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2009年8月

エイプ100・納車

エイプ100、ツーリングメモ、NO,1

2009年、8月29日(土)

Dscf0017_medium_4 ←クリックすると拡大します。

本日、注文していたホンダ・エイプ100-タイプDをバイク屋に受け取りに行く。湿度が増し、蒸し暑い午後。ヘルメットを片手に15分ほどお店までウォーキング。

納車はわざわざバイク屋まで足を運ぶまでもなく、向こうから軽トラに乗せ、自宅まで来てくれるのだが、そうすると近所の人に見られ、少々恥ずかしいので自ら店まで取りに行くことにした。

代金は現金で支払う。値引きは5パーセントであるが、ネットで調べると、全国どこでもこれくらいのものだった。

このエイプ100というバイク。サイズは50CCの原付と変わらないコンパクトなもの。しかし排気容量は99CCであり、そのパワーは、ほぼ原チャリ・バイクの2倍ある。従って、速度は60キロ以上余裕で出せるのだ。これなら国道を車の流に乗って伴走できる。

原チャリ(49CC未満)は最高速度30キロであるが、このバイクは、その速度規制にも引っ掛からない。つまり法定最高速度の60キロをおおっぴらに出せる。

にもかかわらず、諸経費・税金は原付である。故に50CC以上124CC未満は、ちょっと美味しいカテゴリーである。

お店で一通り説明を受け、エイプを発進。約20年前、自動二輪中型の免許を取り、ずっとペーパーライダーで、原付のホンダ・ゴリラのみのバイク経験だったが、これで原付以上のバイクを初体験する。

このバイク。馬力は6.3馬力であるが、排気容量のわりにローパワーなのは、平成19年度の排気ガス規制により、排気マフラーに浄化装置などが追加されパワーダウンしたため。本来なら、9馬力は出でもいいはずなのだが、お役人は、こんな小さなエンジンから手っ取り早く行政処置を行ったようだ。これはちょっとした小市民へのイジメである。

とはいえ、今まで乗っていたゴリラ・2.6馬力の2倍以上のパワーとトルクであり、体感的には軽自動車の加速に近い。走り出して、このパワーと加速の制御にまごついた。300メートルほど走って、一時停止のところで、ローギアに入らず初エンスト。キックして再スタート。このバイクにはセルスターターは無い。このキックスターターは、当然のことながら、ゴリラのキックより遥かに重い。

調子に乗ったところで、国道41号線に入る。時速45キロがやっとのゴリラでは遠慮するところであるが、4速ギアで上り坂を余裕で50キロ走行。気持ちが良い。ここは法定速度40キロの道。車に煽られることもない。これはうれしいことである。

初ツーリング目的地は高山市・朝日町カクレハ高原。大規模林道を利用し、美女峠を越えてから、朝日町市街を通り、ここからの道は2車線のだだっ広い道が連なり、しかも車はほとんど走っていないという快適な道。ゴリラでさえも、気持ちの良い道である。

ほんとうに気持ちの良い時間。至福の時間と空間。最高速度は70キロ出た。バイクでは初体験の速度。

単気筒エンジンのリズムも良い。エンジンブレーキもよく効く。(単気筒のため)、またディスクブレーキの効きも気持ちが良い。パイクを操る楽しさは、前・後輪のブレーキングにも存在する。

カクレハ高原・キャンプ場からは、林道を登り、乗鞍青年の家方面に行けるのだが、一部ダートになっていて、せっかくの新車が汚れるので、引き返す。

戻った美女高原の池で記念撮影。

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そこから再び大規模林道のゴキゲンなコーナリングを楽しみ、高山市・丹生川町まで走る。このあたりはゴリラで30キロ、40キロ走行でチンタラ走りしている、お馴染みのエリアだが、エイプならスイスイ。アッと言う間に国府町まで来てしまった。

国府の寺で一休み。エイプのシートは堅く、30分でケツが痛くなる。痛みがピークになったころが休み時で、丁度、体を休めるにも都合がいいと解釈する。ここで記念撮影。

Dscf0020_medium 気が付くと2時間以上も走っている。少々疲れた。高山市内の我が家に戻ることとする。途中、上野農道で、散水車が水を撒いていった箇所に遭遇。300メートルばかし、泥で汚れた道を走ったが、タイヤからの泥ハネでバイク本体と自分の体の前面は泥の水玉模様に覆われる。

エイプのフロントフェンダーは飾りだけのものであり、ドロハネには役立たずというのが、ネットでも知れ渡っている常識である。これは何とかせねば。さっそく、フェンダーをタイヤまで下げるキットを予約した。その効果を期待する。

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宮本武蔵・般若坂の決斗

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邦画メモ、NO、49、DVDレンタル

1962年、東映、シネスコサイズ、カラー(フジフィルム)

監督- 内田吐夢、撮影- 坪井誠、音楽-、小杉太一郎

出演- 中村錦之助、入江若葉、木村功、浪速千栄子、木暮実千代、江原真二郎、三國連太郎、丘さとみ

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秋になると「宮本武蔵」のページをパラパラと開いて乱読するのが毎年の習慣で、これは私の頭には武蔵が佇んでいる原野はススキが似合っている、武蔵は秋の風景に溶け込んでいるのがカッコイイという単なる思い込みによる。

武蔵の映画は、稲垣作品を戦中の作品と戦後のリメークを観ているが、内田作品も数年前の武蔵ブームのとき、NHKBSで放送されたものを観ている。今回、DMMにより「一乗寺の決斗」、「二刀流開眼」とともに本作を数年ぶりに再確認した。

世間では、錦之助が武蔵を演じた、この内田作品のほうが評判がいいようだが、私は稲垣作品と内田作品の武蔵、および、その他登場人物、さらに小説を読んで頭の中でイメージした「宮本武蔵」がゴッチャになってしまっていて、どちらの作品も均等に印象のあるシーンがあり、偏り無く評価している。

ただし、私は稲垣作品での三船の武蔵より、錦之助のほうが断然似合っていると感じ、小説を読んでも武蔵の顔は錦之助である。

彼が演じた時の年齢は三船より若いはずだ。武蔵は22歳の設定だが、稲垣作品の撮影当時の三船は30歳ぐらいであって、少しオッサンくさい。もっとも戦中に制作された作品では、片岡千恵蔵が武蔵をやっていて、これはもっとジジくさかった。

追記:錦之助も撮影当時は30歳だった。

お通さんはどうだろうか、内田作品では入江若葉という女優さんである。化け猫女優、入江たか子さんの娘さんであるが、本人には失礼だが、たいへんな大根。それにお通さんは胸を病んでいるはずだが、健康優良児に見える。これは似合わないと感じた。やはり、お通さんは稲垣作品の八千草薫に限る。

お杉お婆は本作では浪速千栄子が演じているが、これはピッタリであり、しかも彼女のこと芝居がうまい。稲垣作品では誰が演じたか記憶に無い。それほど浪速千栄子は強烈であり、適役である。

なお、稲垣作品と内田作品の「宮本武蔵」がゴッチャになって見えてしまう一因は、演じる俳優さんが、両作品に違う人物で出演していることにもある。

例えば、三國連太郎は稲垣作品では又八だが、内田作品では沢庵だ。また木暮実千代は同じく吉野太夫からお甲に代わっている。

日観和尚は月形龍之介が演じているが、これも適役。私は今回観るまで、長い間、中村雁治郎と勘違いしていた。

佐々木小次郎は、稲垣作品では鶴田浩二、本作では高倉健。どちらもアクションが似ている。任侠映画出身のためか。

ところで般若坂というのは映画ではゴルフ場のラフのような場所だった。ピクニックに最高のなだらかな丘。坂には見えなかったが。

この場所での決闘は映画のクライマックスであるが、首が飛んだり、血が吹き出たり、同時期の黒澤作品の影響が大。

東映の大道具のセットはヒドイという評判だが、特に城などの石垣が平面のベニア板に描いた絵のようで、芝居の舞台に置いてあるようなものだった。

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ハッピーフライト

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邦画メモ、NO,48、DVDレンタル

2009年、東宝、ビスタサイズ、103分

監督- 矢口史靖、撮影- 喜久村徳章、音楽- ミッキー吉野

出演- 田辺誠一、時任三郎、綾瀬はるか、吹石一恵、寺島しのぶ、岸部一徳

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ヒコーキファンとしては納得の行く作品で、かつて観た航空機パニック物のなかでも機体、コックピット及びその操作の描写の正確さとしては最高の作品。

ボーイング747ダッシュ400の離陸、クライムから巡航、ディセント、ファイナルアプローチは、細かい操作は省略してあるだろうが、ほぼあの通り。

過去のヒコーキ映画では、どしょっぱなの離陸前から、コ・パイが担当の無線交信をキャプテンが行っているという大きな間違いがよくあり、ズッコケたものである。

この映画ではちゃんと右の席の時任三郎が無線をやっていた。

コックピットはシュミレーターを使っているので、レバー・スイッチ関係のセットの間違いなどは、もとより無い。エンジンが4つある飛行機なのにパワーレバーが2つしかないという、テレビドラマであったようなインチキはなかった。

ただし、バイロットを横から撮影したカットはカメラの設置を検討すると、シュミレーターではなく、壁面を外すことが出来る、正確に造られたセットかもしれない。

こういう映画では必ず乗客のクレーム処理の描写があるものだが、やはり日本人としては多少オーバーな演出だった。ビジネスクラスに移動した、あのむたいな男性の怒鳴り方は極端であり、もう少し酔っ払わせたほうがいいと思う。

CA同士が集まった場面での会話も、私が言うところのチャラ・チャラドラマ調で、日本人の普段の会話ではありえないようなオーバーな演技で鼻についた。今の若い人は、コメディータッチとなると、ああいうアクションでないと納得しないのだろうか。それは新婚旅行に行く飛行機恐怖症の花嫁の演技でもそうで、この女性が騒ぎ出してトイレに駆け込むシーンなど、やはりオーバー演出が多い香港映画を観ているようだった。

そんな演技が多い中でも、時任と寺島と岸部の演技が冷静に抑えられていてホッとした。

整備士が、やたら上司(あるいは管轄外スタッフ)に怒鳴られていて気になった。ああいう仕事ではアセリは禁物ではないか。人の命を預かる仕事場が、あんな雰囲気の環境では乗客として気になる。

私は急いで修理した整備士より、伝達確認を怠った上司が悪いと思うのだが。まして、執拗にお客さんや社員の前で怒鳴りちらすのは、もうパワハラといってよい。ああいうスタイルで社員教育をしている人はやり方を間違っている。

横風20ノットのクロスウィンドランディングではクラブ(カニの横ばい)着陸を行っている。パイロットの腕の見せ所だ。そのVFX映像も素晴らしい。

すでに閉鎖されている香港の啓徳空港では、九龍市街上空の極端なライトターンの後、このカニの横ばいで接地する光景がよく見られた。

 ・・・・ユーチューブ映像参照 http://www.youtube.com/watch?v=OtnL4KYVtDE&feature=channel

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エアポート‘80

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洋画メモ、NO,74、DVDレンタル

1979年、ユニバーサル、シネスコサイズ、123分

原題- The Concorde ...Airport ‘79

監督- デビット・ロールウェル・リッチ、撮影- フィリップ・ラスロップ、音楽- ラロ・シフリン

出演- アラン・ドロン、スーザン・ブレイクリー、ロバート・ワグナー、シルビア・クリステル、ジョージ・ケネディ

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エアポートシリーズ、最終回のもの。日本では公開が1980年なので、「エアポート‘79」とはしなかった。原題どおりでよいのに日本の配給会社はショーモナイ気配りをする。オープニングタイトルで、デカデカと「‘79」と出ているではないか。

今回、コンコルド旅客機は3回も危機にさらされ、それなりにハラハラ・ドキドキを楽しめる。ただし、ヒコーキファンにはツッコミドコロがあるが、それはのちほど列記。

そのヒコーキファンにはコンコルドの実写映像が観られて嬉しい。特にアルプスの谷間を飛行する実写は美しい。燃料投棄している映像も珍しい。

機内の撮影も、客室などは実機が使われているように感じたが、コックピットの撮影では、カメラが真正面から据えてあり、その位置から検討すると、やっぱり作り物のようだ。計器類は詳しく見せなかったが、操縦桿の形はあの通り。

飛行中の映像は、ミサイルとのシーンでは、ミニチュアを合成処理しているが、今のレべルと比較すると稚拙である。

ただし、コンコルドが海面スレスレより上昇するカット、および、空港に緊急着陸するシーン、雪原に胴体着陸するシーンはミニチュア特撮であり、そのレベルは高い。日本のミニチュア特撮だったら、もっとオモチャ然となっているだろう。

いつも思うのだが、向こうの名も知れぬ特撮マンがいい仕事をしている。滑走路のウェザリングや照明など、ちょっとデレク・メディングスの特撮に近い。

コンコルドが離陸、ローテーションする真下にスタントマンがいて、ジェット噴射を受けて滑走路を転がっている。私は、これは合成処理の映像ではなく、実際のスタントアクションと見た。決死の撮影。

ドロンとクリステルがホテルの一室で、二人きりで英語で会話している。フランス語でないと変だ。

映画の冒頭、コクピットのコ・パイ役で、テレビ「コンバット」のケイリー(ケイジ)を演じたピエール・ジャルベールを発見した。

撮影で使われた実機は、2000年に墜落した機体だということだ。

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・ コンコルド反対派が熱気球を飛ばし、着陸を妨害する。風まかせの気球で、滑走路上空まで到達することは不可能だろう。管制官が直前まで気づかないのもズッコケル。

・ カメラによる追尾の新型誘導ミサイルが、なかなかコンコルドに当たらない。そのカメラ誘導でロックオンするミサイルが、いつの間にやら赤外線追尾ミサイルになっている。このメカはベトナム戦争時代の古い方式のもの。

・ コンコルドがマッハ1の速度で飛行中、パイロットがコックピットの窓を開け、手を出して照明弾を発射している。 実際は手を出した瞬間、強烈な風圧で手首がもげてしまうだろう。銃も吹っ飛ぶ。

・ コンコルドのパイロットが、後方に位置している戦闘機のミサイル発射を、すぐさま察知する。バックミラーもないがどうやって見つけるのだろうか。

・ コンコルドがモスクワへ飛行するとなると、大陸の上空を飛ばなければならないが、そうなると音速以下の速度で飛行しなければならないだろう。マッハ2の速度はソニックブームの被害が少ない洋上のみで可能。

洋上におけるコンコルドのソニックブーム音の映像 ・・・ http://www.youtube.com/watch?v=oMOyeuDKAlg

・ コンコルドがロールするシーンが何度もあるが、やってやれないことはないだろう。ボーイング707のテスト飛行では、実際にエルロンロールが行われている。 ただし、コンコルドの大型デルタ翼機では、姿勢の修復が難しいかもしれない。

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渚にて

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洋画メモ、NO,73、NHKBS

1959年、ユナイテッドアーティスツ、ビスタサイズ、白黒、140分

監督- スタンリー・クレイマー、撮影- ジュセッペ・ロトゥン、音楽- アーネスト・ゴールド

出演- グレゴリー・ペック、エヴァ・ガードナー、フレッド・アステア、アンソニー・パーキンス

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SF映画ベストテンでは、たいてい10位あたりにランクされる作品。このソフトもなかなか手に入らないものだが、ようやく観ることができた。ただし、NHKBSのこの放送も3回目くらいではないだろうか。あの放送局は2.3年の間に同じ映画をシャーシャーと、(再)の文字を新聞のテレビ欄に付けずに何度も放送する。これは日本テレビの宮崎アニメの再放送もそうである。

その再・再放送のおかげで観ることができたので、文句も言えないが。

この映画、被爆国、日本国民の目には、放射線障害の描写が、ある部分ではあまりにも甘く、別の部分では大げさで不正確だと感じる。原作者と脚本家はもっと取材すべきだ。

それとも、1959年という時代では、あの程度の情報しか入手できなかったのだろうか。

それにしても、核戦争による死の灰で、北半球の人類が死滅するという設定は、現在では一笑に付されるし、当時の専門家も首を振っただろう。

ただし、当時の人の、深く静かに進行する放射能への漠然とした恐怖が、SF的にうまく演出されていた。

やがて都市の建物だけ残り、人も死体もいないということは、死体だけが散乱しているより恐ろしいことだ。潜望鏡で写される都会の静止した映像はショックだった。(どうやって人や車を消したのだろうか、スチル写真には見えなかったが)。

フレッド・アステアがダンスだけでなく、演技もうまいことが、この映画で証明された。ちょっとアルコールが入ったような、脂っぽい顔の疲れた表情がいい。

撮影監督は、フェリーニ映画などで活躍のイタリア人だが、なかなか巧いカメラワーク。斜めの構図で不安感を演出。タワーズとモイアが窓辺で会話しているシーンでは、その斜めの構図が左から右へシフトする。カメラの架台はどういうシカケなのだろうか。ヒッチコックが好きそうなテクニック。

モイアが酔っ払って、アステアのフェラーリの車庫を訪ねるシーンは、ほんとうにイタリア映画のようだ。エヴァ・ガードナーがイタリア女優っぽいのも一因だが。

この、映画。今の正確な科学資料にてリメイクされるべきもの。話はだいぶ変わってしまうだろうが。

ただし、テレビ作品でのリメークはあるようだ。

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