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ガッカリ、戦艦「三笠」レプリカ

元気 DE SHOW(初回限定盤) Music 元気 DE SHOW(初回限定盤)

アーティスト:橋本ひろし
販売元:ユニバーサル シグマ
発売日:2009/07/15
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10月12日、石川県加賀市にある、テーマパーク「日本元気劇場」にある「三笠ミュージアム」に行ってきたが、期待していただけに実物を目の当たりにして失望してしまった。

実物大の戦艦を見るのは初めてなので、遠くから見ると堂々としていて、巨大な煙突やマストの高さに驚くが、そばまで寄ると、三笠の3分の一後部はバッサリと無くなっていて、要するに未完成である。

Dscf0008_medium 省かれた船体後部は出口になっている。

しかも未完成であることに何の説明もなかった。

接近してみると、本体の材質は合成樹脂のようなもので、要するに映画スタジオで見かける肌触りと同じ物体。

叩くと「コン・コン」と音がする。これは別に問題ないが、舷側の大砲などの細部は、ほんとうにアイマイな造りで、じっと見惚れるものは一切無かった。

ただし、ブリッジ内部のみ、羅針盤など結構本モノらしく造り込んであったが、立ち入り禁止で、窓から覗き込むだけでよく観れない。

Dscf0010_medium ブリッジは立ち入り禁止。

このレプリカは11月から放映のドラマ「坂の上の雲」の収録に使われたが、ほんとうに撮影用レプリカと言えるもので、お金を摂って客に見せる程のものではないと感じた。その入場には入園料と込みで1400円必要である。

ミュージアムとうたっているからには、なにか戦争資料など展示してあってもいいはずだが、ただ、説明のボードとロケ写真の掲示のみ。こういう説明資料は今、立ちながら読まなくても図書館へ行けば間に合うので、素通りして船内(甲板部分のみ)をボンヤリと動くだけである。

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ドラマでは、存在しない3分の一の船体は、VFXで再現されるのだろう。

ところで、このドラマの収録では撮影にどんなカメラを使うのだろうか、NHKなので大河ドラマと同様にハイビジョン撮影かもしれないが、あの映像は細部まで緻密に再現してしまうので、この三笠のレプリカでは、アイマイな造りまでが正確に伝わってシラケテしまうかもしれない。映像の情報量を落としたほうがいいと思う。(落とせるならば)

私は、ハイビジョンと通常のVTR収録を使ったドキュメンタリーやライブ映像は、臨場感があり、それでいいと思うが、ドラマ収録では、その肉眼的再現性のため、あたかもロケ現場を見学しているような映像になってしまい、フィルム映画のような、色の深みや光の明暗、遠近感が乏しくなってしまって、映像表現上、映像芸術上、向いていないとかねてから主張している。

ドラマ撮影は、昔ながらのフィルム撮影か、それが無理ならば、フィルム撮影的映像を造りこめるデジタル・シネマカメラの使用がふさわしいと思っている。

ドラマ「坂の上の雲」は撮影がほぼ終わり、放送を待つばかりだが、VTR収録ではなく、どうか、せめてデジタル・シネマカメラでの収録であることを祈っている。

「元気劇場」園内は子供が喜びそうな、箱庭的アスレチックがある。また、忍者屋敷などおもしろそうだが、こちらは「三笠」で元気を無くしてしまって、料金を払ってまで入る気も起こらない。

「三笠ミュージアム」から園内にかけて、スピーカーからはひっきりなしに「元気でしょう♪」という唄が流されていて耳にうるさく、ますます元気を無くした。

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コメント

11月14日夜10時のNHKの放送ご覧になりましたか?
本木さんがドラマの解説をしていました。このミュージアムも出てきましたよ。尻切れトンボで入場料1400円は高いですねー。ドラマの製作費にお金がかかりすぎたからでしょうか・・・。

投稿: マーちゃん | 2009年11月16日 (月) 00時16分

11月14日の放送は見逃しました。残念。
このレプリカは、そちらから遠路はるばるとお時間をかけ、ご覧になるほどのこともないと思います。
マーちゃんの横須賀・三笠のレポートでご紹介された会議室や食堂、無電設備、バスルームなど一切ないのですよ。ただ甲板の上を歩くだけです。それで1400円ですからねー。
ドラマの今年の放送分では子規の死までの内容でしょうか。三笠が登場するのは再来年かもしれませんね。それにしても、あしは横須賀の三笠を見に行きたいぞな。

投稿: アラン・墨 | 2009年11月16日 (月) 21時20分

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