアでは時速130キロくらいまで引っ張れるはずである。

やはりいいものだ。大型自動二輪に開眼しました。直線では再び40キロオーバにしてしまう。ちょいと僅かにアクセルをひねるだけなので。

ただし、恐怖心があるためか、コーナーでは400のバイクより倒しこめられず、少し膨らんでしまった。前を走る教習員はスイスイと倒して曲がっていった。これは白バイの技術コンクールなどでは、もっと急角度でスラローム走行をしているものだが、こういうテクニックは地道に身に着けていくものなのだろう。私にああいうことが出来るだろうか。

一通りコースを走行し、またもや「大丈夫ですね」と言われる。もっとも、これは入校してもらうためのセールス活動でもあるので、多少のオベンチャラが含まれている。

それでも、充実した1時間であった。楽しかった。しかも繰り返すがタダである。

最後に教習員から、大型自動二輪の教習では、いかに半クラを使ってノロノロ走行できるかが普通自動二輪と違う、重要な課題であるとアドバイスされた。

つまり、大馬力で重量物のバイクを低速でもコントロールする技が必要となる。速く走ることなど簡単だということ。

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コメント

凄い!750に乗ったなんて。200キロのものを動かすのは大変だったでしょう。でも、素質がありそうじゃないですか。
できるならば、兜をかぶってバイクに乗ってほしいなぁ。それを見た人は尊敬の念から道路にひれ伏すと思いますよ。
(私はそうします・笑)
>ハンコ代わりに母印
私もスピード違反の時と駐車違反の時、母印押しました。あれは絶対、指紋集めですよね。車に印鑑を入れておけばよかったと後悔しています。

投稿: マーちゃん | 2009年11月16日 (月) 00時08分

マーちゃん。こんばんは。
大型二輪て、だいたい小型の縦型ビアノくらいの重量があります。ほんとうによく取り回せるものですね。でも動き出すと軽く感じます。不思議なものです。ホンダのウィングというバイクは400キロ超えます。コンサートグランドピアノでんがな。( ^ω^)
兜もかっこいいですが、ちょっと救急車が追いかけて来そうです。私だと足軽のかっこうが似合います。あの三角の笠みたいなヘルメットがあればいいのですが。
切符切りのときの拇印は警察のコンピューターのスキャナーで入力されている可能性がありますね。

投稿: アラン・墨 | 2009年11月16日 (月) 21時08分

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