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リオ・ブラボー

リオ・ブラボー [DVD] DVD リオ・ブラボー [DVD]

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2008/06/11
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洋画メモ、NO,71、NHKBS

1959年、WB、ビスタサイズ、カラー、141分

監督- ハワード・ホークス、撮影- ラッセル・ハーラン、音楽- ディミトリ・ティオムキン

出演- ジョン・ウェイン、ディーン・マーチン、リッキー・ネルソン、ウォルター・ブレナン、アンジィー・ディキンソン

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ああ、面白かった。映画館を出た後のお客は、みんな幸福な顔をしているという映画。

黒澤明は、映画の出だしの10分間(この時間は記憶がアイマイ。5分、あるいは15分だったかもしれない)で観客を惹きつけなければ良い映画と言えない。と語っていたが、まさにその通りの映画だった。

オープニングの無言劇で、観客は、暇つぶしや、うたた寝をする種類の映画でないことに気づく。映画への期待度がぐっと増し、観客席での姿勢を正すことになる。

いろいろな役者のしぐさ・・・ マーチンのアル中で震える指。それに小道具・・・ 巻きタバコ、タン壷、ショットガン、ライフルなどが伏線として、後までうまく使われている。

形のある道具だけでなく、音楽まで、観客へのサービスを伴いつつ、重要な小道具として使われている。

西部劇おなじみの大平原や牛の大群など一切出てこない。

小さな街の中での出来事なのに、飽きさせない。空間が狭いからこそ、銃声や音楽が聞こえ、逆にストーリーを面白くさせるという工夫がしてある。

なんという考えられたウマイ脚本。

相変わらず、ジョン・ウェインは、無神経でデクノボー的態度ながら、実は思いやりがあるというカッコイイ人物。

ディーン・マーチンは、この頃、実際にアル中だったことがあるので、芝居が自然に見えた。イタリア系であることをウィキで知った。

歯抜けのウォルター・ブレナンという芝居の達者な役者を覚えた。うまい俳優さん。アカデミー助演賞を何度か受賞している。

コロラドを演じたリッキー・ネルソンという人が有名な歌手だとは知らなかった。俳優ではないので、芝居は多少硬い。

私は今まで、リオ・ブラボーとはジョン・ウェインの役名だとばっかり思っていた。

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コメント

私も観ましたよん♪ほんと、面白い西部劇ですよね~。無言劇から始まって、ラストはダイナマイトがドッカーン!締めはジョン・ウェインとアンジー・ディッキンソンのロマンス!途中のディーン・マーティンとリッキー・ネルソンの歌も良かったです!
リッキー・ネルソンは中学の時、熱狂的なファンが同級生にいました。ジョン・ウェインが、ダイナマイトの横にいるウォルター・ブレナンに言った「そんなところにいたら若死にするぞ」には笑ってしまいました。コメディありアクションあり・・・と、ゴキゲンは映画です!ジョン・ウェイン万歳!

投稿: マーちゃん | 2009年7月20日 (月) 16時54分

マーちゃん。こんばんは。
ほんと、楽しい映画でした。黒澤明もこういう肩の力のとれた娯楽物をたくさん造ってくれれば良かったですね。そうそう、あの歌はヒットしたそうですね。リッキー・ネルソンはアメリカではホームドラマでもおなじみの人だったようです。映画のなかの歌もギターも地だったのですね。あの爺さんに「若死にするぞ」は私も笑いました。投げたダイナマイトにライフルの弾を当てて爆発させるというのは無理がありますが、映画に乗ってきてますので許しちゃいます。ほうとうによく練られた黒澤的娯楽映画でした。
「日本元気劇場」はそちらからはほんとうに遠いですよね。一拍二日はいると思います。
こちらからは高速で2時間くらいでしょうか。体験記を写真入りでレポートしたいですね。

投稿: スタンリー | 2009年7月20日 (月) 20時34分

コメントありがとうございました。
ふんだんに見せ場が用意されていて、ほんとうに、娯楽度100%の西部劇と言えると思います。
例えば、逮捕したジョーを護送できないチャンスの心理が手にとるようでした。街はネイサンに包囲されている。マーシャル(だったかな?)保安官が引き取りに来るまで数日間かかる。それまで留置して置かねばならない。一応、ウォルター・ブレナンに監視させてはいるが・・。といったところなど、見ていてワクワク、ドキドキという感じで、、。
TBさせていただきました。

投稿: アスカパパ | 2009年7月21日 (火) 16時55分

アスカパパさん。こんばんは。
仰るように留置所のジョーを動かせないという制限がまたうまいシナリオですね。できれば連邦保安官が来るまでの時間の日にちの流れがはっきりすればもっと面白くなったかもしれませんね。そうでした。老いたブレナン一人に監視させるというスリルもありました。彼で大丈夫なのかという。でも、最後に大活躍してくれました。

投稿: スタンリー | 2009年7月21日 (火) 20時12分

ご無沙汰しています。
スタンリーさんが、リッキー・ネルソンを知らなかったとか、リオ・ブラボーが役名と思っていた、なんてそれこそシャーシャーと書かないで下さいよ。プロではないから間違いがあっても仕方がないけど、「今の天皇が昭和天皇の息子とは知らなかった」と同じで、もうがっくりです。皆さん遠慮して・・。ストレートでごめんなさい。

投稿: ロンリーマン | 2009年8月 2日 (日) 12時27分

ロンリー・マンさん。おひさしぶりです。お体の具合はいかかですか。
お叱りの言葉、ごもっともです。このあまりにも有名な西部劇を今まで観ていなかった、リッキー・ネルソンを知らなかったというのは、ファンには唖然とすることでしょうね。私の知識はこんなものなのです。笑
有名な映画を避けるというヘソ曲がりの結果であります。そのことをあえて書くというのも、「観なかった、知らなかったのドコが悪い」というファンに対する無礼な逆ギレでもあるのですが、これは私の偏屈な性格によるもので、どうか平にお受けください。私は実は歌が苦手で、ネルソンはほんとうに知りませんでした。でも、エレキの寺内タケシさんだって、ロシア訪問のエッセイの中で、スビャトスラフ・リヒテルのことを「リヒテルだかフヒテルだか知らない」と書いていることにはショックを受けたものです。音楽のプロがリヒテルを知らないとは驚きました。

投稿: スタンリー | 2009年8月 2日 (日) 13時50分

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 タイトル・バックは何時も見慣れている西部の砂漠風景。 [続きを読む]

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